こんにちは。
今日の内容は、付いて来れない方多数の、内輪ネタですみません。
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ナレーション:
「本日我々取材班は六楽村を訪ねることとしました。
前回8月に村を訪れた時には、隣で開発された新しい土楽得村によって
過疎化が深刻になっていました。
あの村がその後どうなっているのか。
再び訪ねて、確認してみることにしました。」
レポーター:
「えー、今ちょうど村に入ったところです。」
「でも、誰もいませんね~。」
「もうちょっと中心部に向かってみましょう。」
「あ、あそこの畑に人がいますね。お話を伺ってみましょう。」
レ:「こんにちはー。」
村人:「んん?」
レ:「何をされていらっしゃるんですか?」
村:「ん?これか?これは今ネンチャク草の苗を植えとるんじゃ。
お前さん、どっから来たね?」
レ:「あ、失礼しました。東京から来ました。東京のTV局の者で、
新日本紀行という番組の取材です。」
村:「おぉ~、そうかい、そうかい、なんか聞いたことあっぞぉ」
レ:「8月にも一度来させて頂きました。放送ご覧になりました?」
村:「知らん。・・・・・・・・ん?あっ、あれけ?あの実貴地ばーさんがなんか
TVに出たちゅーていうとったやつけ?」
レ:「実貴地・・・・・、あ、そうそうそのおばあちゃんにお話しを聞いたやつです」
レ:「おばあちゃんはお元気にされてますか?」
村:「ん~、実貴地ばーさんもなぁ~、もうここにはおらん。」.
レ:「なにかあったんですか?」
村:「あん娘も、結局、土楽得村にいっちもーたよ。」
レ:「そうなんですかぁ~。それは寂しいですね。またお会いしたかったのに。」
村:「土楽得村いきゃ~会えるでよ。向こうで楽しく暮らしちょるっつーて。」
「おぅ、そうそう最近写真を送ってきよったのぉ。 ちょっと待ってろや」
レ:「あ、いいですよ、わざわざ・・・・・・」
村:「ホレ、これじゃこれじゃ。」
レ:「ミニスカサンタ・・・・・・・・・」
村:「随分と派手にやっちょるそうだぁ。」
レ:「はぁ、そ、そのようですね・・・・・・。」
村:「先にいっちょった屁下駄ちゃんも今じゃ立派になりおって、
なんやら区長さんをしちょるっちゅーことじゃ。」
レ:「そ、そういえば、前回よりも更に人が減ったように感じるんですが、
やっぱり、皆さん、土楽得村に行かれてしまったんですか?」
村:「んん? あぁ・・・、そうさなぁー、そこだけじゃぁないんだがなぁ。
前はいつ来たちゅーとったかのぉ?」
レ:「8月、今年の8月です。」
村:「そうか、そうか・・・。」
「多くは土楽得村に行ったようだがのぉ、他にも
道部津の森やらなんやらに行っちょるようじゃぁ」
「それと・・・・・・」
レ:「他にも何か?」
村:「あぁ、そうじゃぁ~。
この村の、あの丘の向こうに淡治亜ちゅう港があっての。
最初は去年、六楽の者達が漁業と貿易の拡大の為に作った港なんじゃが、
それが軌道に乗って来たちゅーて、一気に大規模な開発を行ったんじゃ」
レ:「そうなんですかぁ~」
村:「そうじゃ、前はただの港じゃったで、村人はここと向こうを行き来して
おったが、開発されて、住むところやなんやらが出来たもんで、
そっちに移り住むもんが出来てのぉ。」
「そこのかどの比出満さんや、西の瀬例芽留さんやらも行ったようじゃのぉ」
レ:「そうだったんですかぁ~。あっ、でもまたお祭りとかある時は戻って
来ているんじゃないですか?」
村:「いや~、祭りも向こうは向こうで始めよったわ。」
「そやけ、もう祭りだ、なんだいうて帰って来るもんも、そんなにおらんわな」
レ:「それはお寂しいですね。」
村:「まぁ、若いもんは少なくなったけんど、昔からここにおって、まだ残っちょる
もんもおるけんなぁ。」
「村の北におる逢利ばーさんや、真ん中あたりで飲み屋やっちょる素阿羅さん
なんかは元気なもんじゃ。
少ない若いもんと一緒になって狩りしちょる。」
「それと、村人が少なくなったら、少なくなったで、逆に
ここの自然の生活にあこがれて、他の村から来る若いもんもまた出てきとる
ようじゃしなぁ。」
「なんちゅうたかのぉ、『あい~ん』とか『あいたぁ~』とか、ほら?」
レ:「 I ターンですかね?」
村:「おお、それじゃ、それ。そんなんが都会で、はやりよるちゅうーこっちゃ。」
レ:「ところで、おじいさんは、その港には行かないんですか?」
村:「んん? わしけぇ? わしもたまに行っちょるよ。」
「じゃが、向こうに住むかどうかはまだ決めてはおらんがのぉ」
レ:「そうなんですか、なんだか大変ですね?」
村:「そーでもないけどなぁ。ほれ、今もこうして畑仕事しておるしの。」
「もうすぐ正月を迎えんといかんからのぉ。」
バタン!!
ガルルルルル・・・・・・
レ:「お、おじいさん! なんですかあの音は!?」
「あの家の方から聞こえてきてますが・・・・・・」
村:「こら、コナン!! 静かにしなさい!! お客さんが来とるでの!!」
レ:「コ、コナン・・・・・・? コナンって一体・・・・・・・?」
「な、なんか・・・・家の屋根の向こうに・・・・・・・白っぽい長いものが
ゆらゆら動いてますけど・・・・・・・・・。」
「な、なんですか?あれ? おじいさん!」
村:「うははははははwwwww」
「驚かしてすまんかったのぉ。 ありゃ、うちの番犬じゃ。」
レ:「ば、番犬?」
村:「ああ、番犬じゃ。 ちゅーても、世間じゃべリオロスとか呼んでおる
モンスターってことになるかのぉ。」
レ:「ひぃっ、モ、モンスターですか!? いいんですかそんなの飼って。」
「大丈夫なんですか?」
村:「いやいや、大丈夫、大丈夫。」
「前に狩りに行ったときに、あんまりなついてくるでのぉ。つい、
連れて帰ってしもて、うちの番犬にしとるんじゃ。」
「ちゃんと許可もとっておる。」
「前は人も多くて、禁止されておったが、今は家のまわりも人が少ないでの。」
レ:「おじいさんは危なくないんですか?」
村:「大丈夫じゃぁ。 たまにじゃれて来て、気が付くと背中にぱっくり傷ができる
こともあるけんど。」
レ:「ぱ、ぱ、ぱ、ぱっくりですか!?」
村:「うはははははwwww。 なーにカスリ傷じゃ。」
「そんなもん、そこの横に生えちょる回復草を塗っておけば一晩で治っちょる。」
「おお、そうか、もうこんな時間か。エサの時間じゃ。腹が減って暴れたんじゃな。」
レ:「あ、すみません、畑仕事中にお邪魔して。」
村:「いやいや、構わん、構わん。わしなんかしょっちゅうあちこち邪魔しとるわ。」
レ:「いろいろお話しありがとうございました。助かりました。」
村:「いやー、なんも、なんも」
レ:「そういえば、おじいさんお名前は?」
村:「わしけぇ。わしは『との』っちゅーもんじゃ。」
レ:「え!? 殿様ですか?」
村:「うんにゃ、苗字が都、名前が野で、都野じゃ。」
レ:「なるほど、失礼しました。では都野さん、お元気で。」
村:「あぁ、また来るといいべな。」
レ:「い、以上、六楽村からお届けしました。我々は今後のこの村の様子を
追って行きたいと思います。」
ナ:「次週の新日本紀行は『魔の樹海?道部津の森』をお送り致します。」
「この後、このチャンネルで引き続き、料理研究家の
四音先生と、南那仔先生をお迎えしての
『今日の晩御飯はテキトーに』をお送りします。」
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毎度のことながら、この話はハクションです。
実在の人物、団体とは一切関係ありません。
あと、あいかわらず、オチはありません。m(_ _ )m