シンガポールで子育て

シンガポールで子育て

2013年よりシンガポールで2児の子育てをしています。日々の生活の中で、記録しておきたいことを中心に綴ります。

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今、子育てをしていて、育児休暇中です。
シンガポールでの育児環境が抜群によいからかもしれませんが、今の生活が本当に幸せです。

会社を休ませてもらっていることに対して申し訳ないと思う気持ちや、こんなに長く職場を不在することに対する焦燥感は、もちろんあります。

しかし、キャリアの為に早く復帰したいとか、子育てだけの生活は自分に向いてないから復帰したいという気持ちは…ありません。

日本に帰り次第、復帰させてもらう予定ですが、復帰する理由は2つです。


ー 子供達のために、100年後も平和で安全な地球であるよう、仕事を通じて何かやりたい

ー 自分の子供に、いきいきと仕事する自分を見せたい


20代後半から産休を取るまでの約10年くらい、自分なりに一生懸命仕事したと思います。出世コースとはかけ離れていましたが、辛いことも沢山ありましたが、自分なりに仕事に対する責任感を持っていました。一緒に良い仕事をしたいと思える人達と出会え、頑張れました。

しかし、その根本にあるものは

人間なので、人間社会で活動することは当たり前

みたいな感じでした。
ですので、あまり仕事をしてないように見えてしまった人のことを、羨ましく思ったり、逆に疎ましく思ったりしていました。

今思うと、自分にとって、働く理由が明確ではなかったから、あんな邪悪な考えが頭の中をぐるぐる回っていたのではないかと思っています。


復帰したら今の生活とは全く異なる、良い意味でも悪い意味でも慌ただしい日々になるのでしょうが、明確な働く理由を時々思い出せたら、前向きにいられるのではないかと思っています。

そう単純なことではないとは思いますが。



それにしても時々考えてしまうこと。

自分が仕事をするためには、本当はずっと一緒にいたい自分の子を、お金を払ってまで人様に預けるしか方法がないのか。

もしかすると、預かってくれる人も、他人の子を預かったお金で、自分の子を人様に預けて働いているかもしれないのに。

なんか、負のサークルというか。。



前にも書きましたが、ママになってよかったことのひとつは、幅広い年齢層のお友達ができたことです。

そんな中で、常日頃から感じていることがあります。


高齢出産ママ達は、若いママとくらべると、不器用で気の優しい人が多い気がするのです。

若いママは、出産後は手際よく母乳育児を開始するか、出が悪い場合は混合もしくはミルクにさっと切り替えて、自分の育児スタイルを楽しむ。

に対して、いつまでも完全母乳に憧れ、頻繁授乳に挑戦して疲れ果てる日々を過ごす。

若いママは子供の寝かしつけが何故かお上手。さっと寝かしつけて、ゆっくりランチしたり趣味の時間を作ったりできる。

に対して、子供がずっと愚図っていて、ほぼ一日中抱っこか授乳している。


若いママは、ある時期がきたら完全母乳だったにも関わらず、上手く卒乳している。

に対して、混合にも関わらず、卒乳訓練期間?が非常に長い。

ま、上記は自分にも当てはまることだったりしますが。あともちろん、全員がそうなのではなくて、私のママ友の中での、私が感じる全体的な傾向だけの話ですが。

そもそも、若くして出産しようと思えている時点で、既に器用な生き方をしていると思うのです。

私なんて、結婚もまあまあ遅かったですが、子供が欲しいなと思えたのも30代半ば、そしてその後の出産です。

高齢出産は体力的に不利は面はあるけれど、ある程度好きなことをやってからの出産なので、育児に専念しやすいっていいますよね。

それって本当だと思います、但し自分の場合に限って!
ほんと、私がもし10年前に出産していたとしたら、色々未練が残る中での育児になっていただろうと思います。なので私は、自分の高齢出産を後悔していません。今が楽しいのは、自分にとってよいタイミングで出産できたからだと思っています。

けれど、まわりの若いママは違ってそうなんです。私の10年前の年齢なのに、精神年齢は私と同じというか。私だったら未練が残っているはずの年齢なのに、しっかり育児を楽しんでいるんです。

なんなのでしょうね、この違いは。

けれど、自分のことはともかく、この不器用なママ達のこと、私は嫌いじゃありません。むしろとっても好きなんです。

おっぱいが出なくて、泣きながら義母に育児書見せながらマッサージしてもらった話とか。

私が子供用のおやつを忘れたら、自分の子供を泣かしてでも半分分けてくれたりとか。

日々の生活でも相当疲れてるのに、遊びに行ったら申し訳なくなるくらい、自分の旦那や子供をさしおいて大歓迎してくれたりとか。


とっても愛すべきママ達なんです。
いや、愛さずにはいられません。


現在3歳半の息子。

多分、妹ができたせいもあるのだと思うのですが、毎日こんな感じです。


あのねぇ、○○(自分の名前)ねー、ママだいすき!
だってぇー、ママかわいいもん!


とか


○○ねー、ママにちゅっするね。
(チュッ)


とか


ママぁ~、みててね、みててね。


とか


ママぁ~、おいで おいで。


とか


○○ねぇ、ママとあそびたい!


とか



ママぁ、○○これできたよ!


とか


(パパに歯磨きされようとした時やお風呂に誘われた時)
ママがいい、ママ!!


とか。


本当に、可愛いすぎます。

けれど、下の子が愚図っている時や用事がある時、もしくは自分が疲れている時などは、ハァ~っとなってしまい、遊ぼうって言われても容赦なく断ったり、遠慮なく嫌な顔をしてしまいます。異常に怒りっぽくなってしまう日もあります。

そしてその度に、「今しか味わえない、特別な日々なんだから…」と反省する毎日を過ごしています。





子供って、思っていることすべてを親に言わなくなりますよね。


つい先日まで、そういう日がくるのはまだまだ先だと思っていました。親として、人間として、間違って対応をしてしまっても、次回挽回すれば大丈夫って思っていたんです。

けれど最近、まだ3歳半だけど、コヤツもうしっかり考えとるなって思ったんです。



子供扱いせず、ひとりの人間として向き合わなきゃ。



本当は、生まれた瞬間から、こうしなきゃいけなかったと思うのです。

いや。

こうしようと最初は思っていたのですが、子供が自分の要求を言葉で表せるようになったあたりから、忘れてしまっていたような気がします。



私が子供に対して、その時の気分で大人げない対応してしまうと、子供は心の中で

「ママってこういう人なんだなぁ~」

って考えるようになる。
そして、子供なりにママという「人」を理解して、言葉に出さずに我慢してしまうことができてしまう。

「ママにはこれは言っても大丈夫だけど、これは言わない方がいいな」

って子供に考えさせるようになってしまう。


自分の息子に、すでにこんな思いをさせていたかもと思うと、悲しくなります。
まだ3歳半の息子、ごめんよー。



親になるって、本当難しいなぁと思います。


こういうのってよく聞くありふれた話ですけど、なかなか自分にあてはめて考えることができませんでした。


これから、日々精進したいと思います!

以上、決意表明でした!!