毎週木曜日の朝日新聞朝刊に、TV(視聴率)ランキングが掲載されます。

主にTVドラマの視聴率について語ります。

TV(視聴率)ランキング】

<TV視聴率ランキング(2023615日の朝日新聞より)>

視聴率は、テレビ番組やテレビCMをビデオリサーチ(VR社)が世帯内のテレビに取り付けたピープルメータ(PM)と呼ばれる機械を使ってリアルタイムで調査しています。

世帯視聴率1%は少ない数に思えますが、関東地区では約18万世帯が、個人視聴率1%は約40万人が視聴したと推定されるそうです。

 

視聴率について、別途投稿していますのでご訪問ください。

【過去の投稿】

 

【ドラマ部門ランキング入り】

6月第2週ドラマ部門のランクインは第1位「らんまん」、第5位「ラストマン-全盲の捜査官-」、11位「どうする家康」、13位「刑事七人」の4作品。

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1位:らんまん

17.5%(前回117.0% NHK)

NHK連続テレビ小説108作目の「らんまん」は、高知県出身の植物学者で、「日本の植物学の父」と言われる牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。

脚本は「群青領域(2021年・NHK)、「旅屋おかえり(2022年・NHK BS)などの長田育恵。

あいみょんが歌う主題歌が心地よい。

 

直近6月15日放送の第54話では、万太郎(神木隆之介)が石版に植物画を描いて印刷し、植物学雑誌は完成します。急に万太郎の植物学雑誌の手柄を横取りしようとする田邊教授(要潤)の言動に、徳永助教授(田中哲司)ら一同は違和感を覚える・・・という展開。

 

<神木隆之介、要潤>

田邊教授:「なかなかいい雑誌じゃないか」

万太郎:「ほんまですか?」

田邊教授:「君に任せてよかった」

万太郎:「ありがとうございます」

田邊教授:「私が雑誌を思いついたからこそ こうして形になったわけだ」

万太郎:「はい」

徳永助教授・一同:「・・・」

田邊教授:「学会誌にしようと言ったのは 私だ」

万太郎:「はい ほんまに ありがとうございます」

徳永助教授・一同:「・・・」

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5位:ラストマン-全盲の捜査官-」

(前回4位・TBS系 21:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

14.7

13.1

12.0

12.4

12.8

12.1

12.9

12.6

6月11日放送の第8話は、皆実(福山雅治)が心太朗(大泉洋)に近づいたのは、刑務所にいる心太朗の父、鎌田(津田健次郎)に会うためだったと知り、心太朗は皆実とのバディを解消する。

代わって皆実のバディとなった吾妻(今田美桜)、二人はバスジャックに遭遇し、皆実はバスの車内で犯人(京本大我)に肩を撃たれてしまう・・・というスリリングな展開が続きました。

<京本大我>

 

<今田美桜、福山雅治>

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11位:「どうする家康

10.8%(前回13位・10.8% NHK)

「どうする家康」の新たなキャストが発表されました。

秀吉(ムロツヨシ)の家族・腹心たち、いわばチーム秀吉の7名。

・和久井映見:秀吉の正妻で恋女房の寧々(北政所)。

・佐藤隆太:秀吉が心を許す弟・秀長。

・高畑淳子:秀吉に振り回される母の仲(大政所)。

・山田真歩:人質として家康のもとへ嫁ぐ秀吉の妹・旭。

・中村七之助:豊臣政権を一手に担う才気ある石田三成。

・淵上泰史:文武に優れた豊臣家名将・加藤清正。

深水元基:秀吉から才能を認められた猛将・福島正則。

今後の展開が楽しみです。

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13位:「刑事七人」

(新番組・テレビ朝日系 21:00)

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

10.7

9.3

新番組、東山紀之・主演の「刑事7人 Season9」、6月7日スタートから視聴率10.7%でランクイン。

主人公・天樹悠(東山紀之)、海老沢芳樹(田辺誠一)、坂下路敏(小瀧望)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)の専従捜査班メンバーと、法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)の7人が、難事件を解決していくシリーズ。

 

毎回完結形式ではありませんでした。14日放送の第2話は9.3%。

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【私が観ているドラマ視聴率】

6月11「日曜の夜ぐらいは…」

  (テレビ朝日系 22:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

5.6

あるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす3人の女性、岸田サチ(清野菜名)、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠)の友情を描く物語。

「ちゅらさん」(2001年NHK)、「にじいろカルテ」(2021年テレビ朝日)など、ヒューマンドラマの名手・岡田惠和の脚本によるオリジナルドラマです。

深夜の番組は、何故か視聴率が発表されません。

<清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠>

 

612日「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」

(フジテレビ系 2200

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

 

9.3

7.9

8.3

7.8

7.5

7.1

7.5

7.4

7.4

身に覚えのない傷害事件で弁護士の資格をはく奪され、探偵事務所を立ち上げることになった上水流涼子(天海祐希)、涼子が最初に手掛けた案件の縁でバディとなるIQ140の貴山伸彦(松下洸平)。涼子の因縁の相手の娘だが、涼子のもとで働くことになる諫間久実(白石聖)。理不尽な悪党たちを超大胆な方法で成敗していく痛快エンターテインメント。

 

「孤狼の血」の柚月裕子の原作を「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜(日本テレビ)」「正直不動産(NHK)」「祈りのカルテ(日本テレビ)」の根本ノンジがシナリオ化、この手の主人公をやらせると天海祐希は独壇場。

 

6月12日放送は第9話。最終章を迎え、涼子が抱える傷害事件の真相がついに明らかになるか?  

<松下洸平、天海祐希>

 

★6月12日「風間公親・教場0」

  (フジテレビ系 21:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

12.1

10.7

9.8

9.6

9.1

8.3

8.9

9.4

9.9

 

第10

最終話

9.4

木村拓哉主演、長岡弘樹のベストセラー小説「教場」シリーズ。脚本は「踊る大捜査線シリーズ」の君塚良一。

6月12日放送の第10話は、仁谷清香(竹下景子)の変死体が見つかり、発見者は22歳年下の夫でデザイナーの継秀(岡田義徳)だった。

清香には苦しんだ様子がなかったが、死因はフッ化水素ガス吸引と判明。

風間(木村拓哉)は継秀のアリバイで、いつものセット料理ではなくコース料理を頼んだという話を聞いた事から「いつもと違う行動をしたということは、日常に異物が紛れ込んだということだ」と中込(染谷将太)に告げ、継秀を犯人と断定する。

<竹下景子>

 

<木村拓哉、染谷将太

終盤、意識不明の遠野刑事(北村匠海)の顛末が語られる。

次週6月19日に最終話(第11話)放送予定。

 

★6月8日「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」

 (テレビ朝日系 21:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

最終話

8.4

9.1

9.6

7.4

7.4

8.2

7.3

7.6

8.5

元体育教師の情熱系刑事・仲井戸豪太(桐谷健太)。豪太の妹で、検事とともに事件を調べる立会事務官の仲井戸みなみ(比嘉愛未)、検事(北村有起哉、中村アン)、判事(吉瀬美智子)の群像劇。

 

オシャレな夜景が一望できる横浜港で、主演・桐谷健太がついにクランクアップ。

6月8日に最終話(第9話)が放送されました。

<桐谷健太>

 

★6月8日「勝利の法廷式」

 (日本テレビ系 23:59

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

最終話

 

女弁護士・神楽蘭(志田未来)が、謎の脚本家・黒澤仁(風間俊介)の力を借りて、現代社会の闇を暴く深夜放送枠の弁護士ミステリードラマ「勝利の法廷式」。

6月8日放送の第9話、蘭は刑務所で花(北乃きい)に「私が真犯人を見つけ出して、無実を証明する」と告げる。一方、蒼(髙橋優斗)は黒澤に真実を語り始める。

物語はいよいよクライマックスへ。次週6月15日に最終話(第10話)放送予定。

深夜の番組は、何故か視聴率が発表されません。

<髙橋優斗、志田未来、風間俊介>

 

★6月9日「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」

 (TBS系 22:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

最終話

7.6

6.8

5.1

5.9

5.5

5.4

5.9

5.5

電車の車両ごと見たことのない世界へワープ。偶然同じ電車に乗り合わせた乗客68名が、未来へのワープに巻き込まれ、元の世界に戻ろうとするオリジナルのヒューマンドラマ。

ドラマには“つくばエクスプレス”が実名で登場。緑山スタジオに美術スタッフが1ヶ月かけてつくばエクスプレス5号車のオープンセットを作成したそうです。

6月23日に最終話(第10話)放送予定。

 

★6月10「Dr.チョコレート」

 (日本テレビ系 22:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

最終話

8.6

7.3

5.7

5.9

6.6

6.0

6.5

6.8

坂口健太郎主演、ワケあり患者の命を現金1億円、秘密保持契約、そしてチョコレートで救う天才外科医チームの物語。

6月24日に最終話(第10話)放送予定。主演を務めた坂口健太郎が、先頃オールアップを迎えた。

<坂口健太郎、白山乃愛>

 

★6月10日「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」

(テレビ朝日系 23:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

最終話

4.4

売れない漫画家・狩野進(横山裕)と、わけアリな1人暮らし少年・さとうコタロー(川原瑛都)が暮らす「アパートの清水」。続編もそこに暮らす住人たちとの優しくて温かいやりとりは健在。

6月10日に最終話が放送されました。

深夜の番組は、何故か視聴率が発表されません。

座長の横山裕は「2年ぶりの続編にプレッシャーを感じながら、ドラマファンからたくさんの反響をいただきました。おかげで現場も盛り上がり、みんなが楽しそうでした」と視聴者に感謝した。

<横山裕>

 

★6月6日「unknown

 (テレビ朝日系 21:00

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

最終話

7.6

6.1

6.2

5.6

5.2

5.3

6.0

6.9

7.0

吸血鬼である週刊誌記者の闇原こころ(高畑充希)と、交番勤務の警察官・虎松(田中圭)の恋愛模様を描いたサスペンス・コメディ。

6月13日の最終話、高畑充希、田中圭、町田啓太、小手伸也、ファーストサマーウイカ、井上祐貴、曽田陵介、長田成哉、新納慎也、石川禅、酒向芳、木野花、麻生久美子、吉田鋼太郎らメインキャスト14名、殺されてしまって退場したはずの世々塚(小手伸也)やまつり(ファーストサマーウイカ)も参加し、仲良しキャスト陣が再会を喜びながらお祭りのようにクランクアップを迎えた。

 

 

614日「それってパクリじゃないですか?」

(日本テレビ系 2200

第1話

第2

第3

第4

第5

第6

第7

第8

第9

最終話

6.0

4.5

4.3

3.4

4.2

3.7

3.7

4.3

3.9

4.3

奥乃桜子の小説が原作の、お人好し新米知的財産部員・藤崎亜季(芳根京子)と、妥協ゼロで弁理士資格を持つ上司・北脇雅美(重岡大毅)が会社の知的財産を巡り奮闘するお仕事ドラマ。芳根京子が好演です。脚本は「半沢直樹」「ノーサイド・ゲーム」「下町ロケット」などの丑尾健太郎。

6月14日に最終話(第10話)が放送されました。

<重岡大毅、芳根京子>

 

文中、敬称略としました。ご容赦ください。