宮古島からこんにちは!
インストラクターの西村です

音楽の躍動は目には見えませんが
その流れを心で透かして見たとき
救いや祈り、感謝といった感情を
確かに感じ取る瞬間があります

桜が美しく舞うこの頃
京都では「やすらい祭」という奇祭があって
その昔、サクラの散る頃になると疫病が流行したので
花と共に疫神が飛び散ると信じられてきました
人々はその疫神を鎮めるために
祭りをして歌って踊り、厄除けをしたそうです

日本には昔から目には見えないものに対して
善きも悪きも尊敬の眼差しと寛容な心で
上手に折り合いをつけてきたように思います
その背景には、悪は悪でも、本当の悪など存在せず
悪と上手に付き合うことで悪であっても益をもたらすことを
先人たちは知っていたからだと思います

目には見えないものを慕い敬う精神が
これ以上人々から薄れていかないよう
こういうご時世だからこそ
祭りをはじめとして皆が一丸となって
希望や祈り、救いといった意識を
歌や踊りといった芸術文化から
より強く発信していけることを願っています

私たちもその一員として歌や音楽に携わって参りましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました

2021/03/30
西村