アイルランドで無保険で治療して早半年以上。

ルートカナル専門医まで行って、結局抜歯になった悪夢の日々。

 

あれはもうアメリカで繰り返すまい、とここでは保険に入っております。

そろそろ定期健診いかなきゃな~と思いつつ、すっかり忘れておりました。

 

 

が、目が覚めて寝れなくなった早朝、ふと布団の中で思い出した。

気づいちゃったからには予約してしまおう!

と翌日面倒臭い気持ちを押し殺してin-networkの歯科医を探し、予約。

 

 

一番近い歯科医が良い評判しかなく、ここなら…と電話。

すると、「今新患とってないの、ごめんなさいね~」と断られてしまいました…ネガティブ

えーどこのサイトにも新患受付中って書いてたのに…。

 

気を取り直して、そこから遠くない歯医者をチェック。
全体の評判はいいんだけど、悪いレビューが「いらない治療をされた」「してない処置代が請求に入っていた」「金のためにすすめる」など、無視しずらい内容えー?

夫に相談すると、検診に行くだけだから大丈夫じゃない、とのことで、ちょっと不安もありつつ予約しました。

 

 

そして検診当日。。。

 

キレイな院内キラキラ

緊張しながら椅子に腰かけたのですが、歯科衛生士さんにアメリカの歯医者さん初めて~と言ったら、「ここに来る前どこにいたの?日本?」と言われて、あまりに自信満々に日本と出されてちょっとびっくり。

よく考えたら、保険会社のポータルに、第一言語に日本語を選択していたのを思い出し、そこの情報まで見てくれてたのかな、とポイント上がりました(単純w)。
後から夫も検診に行ったんですが、ドクターも私が妻だということをわかっていて、話を振られたらしいですあんぐり

細かいところまで情報共有されてるってなんか安心する。
かといって、腕が良くないと困るんですが…笑い泣き

 

検診の流れ

  1. X-rayで個別(8枚くらい)と全体を撮る
  2. 3Dスキャンで全体の型を取る
  3. カメラで歯の表面を撮影(全体)
  4. 歯周ポケットチェック
  5. クリーニング(機械)
  6. クリーニング(手)
  7. フロス
  8. 歯科衛生士から歯肉についてのコメント
  9. ドクターが来て、歯科衛生士の診察結果を聞きながら、抱える悩みに沿ってコンサルテーション、治療プランの提示

日本でもこんなに検診でたくさん何かされたことなかったので、アメリカの検診素晴らしいと思ってしまいましたお願い

しかも保険があるから、これ年2回無料(保険によっては4回だったりもするらしい)。これは行かなきゃ損だわダッシュ

 

ドクターから言われたこと

 

レビューにいらない治療された~とか書かれてたので、めちゃくちゃ身構えてました。

が、指摘されたのは私も気になっていた奥歯の銀のクラウン。
もう20年くらいたってるのではないか?と思われるようなものだったので、いつかはかぶせなおさなければ…と思っていたのですが、その隣の歯に何やら怪しい浸食があるとのこと。

とりあえずそれはやっておくことに。

それ以外は気になっていた矯正でインビザラインができるとのことだったので、そのビフォーアフターもその場で作ってメールに送ってくれたりしました。

まず治療、それから矯正したら、ホワイトニングまでできるよ、という感じで、確かに営業っぽさはあったけど、基本的には親切だし、自分が興味ない事は掘り下げてこないし、悪いレビューのような感じではなくてよかったです。

 

アメリカの歯医者で驚いた事

 

検診内容を端折られないように、事前にほかの方のブログなどでチェックしてたんですが、その時に、

「ゆすぎは、水の出るストローと水を吸うストローが口に入れられて、椅子に座ったままで完了する」

という感じのことがいくつも書いてあってどういうこと???となってました。

そしていざその時…

確かにビニールストローみたいなやつから水が出ていて、それでゆすぎが必要な部分を洗い流し、そのあとすぐに別の吸引ストローで大方の水を吸い取られたあと

「close your mouth」

といわれました…!

これだ~!と思ったものの、いまいち仕組みを理解していなかった一回目。口を閉じたものの、そのあとどうしていいかわからず、舌しか吸われてなかったら意味ない?と吸引口から舌を外したところ、口内の空気を一気に吸われ、あやうく窒息するところでした爆笑

口開けて!開けて!と衛生士さんも若干焦らせた(笑)

初めてする方は口を閉じたら、1,2秒ですぐ口開けてください(これやったの私だけ?笑)

 

検診後

 

受付まで案内され、そこで「Treatment Plan」なるものをもらいました。

そこには、予定している

  • 治療内容
  • コード
  • 歯の位置
  • フィー
  • 患者負担費用
  • 保険負担費用
  • オフィス

という項目が。

インビザラインの見積もお願いしていたので、それも入ってました。

 

こんなに丁寧に表にしてくれているのに、それでも請求ほんとわかりにくいチーン

 

このフィーとオフィスというのが厄介なんですが、調べた限り、

 

Fee ⇒ 治療内容ごとに保険会社が歯科医と示し合わせている費用

Office⇒ 歯科医が通常請求する費用

 

という事っぽいです。

 

保険としても年間の上限に達するまでは、通常50%くらい割引になるのですが、それとは別にこの保険会社が設定している費用っていうのもありがたいな、と思いました。

 

例えば私がもらった請求(確定前のプランですが)

クラウン(ポーセリンセラミック)- Fee $726 / Office $1439

なので、保険がないとそのまま1つ$1439だと思います。

これが保険に入っていると保険が定める上限の$726に。私のプランだとここからさらに50%保険が負担なはずなのですが、渡されたプランでは35%にしかなっていませんでした。

 

この日は私も保険をそこまで理解してなかったため、一度持ち帰って調べまくったのですが、やはりベネフィット詳細には50%になっている…。

受付の人に出し直しをお願いしたところ、奥歯に当たる位置だと通常はもれなくダウングレードされる(50%⇒35%)そうです。。。

でもベネフィットかなりくまなく確認してたけどそんなのどこにも書いてないしな~と、「後から保険会社とネゴシエートできるもんですか?」と聞いたら、できるわよ、とのことなので、請求書が来たら連絡してみようかなと思ったり。
一応歯医者の方でも2~3週間後に請求が来たらもう一度確認してくれるとは言っていましたが…。

なにこの行ったり来たりの不明瞭な支払いチーン

 

50%にならないのはちょっと悔しいですが、日本に比べるとかなりお高い歯科医療とはいえ、クラウンに関しては保険を使ってみると日本で保険適用外のセラミックなら意外に同じくらいの費用のようです。

 

デンタル保険は夫の会社の場合、通常保険にプラスで支払ってつける感じなのですが(とはいえデンタルはデンタル専門の別保険会社への登録になる)、月$10弱だったはずなので、年間$120プラスで夫も私も年2回検診受けれて、治療費も割安になったのを思えば、うちの場合はつけといてよかったかなと思います。

(特に歯の不調が多い私がいるので…)

 

実際に治療にも行ってきたのですが、長くなったのでその話は別で鉛筆