~やさしく学ぶ“考える力”~
介護の現場では、日々いろいろな出来事があります。
「ご利用者が食事を残された」「夜間に転倒があった」――そんな時、私たちはつい感覚や経験で判断してしまいがちです。
でも、そこで役に立つのが ロジカルシンキング(論理的思考) です。
難しそうに聞こえますが、実は介護の仕事にとても役立つ “考え方の整理術” なんです。
・ロジカルシンキングってなに?
簡単に言うと、
「事実を整理して、原因を考え、根拠をもとに対応を決める考え方」 のこと。
「なんとなくこうだろう」ではなく、
「なぜそうなったのか」「どうすれば良くなるのか」を筋道立てて考えることで、より安心で納得感のある介護につながります。
介護現場でのポイント
1. 事実と解釈を分ける
事実:「Aさんは昼食を半分残した」
解釈:「体調が悪いのかもしれない」
まずは「事実」を正確に押さえることが大事です。
2. 原因と結果を整理する
例:転倒が増えたとき
筋力の低下
廊下が暗い
声かけ不足
複数の要因を整理することで、解決策が見えてきます。
3. 結論と根拠をセットで伝える
結論:「夜間の転倒を減らすために廊下の照明を増やしましょう」
根拠:「暗くて足元が見えにくいことが原因の一つだからです」
どんな場面で役立つ?
ケアカンファレンス
意見が食い違っても、根拠を整理すれば建設的に話し合える。
ご家族への説明
「なぜこのケアが必要か」を論理的に伝えると安心感につながる。
介護記録
事実と分析が整理されていると、他職種ともスムーズに共有できる。
まとめ
ロジカルシンキングは、特別なスキルではありません。
日々の観察や記録を「筋道を立てて整理する」だけで、誰でも取り入れられる考え方です。
介護は「思いやり」と「経験」だけでなく、そこに「論理的な整理」を加えることで、もっと安心で質の高いケアにつながります。
音楽活動もしています。
聴いてもらえたら、うれしいです。