毎週金曜日の朝日新聞(朝刊)に、ビデオリサーチ社(東京都千代田区)の「TV(視聴率)ランキング」ベスト20が掲載されます。
<朝日新聞2025年4月18日(金)朝刊より>
2025年4月前半が過ぎて、多くの新TVドラマが出揃いました。
「TV(視聴率)ランキング」ベスト20にランクインしたのは、
★NHK連続テレビ小説「あんぱん」15.7%(第2位)
★TBS系・日曜劇場「キャスター」14.2%(第3位)
の2作品。
【あんぱん 視聴率15.7%】
TV(視聴率)ランキング第2位にランクインの「あんぱん」。
高知の言葉で「ハチキン」と呼ばれた、勝気で走るのが得意で快活な女の子・朝田のぶ(今田美桜)。
通称「ハチキンおのぶ」が生涯のパートナーと出会い、漫画・アンパンマンを生み出していく。
夢を追い続けた夫婦ふたりの、愛と勇気の物語。
2025年度前期のNHK連続テレビ小説・第112作「あんぱん」は、漫画家のやなせたかしの妻・小松暢(こまつのぶ)がモデルのフィクションドラマ。お薦めです。
<主人公・やなせたかし夫妻役の今田美桜(朝田のぶ)、北村匠海(柳井たかし)>
ヒロイン、今田美桜の笑顔が爽やか、朝の顔ですね。
<今田美桜(朝田のぶ)>
こちらは幼少期の朝田のぶ役、永瀬ゆずな。
やはり笑顔が爽やか、朝の顔ですね。
<永瀬ゆずな(幼少期の朝田のぶ)>
幼少期の主人公役・永瀬ゆずな(朝田のぶ)と木村優来(柳井たかし)、好演です。
「あんぱん」はキャストが豪華。
《朝田家の人々》
今田美桜/永瀬ゆずな(のぶ)、加瀬亮(のぶの父)、江口のりこ(のぶの母)、河合優実/吉川さくら(のぶの妹)、原菜乃華/永谷咲笑(のぶの妹)、吉田鋼太郎(のぶの祖父・釜次)、浅田美代子(のぶの祖母)、細田佳央太(釜次の弟子・豪)
のぶの父・朝田結太郎(加瀬亮)は、 のぶにも「女子も遠慮せんと大志を抱け」 と言い聞かせる先進的な考えの人であるが、朝鮮の京城出張中に心臓発作で急死。のぶには辛い別れが待っていた。
<加瀬亮(のぶの父)、永瀬ゆずな(のぶ)>
父:「おなごも 遠慮うせんと 大志を抱きや」
のぶの祖父・朝田釜次(吉田鋼太郎)は朝田石材店の三代目。通称「かまじい」。
<永瀬ゆずな(のぶ)、細田佳央太(釜次の弟子・豪)、(のぶの祖父・釜次)>
可愛すぎる朝田家の3姉妹、今田美桜(朝田のぶ)、河合優実(朝田蘭子)、原菜乃華(朝田メイコ)に目が点・・・。
幼少期の朝田家3姉妹役、永瀬ゆずな(のぶ)、吉川さくら(蘭子)、永谷咲笑(メイコ)も可愛い。
<永瀬ゆずな、吉川さくら、永谷咲笑、江口のりこ(のぶの母)、阿部サダヲ(パン職人)>
《柳井家の人々》
北村匠海・木村優来(たかし)、松嶋菜々子(高士の母)、二宮和也(たかしの父)、竹野内豊(たかしの伯父)、戸田菜穂(たかしの伯母)、中沢元紀(たかしの弟)、瞳水ひまり(柳井家の女中)
たかしの伯父・柳井寛(竹野内豊)は「柳井診療所」の院長を務める町医者で、たかしの育ての親。
<木村優来(たかし)、竹野内豊(柳井寛)>
伯父・寛:「何のために生まれて 何をしながら生きるのか・・・」
たかしの父・柳井清(二宮和也)は、たかしが幼い頃に病死、母・柳井登美子(松嶋菜々子)は8年間音沙汰がなかった。
たかし(北村匠海/木村優来)と、たかしの弟・千尋(中沢元紀/平山正剛)は伯父の柳井寛夫婦が育てている。
ドラマには登場しない、幻の親子ショット。
<松嶋菜々子(たかしの母)、北村匠海(たかし)、二宮和也(たかしの父)>
《主人公が出会う主な人々》
阿部サダヲ(パン職人)、山寺宏一(たかしの恩師)、 妻夫木聡(小倉連隊上等兵)、大森元貴(作曲家)
風来坊のパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)、通称「ヤムおじさん」。
<阿部サダヲ>
屋村:「どうせ 一回こっきりの人生だ 自分のために生きろ だからこそ 人生は面白いのよ」
<永瀬ゆずな、木村優来、阿部サダヲ>
作曲家・いずみたくがモデルの、いせたくや役はシンガーソングライターの大森元貴。
<大森元貴>
「あんぱん」の脚本は「ハケンの品格」「Doctor-X 外科医・大門未知子」「花子とアン」などの名作ドラマで知られる脚本家・中園ミホのオリジナル作品。
メリハリの利いたストーリーに、今後の展開が楽しみです。
<中園ミホ>
若き日のやなせたかしさん夫妻。
<やなせたかしさんと妻・ 暢 (のぶ)さん>
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【キャスター 視聴率14.2%】
TBS系「日曜劇場」枠のテレビドラマは強い。
福山雅治×大泉洋のドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年)以来の初回14%超え好発進!
前作「御上先生」(松坂桃李主演)に続き、阿部寛主演の「キャスター」もTV(視聴率)ランキング」ベスト20にランクインしました。
「キャスター」は、テレビ局の報道番組が舞台のオリジナルストーリー。
突然現れた報道番組「ニュースゲート」の型破りな新キャスター・進藤壮一(阿部寛)が新風を巻き起こす、社会派エンターテインメント。
<阿部寛(進藤)、月城かなと>
進藤:「このぬるい番組を ぶっ壊します」
進藤に振り回される総合演出担当者・崎久保華(永野芽郁)。
<永野芽郁、阿部寛>
進藤:「バラエティ上がりは 気楽でいいな」
華:「いい加減にして下さい」
入社2年目のアシスタントディレクター(AD)本橋悠介(道枝駿佑)。
<道枝駿佑>
キャストは阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑のほか、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、ヒコロヒー、高橋英樹、音尾琢真、岡部たかし、宮澤エマ、北大路欣也。
阿部寛の圧倒的な存在感、ハイテンポで進むストーリー、個性豊かな俳優陣が集結した「キャスター」、お薦めです。
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【その他の4月前半ドラマ視聴率】
★4月6日「いつか、ヒーロー」4.0%
★4月7日「相棒」6.6%
★4月8日「人事の人見」5.5%
★4月8日「対岸の家事・これが、私の生きる道!」5.0%
★4月8日「しあわせは食べて寝て待て」5.4%
「しあわせは食べて寝て待て」桜井ユキ 、宮沢氷魚 、加賀まりこ。健康、仕事、マンション、将来設計…、色々なくした主人公がマイナスから始まった暮らしの中で手に入れたのは―。好きなドラマです。
★4月9日「特捜9 final season」9.1%
★4月11日「失踪人捜索班消えた真実」6.2%
★4月13日「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」 9.9%
★4月14日「続・続・最後から二番目の恋」9.4%
★4月16日「恋は闇」4.5%
視聴率は、テレビ番組やテレビCMをビデオリサーチ(VR社)が世帯内のテレビに取り付けたピープルメータ(PM)と呼ばれる機械を使ってリアルタイムで調査しています。
何世帯でテレビを視聴したかを示す「世帯視聴率」中心ですが、2020年からの、毎日、誰がどのくらいテレビを視聴したかを示す「個人視聴率」も注目を集めています。
<ビデオリサーチ本社(東京都千代田区)>
ビデオリサーチはテレビ番組の録画視聴調査も行い、放送後7日以内の再生を「タイムシフト」として測定しています。
世帯視聴率1%は少ない数に思えますが、関東地区では約18万世帯が、個人視聴率1%は約40万人が視聴したと推定されるそうです。実人数ベースで換算すると相当な数になります。
視聴率は「社会調査」「番組の制作や編成の参考」「テレビ広告の接触を示す共通指標」など番組制作者や視聴者の関心度を読み取ることができます。
昨今はテレビの視聴形態が多様化し、スマホやインターネットTVは調査の対象外ですので、視聴率だけでその番組の価値を測るのは無理があるように思われます。
4月からの新TVドラマ、続けて観たい番組、第1回視聴で離れた番組は、どのドラマでしたでしょうか?
文中、敬称略としました。ご容赦ください。