前にコークに行ったときに気になってた街、コーヴ。

 

 

街のアイコン、コーヴ大聖堂裏に大きな無料駐車場があって、観光客にも優しい街。

※街中のパーキングにも、コークカウンシルのFree Parkingというステッカーが貼ってあったので、大体どこでもとめていいのかも。

海の近くにも無料パーキングエリアの看板がありました。

 

大聖堂ではこの日結婚式の日で、装飾も相まってめちゃくちゃ素敵でした。

リボン等の装飾もなく、キャンドルライドの優しい明かりと、白基調のお花のアレンジがシンプルにオシャレ。

ちょっとだけ音楽(ギター)のリハーサルもしていたのですが、やっぱり聖堂の中で聞く楽器の音って格別です。

 

装飾、ステンドグラス、どれをとっても、ほぉー…という声が漏れます。

 

パイプオルガンも素敵。

 

 

教会のすぐ手前からはコーヴの街が一望できます。

 

ここもコーヴの写真でよく出てくる急な坂道に連なる家。

この家のある通りに「West View Park」というちっちゃな公園があって、そこからだとこの家々を教会バックに写真が撮れるはず。

が、この日めっちゃ寒くて、坂がきつくて、そそくさと歩いて通りすぎてしまった私達…。(笑)

 

 

教会から下の街の中心に降りていくと…。

傾斜のある街並みにこの教会がそびえたつ風景がすごく良い…!

 

 

 

さてさて、このコーブと言えば、英クイーンがアイルランドで初めて降り立ったという場所で、それからクイーンズタウンと呼ばれていた時があったそうです。

その時にタイタニックがアメリカへ向けて最後に寄ったのが、ここです。

 

そのためこの小さな街にもタイタニックの博物館があります。

 

 

2つ、タイタニックエクスピリエンス、ヘリテージセンターでタイタニックの展示があるので迷ったのですが、

乗客にスポットを当てた博物館と言うのが気になってタイタニックエクスピリエンスにしました。

 

 

 

入口のチケットブースもちょっと時代を感じるようなデザイン。

 

 

博物館の建物は実際にタイタニックを所有していたホワイトスターライン社の事務所というのもポイント。

 

タイタニックの航海が1912年だったのを考えると、110年くらい前のお話なのですね…!

 

学生の時に友達とぞろぞろ映画を見に行ってパンフレットを買ったのを思い出す…

周りのディカプリオ人気も最高潮だったな…。

※帰ってタイタニックを見直したのですが、当時のレオ様は自分の記憶よりも遥かにイケメンでびっくりしました(笑)

 

この博物館、ブースでチケットを買うと、その時実際にこのコーヴの港からタイタニックに乗った乗客と同じ内容のチケットが渡されます。

 

私はマーガレット・マニオン?さん。

夫は、アメリカ大統領と同じ名前のジョン・ケネディーさん(リムリック出身だった)

義父は希少目な2等の人!名前を忘れてしまいましたが…。

 

「あなたはマーガレットさん、今日は3等に姉妹と一緒に乗るわ」

とか、プチ情報を最初にもらえます。

 

ただ、私達がいったのが開始ギリギリだったため夫と義父は何等だったかくらいしか言ってもらえなかった(笑)

まあ、あとあと情報を見れるのですが、やっぱり今からタイタニックに乗る気分で見るとすれば、やっぱりチケットもらったときにちょっとした情報はある方が色々感じられるのではないかなと思います。

 

博物館内では、当時の乗客と同じように出発の案内を受け、タイタニックの説明を受け、客室に進んでいきます。

 

実際に3等と1等の部屋がこちら。

 

3等:洗面器はただそこにたまるので、毎回捨てに上の階まで行かなければならなかったそう。

 

1等:もはや普通の部屋

 

この先は別部屋で、当時助かった人の体験談をたどりながら、ボートで脱出後、タイタニックが沈むのを大画面で見ます。。。アセアセ

氷河のあるような海、どんだけ寒かったかなー…。

(乗客はほぼ寒さでなくなっていますし、沈没直前にアルコールを飲んで生存した方の説明もありました。)

 

 

一通りのツアーで当時の環境や出来事がわかったところで、後は展示エリアを自由散策。

 

真っ先にあったのがこれ。

蓋を開けると当時のタイタニック内のにおいが嗅げる(笑)

 

なんかどれも古い感じのにおいがしました。

 

ちょっと面白かったのは、当時の給料や物価の比較を見れるタブレット。

昔と思えば思ってるよりお給料良いな…と言うのが私の印象で、

レストランの料金も今より高かったのですが、ビールだけ当時のが全然安い。

と言うか、ビールをわざわざ別に紹介するあたり、アイルランドを感じました(笑)

 

 

そして、乗客に関する情報が見られるスクリーン。

 

3等なら助かっている可能性低かったりするのかな…とドキドキしていたら、

なんと私と夫は助かっていたけど、2等の義父は助かっていなかった。

 

当時婦女子を優先で、という指示の元の避難だったので、夫のジョン・ケネディーさん、悲劇運と強運の持ち主と言う事だろうか…。

やっぱり名前って何かあるのかな…と思ってしまう。

 

 

どうして乗ったのか、そしてその後の人生も読んで、

なんかちょっとだけ昔の人と繋がった感じがしました。

 

この乗客チケットですが、全くのランダムでもらうかというとそうではない気がします。

チケット売り場のお姉さんの手元を見てると、私も夫も義父も別のコーナーから選んで出してたので、大体お姉さんが見た目で判断して同じような年齢、性別になるように采配している模様。

 

コーブから乗った人はアメリカで新しい人生に賭けていた人が多く、123人のうち、3人が一等客、7人が二等客、その他の113人は三等客ということで、1等・2等は当たる可能性は低そう。

 

義父は年齢と性別的にチャンスが高かったのかな??

 

 

展示スペース自体は小さいのですが、なかなかこういう感じの博物館は珍しいので、今後VRとか現代の技術を入れてアップグレードしていけたら、もっと当時をリアルに感じられるような今後も楽しみな博物館になりそうです。

 

 

 

 

 

ちなみに、このコンセプトにあまり興味ない場合はヘリテージセンターの方が良さそうです。

こちらもレビューが良くて、タイタニックについても説明もしっかりあるみたいですし、それ以外の歴史についても学べるので、タイタニックよりこちらの方が…と推すコメントも見かけました。

 

ヘリテージセンターの建物の中もちょっと駅みたいになってます。

 

 

 

 

今回は義父も特に興味ないということで行かなかったのですが、他にも観光の目玉として、コーヴからいけるアイルランド版アルカトラズ、スパイクアイランドがあります。

 

夕方の上陸は特に人気の様で、私がチェックしたときも結構埋まっていました。

 

コーヴはとても小さいので結構すぐ見終わりますし、このスパイクアイランドツアーと併せて予定を組むと丁度良いかなと思います。

 

 

 

 

 

最後に不動産屋に飾ってたポット

これ以外にもいろいろな種類があって可愛かった♪