都議選、23日告示 知事支持勢力が過半数届くか焦点

6/22(木) 21:13配信

 

東京都議選(定数127)が23日、告示される。昨年8月に就任した小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」は、小池氏と対立する自民党と全面対決の構えで、公明党などを合わせた知事支持勢力で過半数議席を確保できるかが焦点。自民は学校法人「加計(かけ)学園」を巡る政権批判が続くなか、結果次第では政権運営にも影響が出かねない戦いになる。

 42選挙区に計約260人が立候補する予定で、投開票は7月2日。

 都民ファースト(現有議席6)は自民や民進からの移籍者を含む50人を公認。協力する公明(同22)、地域政党「東京・生活者ネットワーク」(同3)、推薦する無所属をあわせ計88人で64人以上の当選を狙う。自民都連などについて「ブラックボックス」と批判、新しい議会をめざすと訴える。

 自民(同57)は2013年の前回都議選で、安倍政権への高い支持率を背景に全候補59人が当選。今回は60人を擁立する。都民ファーストに対し「知事のイエスマンばかりの議会になってはチェック機能を失う」などと攻勢を強め、現在の第1党維持をめざす。

 23人を立てる民進(同7)は離党者が相次ぐなか、党勢低迷を食い止めたい考え。前回、8議席から躍進した共産(同17)は37人を擁立する。

朝日新聞社