こんにちは!
GWが過ぎ、20度を超える日が少しずつ出てきた札幌円山から金宮です!
GWは寒かった上に世間を騒がすウイルスにより、外に出なかった方も多かったのではないでしょうか。
そうして長く休むことになると、
身体から余計な力が抜けて返って上手に歌えるようになった、という方が多くいらっしゃいます。昨年の今時期は教室でも休校しておりましたので、休校明けにはよくそういう感覚になったという話をよく聞きました。
だからと言ってただ休んでるだけで上手くなるわけではもちろんないのですが、
力が入りすぎて一生懸命になりすぎているときは休む、というのは時に有効な方法でもあるのでしょう。
よくレッスンの時に「休符」について取り上げることがあります。
休符という漢字を見ると「休」という字が入っているので、
無意識で休んでしまっている方がとっても多いのです。
または、
「休みだから」ブレスを必ずしなきゃならない、と勘違いしてる方も多いです。
確かにそこに音程は鳴りません。
ただ休符分も音楽は進んでいます。楽譜上でいけば左から右へ→、絶えず進んでいるし、文字通りに休んではいないのです。
なぜここに休符があるのか。
鳴らさない音に着目してみるとその曲の解釈に影響して、
自然と歌い方も変わってきます。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字と3種類で書きわけられますが、
そのことにより日本人は文字から受ける言葉の印象を繊細に感じ取るのに秀でているとわたしは思っています。
なので「休符」に代わる言葉が・・・「進符」とか(笑)、になったら、
きっと誰もここで(完全に)休んでいい、なんて思わないんでしょうね。
休符に代わるいい言葉を思いついたらぜひ教えてくださ~い
進符というのはいまブログを書きながらフイに思いついただけですが我ながらいい線いっている気がします(自画自賛、失礼しました)