前回記事で

オーストリアのクリスマスは24日らしい

でもGoogle検索では25日と出る

ということを書いたのですが、

 

夫がブログを読んでたので、

「本当に24日がクリスマスなのか?」と改めて聞いたところ、

確かにホリデーは25日だけどクリスマスのメインは24日ということで、

夫もオーストリアのクリスマス事情を改めて調べて教えてくれました(笑)

 

今まで2回クリスマス時期をオーストリアで義家族と過ごしたのですが、

結構気づいてなかったこともありました。

 

※ここに書くことはオーストリアだけではなく、

ドイツ南部、スイス、リヒテンシュタインなどなど

周辺の国々でも多々同じ地域があるようです。

 

 

クリスマス事情1ジンジャーブレッドマン

クリスマスの一番の盛り上がりはクリスマス・イブ

 

Wikipediaによると実際教会暦としては、

日没から次の日として考えるため、

24日の日没はクリスマス当日(25日の夜=クリスマス・イブ)

だそうです。

 

オーストリア(少なくとも西部)では

家族と集まって食事をしたり、

クリスマスプレゼントをあけるのも24日の夜。

ツリーの飾りつけも24日で、

丁度家族が集まるときにお披露目という感じみたいです。

 

夫が子供の頃は24日の朝にはツリーの部屋が開かなくなっていて

日没の気づいた時には突然開いているという感じだったとか。

夫の中ではずっと

プレゼントをもらえる日=クリスマスだったので

それもあって24日がクリスマスと言ってたところもあるかも

と言うことでしたw

 

元々は他の国と同じ様に

24日から25日に変わる深夜にプレゼントを置いていたようですが、

子供たちはそれまで起きていないので

だんだんと午後から夕方の時間帯に変わっていったそう。

イギリス・アメリカは朝に楽しみを持ち越す事を選んで、

ドイツ・オーストリア周辺は早く渡す事を選んだ感じにも聞こえますが(笑)

 

それとともに、24日の夜の方が25日より、この周辺の地域では重要視されてきたということが感じられるような気もします。

 

 

クリスマス事情2ジンジャーブレッドマンジンジャーブレッドマン

プレゼントを持ってくるのはサンタではない

 

確かにオーストリアにはサンタクロースの前身と言われる聖ニコラウスの日(12月6日)があり、その日周辺にはニコラウスのおつき:クランプスのパレードもあります。

 

クランプスに行ってきた | NAMATABI (ameblo.jp)

 

また、家にニコラウスとクランプスが訪れて、

ニコラウスの手には今年の行いが…

良い子にはナッツやお菓子をくれますが、

悪い子にはクランプスからお仕置きがあるとか。

 

私も滞在中何度となく、この訪問準備中のクランプスの方々にお会いしました(笑)

 

元々はクリスマスのプレゼントもこの6日の贈り物が起源のようですが、宗教改革等の背景を経て、キリスト誕生の前の日に贈り物の日も移動になったらしいです。

ドイツ語Wikipediaページによると、大人にも贈り物をするようになったのは最近とのこと。

 

子供たちへの贈り物をするのはニコラウスではなく

クリストキントの役割として考えられているので、

クリスマスに贈り物を持ってくるのも

サンタクロースではなくてクリストキント。

 

なので、夫は子供の頃ドアの隙間からクリストキントの影を探していたんだとか(笑)

 

そういえばパレードでもお菓子を配っていたのは、天使の格好をした女性でした。

 

 

クリスマス事情3ジンジャーブレッドマンジンジャーブレッドマンジンジャーブレッドマン

意外にご馳走を作るわけではない

 

日本にいた時はクリスマスと言えばパーティで、

丸焼きチキン、ローストビーフなどの

オードブルがスーパーに並び、

またはお寿司やケーキを食べたりと

豪華な食事をする日のような気もしてました(笑)

 

夫にクリスマスの日に何か特別なもの食べてた?

と聞いてみたころ、
魚を食べるところが多いとのこと。

 

夫が子供の頃はウィンナーの入ったヌードルスープなどもよく食べてたようですが、

それ以外はこれと言って決まってなかったみたいです。

 

今年は義父がBratapfel(焼きリンゴ)を作った

と写真が送られてきてました。

 

▼Google翻訳でもわかるくらいのレシピだったので貼っておきます

 
クリスマスとして思い浮かぶのは、豪華な食事と言うより、
PunschやGlühwein(シナモンやフルーツの入ったホットワインやノンアルコールドリンク)や
クリスマスクッキー、シュトーレンなどお菓子やドリンクの方がクリスマスっぽいものが多いです。
 
 
 

クリスマス事情その他クリスマスツリー

きよしこの夜はオーストリア生まれ

 
私も実際にその教会に連れて行ってもらったときに
初めて知りました。
 
とても小さな教会です。
と言うか、元あった教会の後に建てた礼拝堂らしい。
 
 
中には楽譜が飾ってあります。
 
 
 
 
 
 
クリスマスおまけ
Twelve Days Of Christmas
 
最後にこれはオーストリアのことではないんですが、
ちょっと個人的に新しい雑学だったので(今更…?笑)

 

 
小学生の時に先生からTwelve Days Of Christmasの歌を習ってから結構この歌が好きでたまに口ずさんでます。
聞いたことのない方は上記YouTubeでどうぞ音譜

 

ただ、なんの英語の知識もない中、口頭で習った歌だったので、ずっと最後のメインパートを「パーリージナペエアートゥリー」と歌っていて、ふと本当はなんて言ってるんだろうと思いました(笑)

↑逆に今まで全く気にしてなかった(笑)

 

On the 〇 Day of Chrismas my true love sent to me~♬
は結構分かりやすいんですが、

パーリージナペエアートゥリー…

↓↓↓
A partridge in a pear tree

 

でした。

 

Partridgeしらん(笑)

画像検索したところ、ヤマウズラ??

まったくなじみなし(笑)

 

またそのうち忘れそうです真顔

 

 

検索していて出てきたんですが、wikitionaryによると

and a partridge in a pear tree
というフレーズは、冗談ぽく、挙げたらとんでもなく切りのないリストの最後にetcの誇張表現としてつけることがあるらしいです爆  笑
 
確かにこの歌繰り返しが長いですからね(笑)
でも子供の時は次には新しい言葉が付け加えられてそれがすごく好きでした恋の矢

日本語訳するならば「○○と××と…あとは寿限無だよ」みたいな感じですかね。
(寿限無って全国的に小学生皆習ってるのか知らないですが…)
 
 
そして今まで意味を深く考えてこなかったので、
なんで12日なんだろうなと思ってたんですが、
これはクリスマスの日から1月6日まで続く12日間という事らしいです。
 
1月6日は3人の賢者がキリストに会いに行ったと言われている日です。
オーストリアでは祝日で3人の子供が賢者の格好をして家々を尋ねるのですが、イタリアやスペイン等では公現祭といって伝統的にはクリスマスではなくこの日にプレゼントをもらうともありました(Wikipedia情報w)目
そしてクリスマスの終わりはこの日。
 
 
クリスマスからの12日目が上記の日なので、信仰を公にできない時代に秘密のメッセージとしてキリストへの贈り物のことを歌っていたと言うのがメジャーな説みたいです。
個人的に12日目まで贈り物が増えていく意味はそれで納得いきましたが、歴史背景的にこの説は怪しい所もあるようです。
ということで、歌の本当の起源については不明!
 
色々なバージョンもあり、間違えると罰金というようなゲームに使用されていたというのもあって、実際はどうなんでしょうねえー?
これがゲームなら私は途中確実に間違えますガーン
 
 
でも今年これだけ調べたので、来年はa partridge in a pear treeだけでもきちんと歌えるはずチューたぶん
 
 
以上、クリスマス事情&雑学でしたクリスマスツリー