五線譜のラブレター | 劇場で観た映画の感想

五線譜のラブレター

コール・ポーターの自伝的なミュージカルです。
コール・ポーターの半生をミュージカルと交差させて描いています。
かなり古い音楽家で年輩の方の鑑賞が多かったです。
たぶん年の頃は50代か60代だったかもしれないです。
勿論若い人もいましたが、半数は年輩の人だったようです。
ガンガン宣伝している作品ではなかったけど、初回の上映から満員状態でした。
同じくミュージカルの大作の「シカゴ」という作品がありますが、勝るとも劣らない内容でしたね。
単なるラブストーリ・ミュージカルではなくてコールポーターを通じて人生そのものを描いています。
yahooのレビューを見ていても満点の5点をほとんどの人がつけていましたので観にいきましたが、本当に素晴らしい作品でした。
効果的な音楽のシーンは本当によかったです。
それも半生の時代に合わせてミュージカルの映像が微妙に変化しているのを気付きました。
ミュージカル映画は以前はよくありましたが、今回の作品は久々のミュージカル大作でしたね。
観ていて楽しい気持ちになると同時にくどくなくさりげなく描いているコール・ポーターの半生は彼のことを知らない人でも面白いと思います。
実は僕も彼の音楽は何度か聴いているのですが、あまり彼のことは知りません。
それにしても口コミであまり宣伝していない映画が注目されるのは映画ファンとしては嬉しいです。
でもこんな作品こそ本物で後に残っていくんでしょうね。
若い人にとっては、もしかして面白くない作品かもしれないけど、音楽が好きな人にとっては間違えなく秀作
映画そのものの完成度は文句なしに満点です。

このレビューは管理人の別サイトの楽天広場の日記から抜粋しました。