皆さん、こんにちは!
インストラクターの西村です

東京の新生活は見るものすべてが新鮮で
清々しく楽しい日々を過ごしています
そう感じられるのも、宮古島での生活が
きっと影響しているからだと思います

田舎暮らしが都会の良さを気付かせてくれます

前回のワークショップでは
すべての音に尊敬しましょう、と
お話させていただきました

自分にとって不都合な音であっても
その音は何らかの役割を担っている
だから、自分の目的を優先させるのではなく
むしろその音に歩み寄り、寄り添う気持ちで
「どうしてここにこの音があるんだろう?」と
興味関心を抱くことがとても大事だと思います

なぜなら、その音の存在意義をきっかけとして
作品全体のストーリー性を紐解いたとき
自分の視点の狭さに気付かされると同時に
新しい角度から音楽の美しさに触れることができるからです

これは、音だけではなく物や人も同じです

食べ物も、いただく命に尊敬がなければ
一口一口の美味しさに気付くこともない
人も、尊敬できない人の言うことなんか
聞いたり理解しようともしない

嫌いな人や、自分と意見の合わない人を
尊敬すること自体、難しいことでしょう
ですが、他者に歩み寄ったり興味関心を持たない
または自分より上か下かで判断することは
学びの機会を自ら損失させているとは思いませんか?

自分に賛同してくれる人だけ集めて
意見の合わない人は排除する意識は
SNSを含むインターネットの文化によって
より強まっていると感じます

そもそも、自分の偏った判断基準で物事を選別すること自体
浅はかで美しい心とは言えないのではないでしょうか

都会には、田舎暮らしには無い便利さがある
逆も然りですが、それを当たり前に思ったり
良し悪しを自分基準で判断するのではなく
すべての存在に興味関心を持ち
容認して自分の意識感覚を高めていくことは
僕が音楽から学んだ美徳でした

生徒さんにはそのような目線で音楽と
向き合えるレッスンができたらと思います

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

2021/07/11
西村