アメリカに来て既に1年以上経過しておりますが、入国が12月の末だったため、前年度の確定申告は免除されておりました。
が、今年からは必須
夫の会社では1年目だけはDeloitteが担当してくれるのですが、それでも面倒臭い…。
とりあえずSSNの取得のできない私はITIN取得があるため、先回りして延長申請を出したらしく、我が家は5月ではなく10月までに済ませる予定。
厄介1:海外の口座
Deloitteのオンラインプラットフォームに、該当部分一つずつ入力をしていき、アメリカの口座情報だけでなく、他の国にある口座を全て入力しました(10,000ドル以上の預金があるもの)。
私は楽天の証券口座を締め忘れてしまっていて(しかもまだ売ってないやつもあった)、2022年の最初に慌てて全部売ったりしたので、それもすべて申告しなければならず、かなり厄介でした。
楽天証券はアメリカでは開けず、海外居住で使用していると凍結の可能性もあるので、普通は渡米する前に全部清算してからくるんですよね…。
コロナのビザ制限でいつ来れるかわからなかったので油断してました
日本帰国時に使えるよう、他の普通銀行口座も勿論残してあります。。
アブダビで利用していた銀行口座も、最後の夫の給料が振り込まれるまでには出国しなければならなかったため、いまだ口座が残っているので申告対象。
しかも、これ、コロナで入国すらできない期間がずっと続いたにも関わらず、その間にオンラインログインを凍結されてしまい、ずーっと他へ送金して口座を締めようと奮闘していたのですが、メールも無視され、国際電話かけても解決せず、現地に来いの一点張りで、もはやこの口座のお金を受け取れる日は来るのかすら不安な状況です…。
その前のシンガポール口座も1年前くらいまで使用していて、海外口座が結構数多くあり、それもより面倒にさせている要因になっています。
来年は2つくらいは閉めてある予定なので、ちょっとはいいかな…。
アメリカに長期滞在予定の方、渡米前に海外口座の整理を強くお勧めします。。
厄介2:ITIN取得
もう一つ厄介なのが、私のITINナンバー。
ITINナンバーはSSNが取れない人が税金申請するために必要なナンバーなのですが、現在は確定申告時に同時申請しか受け付けてもらえないというルールがあります。
一年目は申告がなかったため申請ができず、今年初の申請。
まず、ビザの種類的にSSNが取れる方の方が多いみたいなので、あまり詳しい情報が載った記事もなく、最初ちんぷんかんぷんだったので、ITINについて結構調べました
ちなみに、DeloitteはIRSも公認のアシスタントオフィスなのですが、パスポートの承認などをして変わりにITINの申請を出すことはできないようです。そのため、ITIN取得が必要な家族がいる場合、ITIN申請に必要なW-7やメインの1040の書類は作ってくれますが、実際の申請はしてもらえませんでした。
調べた内容↓↓
- ITINナンバーはSSNが取得できない人で、確定申告が必要な人がIRSに申請できる
- ITINナンバー単独の申請は受け付けておらず、必ずその年の確定申告書類と同時申請となる
- ITIN申請方法は次の中から
- 直接IRS Taxpayer Assistance Centerに行き、パスポートとビザを提示し、確定申告とITIN申請を同時にする(要予約、メインの申告者だけでなく、ITIN取得の必要な本人全員が出向く必要あり)
- 日本大使館、領事館にパスポートのCertified copyを依頼し、それとともに確定申告を郵送する(※大使館などが近くにあれば一番負担がない方法。大使館に取りに行く際は本人が行く必要あり。)
- IRSへパスポート原本と確定申告書類を送付する(紛失の可能性が高いので、誰も推奨していない)
- ITINの知識のある担当がいる曜日が限られているので、オフィスでの申請の予約には数か月要する事もある
- ITIN取得には7週間ほどかかる可能性がある
- ITIN取得→確定申告が完了となるため、余裕を持ってITIN申請をする必要がある
配偶者も全ビザタイプでSSN取れるようにしてくれたら一番いいのに
厄介3:支払い
なので、これは申告とは別途5月の期限内に支払う必要がある、とのこと。