8月から、ジャパ中の美術の先生である小林先生の個展が、UOBプラザ1階のアートギャラリーで開催されています。





小林先生は授業参観の時にその授業を見させていただいたのと、基本的に先生に対して超手厳しい娘が、小林先生はいい先生だというので、私も勝手に親近感を抱いていました
娘が「小林先生、絵うまいよ」なんて言っていましたが、いろいろと作品を出品されているようですね。
でも、お恥ずかしい話、絵画展ということなのでてっきり絵が展示されているのかと思っていました。
それが見てみてビックリ、彫刻でした
そしてそれがとーっても細かい。
本当に細部の細部まで丁寧に彫られていました。
さらに、様々な色合いで綺麗に鮮やかに色付けされていて圧倒されてしまいました。
全部で17作品ありましたが、そのうちの何点かを図々しくもご紹介しつつ、私が感じたことをまとめたいと思います
まずは、ペインティング・オブ・ザ・イヤーで銅賞を獲得したという作品。
“The Producer”

作品の説明書きによると(直訳だったり、自分で勝手に解釈したりなので、間違っていたら先生ごめんなさい
)、小林先生はシンガポールの街全体をガーデンシティにするという構想に影響を受けたそうです。
右上に描かれているのはベイサンズ…ですよね…?
“The Good Life”

上部の太陽に向かって鳥が羽を広げて羽ばたいている様子が表されています。
この作品は生物の進化の過程を描いているそうです。
太陽は進化の力、源となるもので、太陽があることで作物ができ、生物が命をつないでいけるということ。
偉大な太陽に向かって鳥が一斉に羽ばたく様子は迫力があり、やはりそこに目を奪われます。
次は、“Raccoon” (アライグマ)

バーーーンと迫力のある作品を見た後にいきなりの可愛らしいアライグマでちょっとびっくり。
ふわふわの毛の感じが彫刻で見事に表れています。
顎のあたりの輪郭が葉っぱで表現されているのがおもしろい。
“The Sun”

先生はたいてい太陽や月などを他の生物と共に描くそうですが、この作品に関しては太陽だけにスポットを当てているそうです。
確かに太陽の存在の大きさがひと目でわかり、インパクトが大きい!
“Man of Nature”

大きくて色使いが鮮やかで目を引く作品。
なんといっても、人の体の内部に巡らせれた血管、そして心臓が人の命というものを嫌でも感じさせます。
人の体内だけでなく、周りにも心臓や脳と思われるものがいくつか描かれています。
“Crop” (農作物、収穫)
小林先生がシンガポールに来て初めて創った作品だそうです。
収穫をしつつ同時に食べてもいるところ。
人間と自然との共生はもちろんですが、原始的な農作業の重要性も表しているそうです。
(※近くで電話していたビジネスマンがこの作品の目の前にスーツケースを置き去りにするというKY行為により邪魔物が写っています…
)
セルフィを撮っている自分を題材にしたという現代らしくておもしろい作品。
カメラのフラッシュも彫刻でこんなに表現できるなんてすごい。
しかし同時に、体内に葉っぱのようなものが描かれていることから、副題の通り現代の私達も自然の恵みを受けていること、人と自然は切り離せない、ということを言いたいのかな?と解釈しました。
これもすごい大作!
鮮やかな色と、なんといっても木の根っこがそのまま人間の血管となり、体中を巡っているところに目を奪われます。
木の根から人間は生まれたんじゃないかと思えるくらい。
また、人が木の根から栄養をもらっているようにも見えます。
このような感じで、作品は一貫して人と自然がテーマになっていました。
作品から、自然と人間両方の生命の息吹というか力強さ、躍動感を感じました。
人の体の中の血管、心臓、脳といったものが、自然の葉っぱや枝、根で描かれていたのは、自然の恵みを受けて人が生きていることをはっきりと表していました。
太陽の力、恵みがあっての生き物。
自然から生まれる作物を享受している人間。
結局、作物だけでなく人も大地に根ざしているということなんだなぁと思いました。
子ども達にも見せてあげたら良かったかなと今さらながら思ったりしたのでした。。





