真右エ門窯の玳皮天目ぐい呑が西日本新聞に掲載されました。
上峰町の『都紀女加王墓と古墳公園を守る奉仕団』が、町内から出土した『玳皮天目茶碗』にちなんだ酒器100個を制作しました。
玳皮天目酒器は一般社団法人『起立工商DMO』に寄贈され、町の観光振興と交流イベントでの活用が期待されています。
昨年1月、町の北部の鎮西山で、平安未期の武将、源為朝(鎮西八郎)の伝説が残る地域で、『玳皮天目茶碗』の一部が見つかりました。
これを記念して、毎年、鎮西八郎にちなんだ地酒造りに取り組む奉仕団が、町の歴史と地酒をPRする目的で、私たち有田焼窯元の真右エ門窯が酒器を制作しました。
制作された酒器は、鼈甲釉薬模様が施され、口縁には金が施されています。
これは、南宋時代に中国江西省で生産された『玳皮天目茶碗』を模しており、その名前は、釉薬の状態がウミガメの甲羅(玻皮)に似ていることから名付けられました。
この酒器の制作と寄贈は、地元の歴史と文化を讃え、地域の観光と交流を促進する素晴らしい取り組みです。