スウェーデンの児童文学を映画化した「ロッタちゃん」シリーズ2作が、24年ぶり2024年3月に2Kリマスター版で劇場のスクリーンに帰ってきました。
1992年製作のスウェーデン映画、2000年に日本で劇場公開大ヒットを記録。
「ロッタちゃん はじめてのおつかい」に次いで公開された「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」(原題:Lotta pa Brakmakargatan)をヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞しました。
生意気で可愛い、スウェーデンの田舎町で暮らす5歳児のロッタちゃん(グレテ・ハヴネショルド)の小さな冒険。
ロッタちゃん一家は、パパ(クラース・マルムベリー)、ママ(ベアトリス・イェールオース)、お兄さん(マルティン・アンデション)、お姉さん(リン・グロッペスタード)と、
<お兄さん、パパ、ママ、お姉さん>
世界一ふくれっ面が似合う女の子ロッタちゃん。
<ロッタちゃん>
相棒のブタのぬいぐるみ「バムセ」と一緒に巻き起こす愉快なエピソードの数々。
<ロッタちゃんと ぬいぐるみのバムセ>
買い物に行きたいロッタちゃん。風邪を引いているのでママが許してくれません。
薬も飲まず「嫌いなお魚は食べたくない」とごね、黄色いレインコートを着て雨の中へ飛び出します。
お兄さん、お姉さんのように、三輪車ではなく自転車に乗りたいロッタちゃん。
お隣のおばちゃんの大人用自転車に乗ったら、自転車が暴走してとまんない!
垣根につっこんで大騒ぎ。
お隣のおばちゃん(マルグレット・ベイベルス)に絆創膏を貼ってもらいます。
<お隣のおばちゃん>
家族でピクニックに行ったり、田舎のおじいちゃんとおばあちゃんに会いに行ったり、バムセが行方不明(ロッタちゃんの置忘れ)になったり、お兄さんのヨナスが溺れそうになったりと大騒ぎ。
パパからロッタちゃんへ、誕生日のプレゼントは子供用の「赤いじてんしゃ」でした。
大喜びのロッタちゃん。
早く大きくなりたいロッタちゃんなのでした。
「長くつ下のピッピ」などスウェーデンの国民的作家アストリッド・リンドグレーンの名作児童文学「ロッタちゃん」シリーズ。
5歳の女の子ロッタちゃんと、彼女の相棒であるブタのぬいぐるみバムセの可愛らしい騒動を映画館で満喫しました。
北欧スウェーデンの美しい大自然も見逃せません。
監督・脚本はヨハンナ・ハルド。
ロッタちゃんを演じるグレテ・ハヴネショルドは、オーディションで500人のなかから選ばれ、このシリーズで国民的アイドルになりました。
現在37歳。舞台を中心に演技活動も続けており、1男2女の3人の子どものママになっているそうです。
ロッタちゃん役、現在のグレテ・ハヴネショルドからのメッセージ:
「日本の皆さん こんにちは グレテです。バムセと一緒に、雪のスウェーデンからご挨拶します。ロッタちゃんシリーズが日本で24年ぶりに公開されると知り、とても嬉しいです。24年前に日本に行ったことを、昨日のことのように覚えています。最高の思い出です。」
キネマ旬報社刊「こどもと映画を考える」の13才までに見せたい名作映画50ガイドの巻頭にも紹介されている愛らしい映画、お薦めです。
<「ヒューマントラストシネマ有楽町」鑑賞日(2024年3月26日)に撮影>