幼い頃から、とめどない喜びの頂点は、音楽にある音符

学生の頃、仲良しの先生からいつも人生相談を受けていて、いつも聞いてくれているからと言ってわたしの悩みを尋ねられたニコニコ

当時のわたしの一番の悩みは、楽譜が物語を話してくれなくなったこと

ずっとエレクトーンを習っていたのだけど、楽譜を見ながら弾いていると、必ず見えないなにかが物語を語ってくれるキラキラ
それは楽譜によってさまざまで、この和音はあの音符に恋をしているんだとか、こまかいストーリーが流れこんでくる音符
それがいつのまにか、消えてしまった
「これが大人になってゆくということなのでしょうか」
わたしは黒く大きなソファーに座って、スカートのブリーツを無意味に伸ばしながら問いかけたけれど、先生は笑って首をすくめた

歳を重ねるごとに、失くしてゆく小さな魔法たち***

だけど今でも、飛び跳ねながら感じる音楽の輪キラキラ
その波に乗りすぎず、飲まれすぎず、スイスイ泳ぎたい音符


うたうように生きること音符
生きるようにうたうこと音符