こんばんは。

こどもきょうしつ♪Brioのやすえあきです。
 

※現在新型コロナウィルスの影響で

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年が明けると、

後期の授業も大詰め。

レポート提出なども始まり、

バタバタしております。

 

 

バタバタついでに、

「比較教育学研究」の授業では

発表が回ってきました。

 

私が選んだお題は

「モンテッソーリ教育の受容~日本と中国の比較」



この授業には

中国人留学生も多くいたので、

このテーマにしました。

 

いろいろ調べてまとめていくと、

日本と中国のモンテッソーリ教育の歴史に

共通点が見られたのです。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

実は、

日本も中国も、

モンテッソーリが子どもの家をスタートさせた

数年後には入ってきているのです。

 

モンテッソーリの子どもの家は1907年から。

5年後の1912年には

もう日本に伝わっていて、

その翌年には中国に伝わっているんです。

 

でもそのあとすぐに、

衰退してしまいます。

 

どちらの国も

主に二つの理由がありました。

 

一つは、

教具が高価であったため。

 

もう一つは

教師養成機関がなかったため。

 

 

そしてそのまま

戦争の時代に突入していくのです。

 

 

戦後、

日本では教え込みの教育に

疑問を持つ先生方によって、

モンテッソーリ教育を取り入れる

動きが再び始まりました。

 

もちろん、

まだ教員養成機関はありませんから、

海外で学んだ先生が帰国し、

養成コースを立ち上げました。

 

1965年上智モンテッソーリ教員養成コース

1975年東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター

1976年日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成コース

 

そして、

現在もこうして

日本でモンテッソーリ教育を

学ぶことができる教師養成コースが

続いているということなのです。

 

でもそれは、

その第一歩を踏み出した先輩方が

いらっしゃったお陰なのですよね。

 




私は、

現代の子どもたちに合わせて、

教育の形も変わっていかなければならないと

考えています。

 

でも、

こうして歴史を調べていくと、

それに関わった全ての先輩方への

リスペクトを忘れてはいけないな…と

強く感じました。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

ちなみに、

中国では2000年代ごろから

モンテッソーリ教育が再び注目されましたが、

現在はトレーニングコースもたくさんあり、

もしかしたら日本より進んでいるのでは?

とも感じます。

 



そして、

日本と中国、そしてアジア諸国が

手を取り合って研究する

Montessori Asiaの学術大会も

開催されています。

 

 

アジアの子どもたちのために、

これからも両国のモンテッソーリ教育が

発展していくことを

心より願っております。

 

 

いやー

それにしても、

中国語を翻訳しながら読むのも

なかなか大変でした。

Google翻訳サマサマです!

 

中国の資料を提供してくださった、

恩師、松浦公紀先生にも

感謝いたしております。

改めまして、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 
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