「人間燃料」というパワーワードに魅かれて観続けていました。最初は「人間燃料×ガス人間」だから、人間が「ガス」 にされてしまうのかしら?斬新!!!と大きく期待していました。
最終的に「人間燃料」の意味は分かったけど、なんとなく全体的にモヤモヤした作品でした。
あらすじ考察
そもそもの発端は落ちてきた「隕石」が放射能を帯びて危険なものだったため、それを処理するために「無風」という裏組織に指揮をさせ、ホワイトセンターに集めたホームレスたちに処理をさせたこと。
有害物質に触れて死んでいったホームレスたちが「人間燃料」と呼ばれているのだけど、私が最初に想像していたのとニュアンスが違っているような気がしてがっかり。
というか、言葉のチョイスが間違っている気がしません?有害物質を浴びて死んだ人たちを「人間燃料」とは言わない!と最初は思っていました。
処理に向かった青年「堤田 蓮(UTA)」が死なずにガス化して「ガス人間」になったけど、そんな人たちがたくさんいるのか?と思った訳。ガス=燃料だから。
ホワイトセンターに収容されていた京子(蒼井優)はセンターから逃げだし、蓮と出会う。父親のように優しくしてくれた蓮がガス人間になってしまって(されてしまって)組織に復習をする、というのが大筋です。
キャスト考察
主演が小栗旬と蒼井優でしたが、小栗旬の役柄はなんだか薄かったですね。最後でぼこぼこにされてからの逆転劇がありましたが、そこぐらいだったかも…。
小栗旬とnetflixってなんだか相性が悪い気がします。
『匿名の恋人たち』で潔癖症の役を演じて視線恐怖症の彼女との恋愛を演じましたが、ラストに坂口健太郎とソン・ジュンギを登場させてまで、シーズン2への伏線を作ったけど、続編製作の便りはないので視聴率は稼げなかったみたい。
その後の『ガス人間』で、刑事役で出演。期待していましたがなんかキャラが弱い。せっかくの小栗旬なのに使い方が勿体ない、という印象。
また、蒼井優が演じた「京子」というキャラクター。こちらの方が主役感が強かったけど、ストーリーとしてはただのキャスターが初めから全部計画してやれるようなレベルの話ではなかったですよね。
目的が闇組織「無風」の首謀者をあぶりだすことだった、にしてはいろいろとつじつまが合わなくて違和感を感じてしまった。
新人のUTA、存在感あり過ぎでいかにもガス人間っぽい演技がよかったですね~。
脇を固めるバラエティに富んだ俳優陣もよかった。
本人とはわからないくらいメイクされた竹野内豊、広瀬すずと林遣都、またちょい役的な登場でホスト役の賀来賢人やホワイトセンターの所長の若い頃に中島歩と驚きのキャスティングもあったりで、そこは楽しめた!
結末の考察
ガス人間は京子の言うことしか聞かないのだとずっと思ってきたけど、そうじゃないことがわかってショック!
京子のと間に絆はなかったってことで、それはそれで悲しい。そこが全体の根幹であると思っていたので。
ピタゴラスイッチみたいな装置で「いとしのエリー」の曲が流れ、人間化した時にそばにいる人間のオファーを受けいれるんですね。
- 電話でピタゴラスイッチが起動
- レコードがかかり思い出深いリクエスト曲「いとしのエリー」が流れる
- 曲が止まったら「リスナーさん 願いを1つ言ってください」
ここで願いを言った人の願いを叶えるだけ。たとえ悪人であろうともです。なんだかな~~って感じ。
ラストに黒幕だった都知事の三浦威(岡部たかし)の言葉に「選別されてだれかを幸せにするために命を燃やすまさにこれが人間燃料」というセリフがあります。
更にもっと上の黒幕っぽい人物がいるらしいシーンがあって、一瞬「続編があるのか?」と思わされたけど、「俺も人間燃料ってことか」と言うセリフを言う為だけの設定だったみたい。なんかわざとらしいな。
「人間燃料」というパワーワードを出した割には、回収が安っぽいなと思った次第。
それにしてもラストの京子のセリフ「どんと来い!ガス人間!」って。ちょっとだけ吹いた(;'∀')
まとめ
タイトルに「人間」が付く作品はどうも大きく期待しすぎてしまう傾向があります。
『人間標本』という作品がありましたがそれもそう。人間を標本にするなんて狂気の沙汰ですが、映像がえぐかった割には狂気が見えなかった…。
タイトルに「人間」ってつけちゃダメなのかも(;'∀')
📍ガス人間第1号 八千草薫がめっちゃ可愛いらしい♡

