歯が痛い騒動で全然かけていなかったウィックローの週末旅行の続き。。。
ウィックローに来たかったのが、アザラシともう一つ。
クレンダロッホの湖畔エリアでした。
TVシリーズ「Vikings」の撮影がこのあたりでされたと見てから、ずっと来てみたかった場所。
※結局ざっくりしか調べていかなかったら、物語メインの村Kattegatは行ったところとは別の湖だったので、もう一度来なくては…!と思っているところですがw
ビジターセンターのところに無料駐車場があり、そこがおすすめと言う記事を見て向かったのですが、11時過ぎについたら案の定すでに満杯。
それでも問題なく入れたのですが、入口で€4取られました(笑)
もう無料ではなくなっているのか、この繁忙時期だけ有料になっているのか…。
とりあえず全部の車入れているようで、私達はスタッフの誘導で駐車場内の通路に駐車。
帰り15時半頃にはすでに駐車場脇の草むらまで車がみっしりとまっていたので、駐車場自体が満杯でもとりあえずとめれるんだと確信。
前情報ではビジターセンターが閉まっていて、トイレにも入れてもらえなかったという口コミがあったのですが、トイレは今はもう17時まではあいていて割とキレイでした。(ビジターセンターはまだ閉鎖中。トイレはビジターセンター隣接の左側の建物)
■ルート地図
グレンダロッホにはたくさんのルートがあり、
レベルもそれぞれなので、その個人・グループにあったものを選べるのも魅力。
私達はGreen⇒Whiteルートを選択しました。
今はコロナのためWhiteルートにはOne Wayルールが適用されているのですが、人数の多いグループほど全無視で、違うサイドから歩いてくる人が多い…
案内には、Miner's road側からは入らないでくださいとなっています。
本来のルートは上り坂の滝Poulanass Waterfall方面からのスタートなのですが、おそらく一番風景のきれいな谷までずっと平坦な道の続くMiner's road側から意図して皆歩いて、miner’s village で折り返して帰ってる…?
実際谷を過ぎた後から、逆流してくる人達が倍増しました…。
谷の風景が一番きれいなので、わからなくもないけど、一応OneWayの意味なくなるし守って欲しいナ
Whiteルートを全て歩く場合は、谷周辺は岩ゴロゴロの道になって結構登っていくのきつそうなので、ルールがなくても滝側からの順序でよいかなと思います。
これ下りは下りで足に負担かかるので大変な部分もありますが…。
▲アッパーレイクのインフォメーションセンターはお庭があってなんかカワイイお家
さて、Whiteルートを順を追って振り返ります。
滝と清流の道
まずは、ちょっと上り坂。
小川が流れる横を登っていきます。
森林の中の水の音ってすごい癒される・・・。
木が切られてちょっと寂しい道
先ほどの坂を上っていくと、視界が開けたエリアに。
たくさん伐採してあって、ちょっと寂しい気持ちになります。
伐採の理由はわからないんですが…。
緩やかな坂道を何度か折り返しながらひたすら登るエリアです。
反対の山は紫の花?草?でおおわれている。
湖を目下に平坦な道
ここからは舗装の板の上をまっすぐ歩いて行きます。
駐車場から通ってきたモナスティックシティとローワーレイクが見えます。
そしてアッパーレイクに沿って真っすぐ歩く。
最後の階段攻め
どこかのサイトに600段ほどと書いてあったかと思います。
ちゃんとした階段なのでまだ登りやすいです。
今から目指す鉱山労働者の谷が見えてくる。
土砂崩れ見たいなのが見えますが、ここまでは(まあキレイだけど人が多い割に特にかな…)と思ってました。
実際夫にもそんなこと言ってましたw(あとでこの発言は撤回)
鹿がくつろぐ草原
階段を登りきると前までと同じく舗装の道が少し続き、そのあと次第に谷へと下がっていきます。
このあたりからたくさんの鹿が。
生き物が出てくると俄然張り切る人です
だんだんと谷の風景もハッキリ見えてきて、目前に広がる草原と広々とした景色がとても気持ち良い。
このあたりからが本番ではないかな?だんだんとこの場所が好きになり始めました(笑)
なんか両脇崩れてるけど大丈夫かなくらいにしか思わなかった白っぽい土砂崩れも、次第に印象的な風景の一部になってきます。
鉱山労働者と自然が作った風景
ここからは足場がちょっと悪くなります。
とはいえ、手つかずとかではないので、できるだけ歩きやすい様にはなってはいます。
ここまでくると、いままで上から眺めていた谷の風景と印象がまるっきり変わります。
谷の間には川が流れていて、上から見た時には思わなかったくらい水量がありました。
ここに来る前に、アイリッシュブロガーの記事でどのルートがいいか参考にしていたのですが、ここにいくつかある天然プールでトレッキングの合間に泳ぐのがおすすめだそうです。
この日も親子が水浴び中。↓
一部、道の左右に結構大きな岩もゴロゴロしていて、そこではマットを引いてクライミングの練習をしている若者たちが。
そして、上級者?は脇の岩壁でクライミング中。
すごいハラハラする…
▼ズーム
上からは細かい石が崩れたのかなーという感じにしか見えなかった谷に滑り落ちている土砂も、ここまで降りてくるとゴロゴロ岩。
自分よりおっきかったりします。
いやー自然てすごい!
自然の中にぽつぽつと昔鉱山で使われていた石造りの建物の跡があるところなんかも、趣があります。
湖沿いの平坦な道
元鉱山労働者の村を過ぎると、あとは淡々と湖沿いの道が待っています。
人が少なかったらそれも良しなんだけど、もうここの道は一番ごちゃごちゃ過ぎて…
その辺の公園歩いてる気分
大きなマット抱えて歩いていく若者が結構いて、クライミング人気の高さを感じました。
この道でWhiteルートは終わり。
the Monastic City
アイルランドでおなじみの円柱の棟が目立つこちらのエリア。
ビジターセンターからアッパーレイク方面に行くGreenルート上にあります。
6世紀に建てられ始めたアイルランドでも重要なキリスト教修道院跡地なのだとか。
8世紀まではたくさんの人が働いて食物なども蓄えていたようですが、土地がら略奪のターゲットにされやすく、何度も焼かれては立て直し…という、壮絶な歴史があるらしいです。
アイルランドの古くからあるお墓ってクロスとか石碑のデザインがスゴイ。
とはいえお墓を写真に収めるのも最小限にしたほうがいいかな…とか気を遣ってるこちらをよそに、修道院とお墓の間のちっちゃいエリアでランチ広げて寝転び始めたカップルがいてただただびっくり…(笑)
百歩譲って故人が眠ってるとか
全くそういうの気にしない人だとして
結構人も通るし気にならないのかな…
人が多すぎて自然の中なのにめちゃくちゃうるさいのがマイナスポイントではありましたが、特に谷に降りたときの景色はすごくきれいで、また来てもいいと思える場所でした。
少し寒くなったら人減るかな…
違う時期にも機会があれば来てみようかと思います。