今回の日本一時帰国で密かに楽しみにしていたこと…。
それは、恐山の宿坊に泊まること
日本三大霊場の一つ、青森県の下北半島にある恐山。
(霊場=死者の霊魂が集まる場所)
http://mutsu-kanko.jp/guide/miru_01.html
数年前に訪れた際、極楽と地獄が隣り合う光景に衝撃を受けて。
それ以来、もう一度行ってみたいと思っていた場所。
今回、恐山にある宿坊の予約が取れたので、行ってきました。
新幹線で青森県の八戸駅、そこからローカル線で下北駅まで。
さらにそこから1日数本しかないバスの終点へ。
遠い…からこそ、到着した時の感動といったら
中程には湖が。
3.11東日本大震災を受けて建てられたそう。
左右には「鎮魂」と「希望」の鐘。
静かな湖畔に鐘の音が響き渡ります。
あまりにも強い酸性のため、ほとんど生き物が住めない湖。
その荒涼とした光景はまさに「地獄」。
見た目以上に急な橋は登るのがやっと。
現世での行いに応じて行く場所が決まるとのこと。
今までの自分を振り返って…。
「絶対に目にお湯が入らないように気をつけて。もし入ったら病院行きだよ」
と宿坊の方にはきつく言われました。
こんな温泉初めて
館内放送で呼んでくださる
独り占めできる贅沢
宿坊のお坊さまとお話しする機会に恵まれて。
「死んだら山(=恐山)に行く」と言われて彼は育ったそう。
今は全国各地からたくさんの人が恐山に登ってくるとのこと。
様々な思いで登るのだろうなぁ…。
今回の滞在で思ったこと。
それは…
- 誰でもいつか死ぬ
- 死後の世界に持っていけるものは何もない
- 自分としての一度きりの人生を精一杯生きよう
5月から10月しか開山していない恐山。
またいつか行こう
宿坊の皆さま、ありがとうございました。
本当に有意義な滞在でした。
シンガポールの情報をもっと知りたい方はこちら↓