掌宇宙(Palm Universe)。
道具を捨て、銀河を領有する儀式。

使いやすさという名の堕落。手に馴染むという名の妥協。それらは、真理から最も遠い場所にある。
我々が提唱するのは、飲むための器ではない。掌(てのひら)の中に銀河を保有し、宇宙の摂理と対峙する【覚醒のデバイス】である。

不完全な侘びではなく、極限の炎が到達した「完全なる調和」。窯変の色彩を覗き込むとき、観測者は自己という境界線を喪失し、銀河の質量と一体化する。それは安らぎではなく、細胞を覚醒させるための精神的儀式である。

道具であることを拒絶せよ。領有せよ。その重みこそが、貴殿が宇宙の正典(カノン)と接続されている証左である。

「掌の中の銀河は、無限より深く、石より冷徹である。」