誰でも、自分が正しいと(無意識にしろ)思っているので

相手の「正しさ」をそのまま受け入れるって、難しい。

自分の「正しさ」を主張する代わりに、「優しさ」を使う事を選んだとき、マジカルな展開が起こり  新しい世界が開ける、、、。




これは  十数年前の私の話。

その頃まで、家にはスリッパを履く習慣がありませんでした。

細かなゴミが靴下に付いて部屋にやって来るのを防ぐためと 寒さのために 私は、フリースのスリッパを購入して履き始めました。

何日か経ったある日、母もスリッパを履き始めたのです(本人は真似をしようと思って するのではないらしいのだけど、実際的に 大抵 私の後追いで それまでとは違う行動をするのです)が


そのスリッパは、、、
以前、トイレ用に使っていた物だったのです!

母は、何かを新しく替えるとき、古いほうを何故か捨てずに仕舞い込み、ずいぶん経ってから、持ち出してくるというキモチワルイ習性(ごめん母)があります。

トイレのスリッパは長く使っていたため、縁が少し傷んでおり、1日に何度もその部分の様子を見ていたのですから、ひと目でトイレのスリッパだとわかりました。

私は、それはトイレで使っていたものだから汚い、
キッチンで履かないでと言いましたが、

母は、
このスリッパは、小学校の講堂に 行事で入る時のために買って置いていたスリッパで、トイレのスリッパなんかじゃない、
と言います。

けれども、私の目には、ずっと見慣れた傷み方をしたトイレで使っていたスリッパなのです。

それで、いや、トイレのだ、
違う、買っていたものだ、

トイレのだ!

違う、新しいものだ!

の押し問答が やがて激しい言い合いになりました。



その頃  私は、「正しさ」より「優しさ」を優先する、というスピリチュアルの教えを実践し始めていました。


自分の正しさを押し通すことで 相手を打ち負かし、大事なはずのその人を 傷つける必要なんてあるのか?

自分の「正しさ」に、それほどの価値があるのか?

それよりも、自分の正しさは脇に置いておき、
相手の意見を優しさで認めると、相手を無駄に傷つける事なく物事がスムーズにいく、という教え。

幾度か、それは成功していました。

けれども
けれども
けれども
どう見ても、どう考えても、目の前の母が履いているのは、かつてのトイレ用スリッパなのです。

本当に、何を賭けてもいい、真剣に、真実が、トイレ用スリッパなのです。

優しさをとる?!
真実を諦める?!
母の明らかな間違いを、まさか優先する?!



とても苦しかったです。

そんな些細な事で、と今は思えますが、

まじやめて。トイレのスリッパでウロウロするは!!!ってメラメラしました。
キーーーーッ!!!ってなりましたょ。





それで  その時 苦渋の中で私が採用した考え方は、

パラレルワールド

相当ムリのある捉え方、ひねくり回した感もあったけれど、必死だったの。



私の現実世界では、それは紛れもなくトイレのスリッパ。

だけど、この母の現実世界では、それは母が買い置きしていた  講堂に行く時のためのスリッパ。

違う世界を生きた2人が  今は同じ世界にいる。

だからか2人の意見 = 2人の「現実」・「事実」は、一致しない。

この母の事実は、この母にとっての事実であり、
この私の事実とは異なるけれども

どちらが間違っているわけでもない。

両方が事実なんだ。



そう考えることにしました。




すると、イライラしていた気持ちも、落ちついてきました。

それで、講堂用スリッパだと言い張る母に、
ああ、そうなの、わかった
と穏やか(め)に言うことが出来ました。

そうすると、母もまた穏やかになり、その件はおしまいになりました。


優しさを優先できた っていうのとは、ちょっと違うけど
自分の怒りに飲み込まれることは回避できたので、ヨシとしました。

苦渋感、ムリヤリ感は、否めないけど……。

トイレのスリッパでパラレルワールドを実感するなんて夢もロマンもないけどな…これがあたしの今のパラレルワールドの現実なんだわねと思いました。



そしたら後日、母から意外な言葉が。

「よく考えたら、確かにアンタの言ってた通り、トイレのやつや(だ)ったわ。」




ヽ(*`゚∀゚´)ノ  おおお!

それまで自分の非を認めたことなどなかった母が、自分の間(勘)違いを認めるなんて!!

ほどなくして、トイレスリッパは姿を消しました(また仕舞ったのかもしれんが)。


受け入れマジック。実感。

しかし

( ゚ε゚;)、、、とすると。

パラレルワールド、あったぜ!と思っていたけど、
あれれ?違ったのかな?

ま、いいや。
パラレルワールドが存在するのは疑ってないんだもの。

一桁の歳の子供の頃、
パラレルワールド なんて言葉を知らなかった頃、
自分で思いついてたもん、平行世界。

違うバージョンの自分がいるはずだと思ったんだもの。
まさかそんな有名なものだとは知らず、
すごいこと思いついちゃった♪これでお話を書こう☆
なんて思っていました。(←書かず。数年後、パラレルワールドを題材にした小説を読んで、わわー!これっ!て なりましたね)
(^_^ゞ


そんなわけで

意見ならまだしも、現実について異なる記憶を持っている人に違うよ!って言いたい時は

相手の思い違いかもしれないけれどパラレルワールドってことにしちゃえば、自分の中でちょっとはラクになれるかもよ、って話でした。


※でもさ、ほんとのトコは、
毎瞬  新しく自分専用の世界をつくってる我々なんだから、パラレルワールドは当たり前☆

時々、
あ、今、移行した!って感じ、おもしろい(o^∀^o)
すごーーく うすーーーいその感じ。

これからもどんどん移行しようね~♪


(^o^)/~~ラブラブ