注目の俳優、目黒蓮(Snow Man)×今田美桜の二人が主演する和製ファンタジー映画「わたしの幸せな結婚」は異色ラブストーリー。

原作は顎木(あぎとぎ)あくみの累計発行部数550万部超の大ヒット小説。

特殊な能力【異能】を受け継ぐ家系の者たちが代々国を治め、災いから人々を守り続けている明治・大正期を思わせる架空の時代。

帝都に屋敷を構え、若くして異能部隊を率いる冷酷で無慈悲なエリート軍人・久堂清霞(目黒蓮)と、異能を持たずに生まれ、家族に虐げられて育った少女・斎森美世(今田美桜)との政略結婚から物語が始まります。

数多の婚約者候補が逃げ出したという噂の通り、清霞は美世を冷たくあしらうのでした。

美世:「お初にお目にかかります 斎森美世と申します」

 

清霞:「いつまでそうしているつもりだ」

美世:「・・・もうしわけありません」

清霞:「謝れとは言ってない 顔を上げろ」

 

清霞:「美世と言ったな」

美世:「・・・はい」

清霞:「ここでは私の言うことに絶対従え」

清霞:「出て行けと言ったら出て行け 死ねと言ったら死ね 異論反論は聞かん」

 

美世:「・・・かしこまりました」

美世:「(明日からも 幸せなど待っていない 早く天国にいる母に会えるのを期待して ただ 息をするだけ)」

 

幸せなんて諦めていた、政略結婚のはずだった。

逃げ帰る場所さえもない美世は、久堂家で過ごすうちに、彼が噂通りの人物ではないことに気づき、孤独な二人が次第に心を通わせていくのです。

清霞:「ここにいて欲しいんだ 嫌か? 私とともに暮らすのは・・・」

 

美世:「(望んでしまった 少しでも長く この人と居たいと)」

 

帝都を襲う異形の反乱。命を賭して戦う清霞。その身を案ずる美世。その陰では思いもよらぬ陰謀が渦巻いていました。

「るろうに剣心 最終章」(2021年)、「キングダム」シリーズ(2022年)、「レジェンド&バタフライ」(2023年)などを手掛けた小坂一順のVFXが良くできています。

 

 

あなたと出会って運命が変わる。

二人を引き裂く、過酷な運命。

願うのはたったひとつ、あなたの幸せ。

 

清霞の軍服、大正時代の香りがする美世の着物、宮本まさ江の衣装デザインが素敵です。

<目黒蓮(久堂家の当主・久堂清霞)、前田旺志郎(清霞の部下・五道佳斗)>

 

<目黒蓮、大西流星(次代の帝位を継ぐ堯人)>

<目黒蓮>

 

<今田美桜(斎森家の長女・美世)>

 

<高橋努(美世の父)、山口紗弥加(美世の継母)>

 

<小越勇輝(美世の幼なじみ)、髙石あかり(美世の異母妹)>

 

「これから先 恐らく苦労をかけることもあるだろう 私も軍人の端くれだ 厳しい戦場に赴かねばならぬこともある その上性格も・・・つまらんだろう」

 

「だが私は 美世と一緒になりたい こんな面倒な男と」

「面倒だなんて 思いません」

「面倒だよ」

「いえ 私の方が むしろずっと面倒です」

「結婚してもらえるだろうか」

「後悔なさいませんか?」

「するわけないだろう」

「・・・不束者ですが どうぞよろしくお願いします」

 

共演は渡邊圭祐、大西流星、前田旺志郎、山本未来、山口紗弥加、火野正平、髙石あかり、土屋太鳳。

「夏への扉 -キミのいる未来へ-」(2021年)の菅野友恵の脚本で、映画「コーヒーが冷めないうちに」(2018年)、TVドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(2022年)の塚原あゆ子が監督した運命のラブストーリー。

劇場でお楽しみください。お薦めです。

2023年製作/115分/配給:東宝

 

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菅野友恵・脚本「夏への扉 -キミのいる未来へ-」の記事です。ご訪問ください。

 

文中、敬称略としました。ご容赦ください。

 

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