昨日は中秋節でしたね
ちょうど英会話の日だったのですが、
先生が話してくれた『嫦娥奔月』 という
中秋節の昔話が面白かったです。
月にのぼってしまった美しい仙女
嫦娥(Chang Yi)の伝説です。
昔、
嫦娥(Chang Yi)と
后羿(Hou Yi)
という、大変仲の良い夫婦がいた。
その頃、空には10個もの太陽が
照りつけており、その暑さと日照りによって
人々は大変苦しんでいた。
弓矢の名手であった后羿は
人々を救うため、9つの太陽を射落とし、
現在のように1つの太陽を残した。
人々を災難から救った后羿に
神様は「不老不死の薬」を与えた
この薬を飲むと直ちに昇天して
神になる事ができる。
しかし、后羿は嫦娥と離れたくなくて、
不老不死の薬を嫦娥に預かってもらった。
后羿の弟子の心根の悪い蓬蒙(Peng Meng)がこのことを知り、
后羿が留守にしている間に嫦娥に
不老不死の薬を出せと脅かした。
嫦娥は即断し、
不老不死の薬を一口に飲んだ。
飲んですぐ、嫦娥の体が地面から昇天し
月に昇って行った。
その後、絶望した后羿は夜の空を仰ぎ、
愛妻の名前を叫んだ。
驚いたことに、その日の月は特に明るくて、
非常に嫦娥に似ていた
后羿は嫦娥の好んでいた庭園に
テーブルを置き、好きな果物を供え、
遥か彼方の月の宮殿に暮らす嫦娥を祭った。
庶民たちはこの話を聞いてから、
善良な嫦娥に吉祥や平安を祈った。
それ以来、中秋節に月を祭る風俗は
民間に広がった
中秋節には、
そんな切なく美しい物語があるそうです。
先生が買った月餅の箱に、
その物語の絵が付いていたそうで、
わざわざ教室に持って来てくれました。
もう箱はいらないと先生が言うので
頂いてきました〜
お！大きな月餅6つも入っていたらしい！
箱を使って、
次男に物語を話して聞かせました
その日の英会話では3種類のお薬について
教えてもらいました。
↓ピントが全然合ってませんが、まずは
「AXE Brand Universal Oil」
シンガポール産の薬用オイルで、
東南アジアで広く使われている庶民的な万能薬。
湿布のようなスーッとした
メントール感があります。
携帯用の小さくて可愛いサイズのボトルは、
旅行に持って行くと便利とのこと。
チャイナタウンのこの大きな看板を
一度は目にした事があると思います。
HPより写真を拝借
使い方としては…
頭痛がする時にはこめかみに塗る、
妊娠中や病気や乗り物酔いなど
吐き気がある時は鼻の下に少量塗る、
鼻詰まりの場合も鼻の下に塗る、
虫刺され、肩こり、腰痛などの場合は
患部に塗る。
あと、先生の説明で面白いと思ったのは、
虫歯で歯が痛む時は
ガーゼにOilを染み込ませてしばらく噛むと
痛みが和らぐそうです
私ならすぐ解熱鎮痛薬を飲んじゃいますが。
色々な使い方があって面白いです
チャイナタウンの薬局、HDBの下にある
日用雑貨店、あとはワトソンズ、LAZADAで
購入できるそうです。
もう一つはお馴染みの
「タイガーバーム」
使い方はAXEのオイルとほぼ同じ。
うちの旦那さんは、
よくスポーツで腰を痛めて
タイガーバームを塗っています。
もれなく家中が強いメントールの香りで
満たされますが
写真に写っているタイガーバームは白ですが、
赤いタイガーバームもあります。
そちらは軟膏の色も赤い色をしていて、
シナモンやグローブオイルが入って
スパイシーな香りがします。
赤いタイガーバームは
温湿布のように温める効果があるそうです。
最後はこちら、
「Zam-Buk」
こちらもメントール系の塗り薬。
茶色い色が付いています。
打撲(打ち身)で皮膚が紫色になった部分に
塗り込むと早く回復するそうです。
その日の夜、習い事に行っている
子どものお迎えに行ったら
HDBの下で中秋節のイベントをやっていました。
シンガポーリアンの子ども達は皆んな
可愛いランタンを下げて歩いていました
少し雲がかかってぼんやりしていましたが、
月が明るく輝いていました
こちらは本帰国したお友達が送ってくれた
東京から見た中秋の名月
とても綺麗です
