最近、大学の環境サークルで小学生向けの環境イベントを準備していました。これまでにも何度か小学校で活動したことがありますが、そのたびに感じていた現実的な問題がありますーー普通にPPTを見せながら説明したり、原稿を読んだりするだけだと、子どもたちはすぐに集中が切れてしまうんです。特に「環境問題」や「ゴミ分別」のようなテーマは大切ですけど、小学生には少し難しく感じられることも多く、途中から飽きてしまう子も少なくないです。
そこで今回のイベントでは、「ただ説明する」だけではなく、もう少し子どもたちが楽しめる形にできないかなと、みんなでいろいろ考えていました。そんなとき、サークルのメンバーから「最近はAI動画ツールも多いよね」という話が出て、「しゃべる動物の動画を作ったら面白いかも」という流れになりました。例えば、ウミガメが自分でプラスチックごみについて話したり、ホッキョクグマが温暖化について語ったりするような動画です。
そうして色々調べている中で見つけたのが LipSync.Videoでした。このツールは、動物の写真をアップロードして、セリフや音声を入れるだけで、口の動きが自然に合った動画を作ってくれます。しかも口だけではなく、細かい動きまで自動でつけてくれるので、いわゆる不自然な感じがあまりなく、「本当に動物が話しているみたい」と感じられる仕上がりになるのが印象的でした。
最初は正直、「ちょっと変な感じにならないかな」と思っていました。でも実際に作ってみると、思っていたよりずっと自然で驚きました。例えば、ウミガメに「海にはビニールごみが多すぎて、間違えて食べてしまうことがあるんだ」と話してもらったり、ホッキョクグマに「氷がどんどん減っている」と語ってもらったりしたのですが、AIで作った動画だと分かっていても、動物たちが本当に話しているように見えて、つい見入ってしまう感じがありました。
実際のイベントでも、その効果はかなり大きかったです。以前は説明の途中で周りを見始めたり、隣の子と話し始めたりする子も多かったのですが、今回は動画を流した時、みんな画面をじっと見ていました。中には「ウミガメって本当にプラスチックを食べちゃうの?」「ホッキョクグマは住む場所がなくなるの?」と質問してくれる子もいて、大人が一方的に説明するよりも、「話す動物」のほうが感情的に伝わりやすいかもしれないと感じました。
個人的には、LipSync.Videoの面白いところは、単に「AI技術がすごい」というだけではなく、少し難しい内容でも自然に興味を持ってもらいやすくなるところだと思っています。特に小学生向けの活動では、「面白い」と感じてもらうこと自体がすごく大事なんだなと改めて感じました。子ども向け動画制作にも、こういうAI動画ツールはかなり相性がいいと感じました。もしまたこういうイベントをやる機会があれば、こういう形を取り入れてみたいです。


