将来のミュージカル界を担う方の突然の訃報に、とても心が痛みました。
笑顔の陰で、声の事にお悩みだったとの情報も…。
私はミュージカルの稽古状況について、余り詳しくは存じません。
ただ、発声の事に悩んだまま御稽古に挑む事は、かなりストレスがかかることだろうと感じました。
声は心の状態と深く繋がっております。
気落ちする時に力を振り絞ってお歌いになれば、その分声帯に負荷がかかってしまう…。
それだけ喉は繊細な器官ですし、慎重に向きあっていく事が求められるように感じるのです。
声を必要とする現場で声を壊してしまうリスクを防ぐ為には、私を含めた発声指導者が真摯に相手を導くこと。
その姿勢と、健康な喉を守る為の環境作りが重要だと思います。
声というほんの些細なことでも、時の流れと共に大切に向きあえるような環境が整っていく事を願ってやみません!!