★104話 極楽と地獄に行って来た! | ★旅好き食好き女子のシンガポール→フランス生活

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2017年から始まった海外生活は、舞台をシンガポールからフランスへ変えて続きます。

今回の日本一時帰国で密かに楽しみにしていたこと…。

それは、恐山の宿坊に泊まること!

 

 

日本三大霊場の一つ、青森県の下北半島にある恐山。

(霊場=死者の霊魂が集まる場所)

http://mutsu-kanko.jp/guide/miru_01.html

 

数年前に訪れた際、極楽と地獄が隣り合う光景に衝撃を受けて。

それ以来、もう一度行ってみたいと思っていた場所。

 

今回、恐山にある宿坊の予約が取れたので、行ってきました。

 

 

新幹線で青森県の八戸駅、そこからローカル線で下北駅まで。

さらにそこから1日数本しかないバスの終点へ。

 

遠い…からこそ、到着した時の感動といったらキラキラ

 

 
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入山料500円を納めて足を踏み入れると、立派な門とお地蔵さまが出迎えてくれます。
 
 
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立派な卒塔婆。
 
 
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一周40分ほどの霊場。
中程には湖が。
 
3.11東日本大震災を受けて建てられたそう。
左右には「鎮魂」と「希望」の鐘。
 
静かな湖畔に鐘の音が響き渡ります。
 
 
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その名も「極楽浜」。
 
あまりにも強い酸性のため、ほとんど生き物が住めない湖。
 
 
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いたるところから噴気や温泉が吹き出ている霊場。
その荒涼とした光景はまさに「地獄」。
 
 
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地獄と地獄の間に極楽。
死後の世界があるとしたらこんな光景なんだ…。
 
 
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恐山の手前にある「三途の川」。
見た目以上に急な橋は登るのがやっと。
 
 
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三途の川の手前にある石像。
現世での行いに応じて行く場所が決まるとのこと。
 
今までの自分を振り返って…。
 
 
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霊場には温泉が湧いていて、ここで身を清めてからお参りするとのこと。
 
 
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「女湯」「男湯」「混浴」があって、それぞれ酸性の強いお湯。
 
絶対に目にお湯が入らないように気をつけて。もし入ったら病院行きだよ
と宿坊の方にはきつく言われました。
 
こんな温泉初めて!
 
 
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宿坊では朝夕の食事が決まった時間に出されます。
館内放送で呼んでくださるむらさき音符
 
 
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月夜に静まり返った境内。
独り占めできる贅沢キラキラ
 
 
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湖の湖畔に供えられた花々。
 
 
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日の出の境内。
 
 
宿坊のお坊さまとお話しする機会に恵まれて。
死んだら山(=恐山)に行く」と言われて彼は育ったそう。
 
 
今は全国各地からたくさんの人が恐山に登ってくるとのこと。
様々な思いで登るのだろうなぁ…。
 
 
 
今回の滞在で思ったこと。
それは…
  • 誰でもいつか死ぬ
  • 死後の世界に持っていけるものは何もない
  • 自分としての一度きりの人生を精一杯生きよう
 
 
5月から10月しか開山していない恐山。
またいつか行こうむらさき音符
 
宿坊の皆さま、ありがとうございました。
本当に有意義な滞在でした。
 
 


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