「アリスとテレスのまぼろし工場」
岡田磨里監督
MAPPAがアニメーションを製作しているだけあって、風景・人物は丁寧で美しい。キャラの動きも自然でスムーズで言うことない。
ただ、お話にまったくついていけないのだ。
アリスもテレスもアリストテレスも出てこない。
同じ時間と地域の中から出られない見伏町の住人。
誰か出ようとした人はいるのだろうか?TVやラジオでは同じ番組が流れ続けているのだろうか?
そこらへんはまったく伝わってこない。
「神機狼(しんきろう)」という煙の龍のようなものが心の変調を捕らえて食べる?とか罅の入ったら向こう側の世界(現実?)が見えるとか、なんか訳の分からない設定が多すぎる。主人公の菊入正宗くんが車を運転できるのも不思議(14歳の設定だろうに)。
エンディングに流れる中島みゆきさんの「心音」の歌詞にもびびる。「~未来へ 君だけで行け」を繰り返すフレーズ。うーむ。
意味もモチーフも分からず暗くなる。
口直しとして
「はたらく魔王さま」
今回は3人で遊園地に行く回で、ギャグは少なめ
ラファエルという堕天使は太りまくっている
「お姫様、拷問の時間です」
5~6日の徹夜はへいき、どんな痛みにも耐えられるお姫様が悪に捕らえられ城の秘密を拷問によって聞き出す。手段は美味しい食べ物。「トースト」にはじまり「たこやき」「ラーメン」と続く。ネタは尽きないのか?と心配になる。