DVDで視聴可能なお薦め映画を紹介しています。
父親殺しの冤罪で死刑囚になったヒロインが、無実を叫びながら辛くも女囚刑務所を脱獄し、列車で逃亡する。
スリリングな中川信夫演出が冴えるサスペンス映画「女死刑囚の脱獄」。
昭和35年製作・新東宝・モノクロ新東宝スコープ・78分。
DVD化されています。
中川信夫(監督)、石川義寛(脚本・助監督も兼任)名コンビの手腕は、前年の新東宝の名作「東海道四谷怪談」で実証済み。
映画人の職人技が光る。
次から次へテンポ良く進み、ストーリーも判り易い。
脱獄シーン、列車内で刑事の追跡をかわす逃亡シーンはスリリングな中川信夫演出が冴える。
懐かしい映画を、楽しみながら記述します。
ご一緒に如何でしょうか。
新東宝・大蔵体制時の青天白日クレジットマーク。
昭和30年12月、累積赤字を抱えた新東宝に大蔵貢が社長として就任。
元は見世物小屋の興行主とかで、経営の合理化と、徹底した娯楽・大衆路線映画の製作などにより、就任わずか半年後で新東宝の経営は黒字転換している。
大蔵貢のワンマン体制が批判されるも、若手スタッフ、キャストの登用に、娯楽映画特有の魅力が光っていました。
出演・高倉みゆき、和田桂之助(和田孝)、沼田曜一、若杉嘉津子、寺島達夫、林寛、三田泰子、宮田文子
監督・中川信夫、脚本・石川義寛(助監督も兼任)、撮影・吉田重業、音楽・松村禎三、美術・黒沢治安
資産家の今井有通(林寛)は、島製菓の次男・明夫(和田桂之助)と娘・京子(高倉みゆき)の縁談を決めていた。
狩猟シーン
有通:「明夫君 わしのは命中した」
明夫:「僕はまだ 月謝が足りないんですね」
有通:「京子と結婚式を挙げるまでには みっちり仕込んでやるよ」
明夫:「はあ お願いします」
しかし、京子には愛する赤尾荘一(寺島達夫)がいて、彼の子を身籠っていた。
<高倉みゆき(今井京子役)・寺島達夫(赤尾荘一役)>
荘一:「フィアンセの明夫君の事 まだ思ってるんじゃないの?」
京子:「あれは パパが勝手に決めた事よ」
京子:「私ね 出来ちゃったのよ あなたのベビー」
荘一:「え! ほんと?」
京子:「東京に帰ったら パパに話しましょうよ」
荘一:「僕 話すの怖いな」
赤尾荘一役の寺島達夫は元プロ野球選手でした。
今井有通は、娘・京子から、赤尾荘一と結婚したい、妊娠もしていると聞かされ激怒し、その夜、急逝した。
有通:「何を言うんだ お前には 明夫君と言う立派な婚約者がいるんだ」
京子:「許してくれなければ 私たち勝手に結婚するわ」
有通:「なに! もう一度言って見ろ!」
京子:「私たち 子供が出来ちゃったのよ」
有通:「なに! ばかもの!」
今井有通の死体からは青酸カリが検出され、殺人事件として捜査が始まる。
<林寛(京子の父、今井有通役)>
京子の義母・美鳥(宮田文子)と義妹の美奈子(三田泰子)は、京子に殺害の動機があると証言する。
<宮田文子(京子の義母・美鳥役)>
美鳥:「私には なぜ主人が自殺したのか 判りません」
宮田警部:「自殺と断定なさらず 事実だけをお話ください」
美鳥:「サロンで 京子が死体に抱きついて泣いていました」
<三田泰子(京子の義妹・美奈子役)>
宮田警部:「日頃 お父さんと京子さんの間は どうでしたか?」
美奈子:「お父さんなんか 死んだ方がいいなんて 言ってましたわ」
京子の化粧品の瓶から青酸カリが出て来た事、ワイングラスから京子の指紋が出た事から、宮田警部(沼田曜一)は京子が父親殺しと断定、犯行は決定的なものとなった。
<沼田曜一(宮田警部役)・高倉みゆき(京子役)>
宮田警部:「君が当時 父親と言い争っていた事は 皆が証言している」
宮田警部:「この瓶から 青酸カリが発見されたんだよ 覚えがあるだろ」
京子:「知りません」
宮田警部:「ワイングラスにも あなたの指紋が付いている」
宮田警部:「ここまで証拠が揃ってるんだよ 自白したらどうだ」
京子:「私がお父さんを殺すはずがありません」
無罪を主張する京子だったが、尊属殺人罪として死刑の判決をうけ、盛岡の女囚刑務所に送られた。
<岡竜弘(裁判長役)>
裁判長:「犯人 今井京子に尊属殺人罪 その情状酌量の余地なしとして 死刑を宣告いたします」
京子:「違います 違います 私は無実です!!」
盛岡刑務所。
<高倉みゆき(京子役)>
京子:「無実の人間が なぜこんな所で 苦しまねば ならないんですか」
看守:「公平な裁判が決める事ですよ」
京子:「裁判や警察は でたらめです 早くここから出してください」
刑務所に面会に来た恋人の赤尾荘一は、赤ん坊は託児所に預けた、結婚を断わられた明夫が仕組んだ犯行だと京子に話す。
明夫への復讐を決意した京子は、同房の女囚・君江(若杉嘉津子)に誘われ脱獄を敢行する。
一方、明夫は京子の身を案じ、刑務所のある盛岡支店に転勤していた。
<若杉嘉津子(女囚・君江役)・高倉みゆき>
君江:「思い切って 二人で ここから逃げだしてみようよ」
京子:「とても無理よ」
君江:「だけど お前 無実だろ」
京子:「わたし やるわ」
君江:「縄梯子は 出来上がっているんだ」
君江:「鉄格子を切るのも 用意してあるんだ」
脱獄常習犯の女囚・君江が入手したヤスリで、鉄格子を切断。
<高倉みゆき>
京子と君江が脱獄決行。
高所にキャメラを据えて撮った脱獄シーン、巡回する守衛の真上を板一枚で進むスリリングなシーンが続く。
京子は脱獄に成功し、君江は捕らえられてしまう。
京子は、明夫のいる島製菓の社員寮に忍び込んだが、明夫は犯人ではなかった。
明夫:「京子さん! どうしたんですか?」
京子:「命がけで脱獄したのよ 父を殺したのは あなたでしょ」
明夫:「誰がそんなでたらめを! 僕は 絶対犯人じゃない 無実を信じて 盛岡に来ました」
京子:「・・・」
明夫:「信じられないなら 僕の胸を突き刺してください」
京子:「私には 人は殺せない」
明夫:「きっと信じて貰えます ここは危ない 今に警察が来ます」
明夫:「僕の東京の親友の家に行きましょう」
京子は明夫と、厳重な張込みの中を変装し、汽車で盛岡から東京に向かう。
盛岡駅で列車を待つ京子。アベック(二人連れ)を探す刑事。
改札口で「あっ ちょっと君」突然、刑事に声を掛けられて驚く京子。
職務質問されたのは、後ろの二人連れだった。
京子は東京へ向かうために、盛岡駅から列車に乗る。
盛岡駅でのロケーション撮影。昭和35年はまだ、蒸気機関車の時代です。
駅のアナウンス:「間もなく 東北線周り 上野行きが発車いたします ご乗車の方は お急ぎください」
発車のベルが鳴り、機関車がポーッ、シュシュシュシュ・・・・と発車する。
明夫も京子から離れて同じ列車に飛び乗る。
当時の客車にはドアが無いので、走りだす列車に飛び乗り可能。
列車内で京子を探す盛岡署の刑事。
車内を捜索する刑事が、京子と明夫に迫る。
<和田桂之助・高倉みゆき>
列車内で二人の逃げ場はなく、他人の赤ちゃんを抱いて刑事をやり過ごしたり、走る列車のデッキの外に出て、手摺に掴まる。
走る列車の車外のデッキ、振り落とされないよう手摺を握る京子と、それを支える明夫。
二人が列車のデッキの外に居るのも知らず、タバコを吸い出す刑事。
列車内の逃亡シーンは、手練の中川信夫演出が快調で、ハラハラ感が出ていた。
刑事の追跡をかわした二人は、東京に到着した。
京子の脱獄を知って狼狽する義母・美鳥と義妹・美奈子の態度に、宮田警部(沼田曜一)は不審を抱いた。
そして脱獄犯人隠避罪をかぶってまでも京子のために奔走する明夫を見て、事件の再調査を始めた。
刑事:「女中の話では 赤尾壮一と妹の美奈子と関係が出来ているとの事です」
宮田警部:「そうか ははぁ」
刑事:「警部 その問題と 京子の脱獄と 何か関係あるんですか?」
聞き込み中に、明夫を見つけた宮田警部は、話をする機会を得る。
<沼田曜一(宮田警部役)・和田桂之助(明夫役)>
宮田警部:「警察は 何も無理に 犯人を作るわけじゃないんですから」
明夫:「京子さんの話によると 赤尾はでたらめな男のようです」
宮田警部:「赤尾は妹と関係しているんだ 事によると母親とも怪しい」
明夫:「本当ですか?」
明夫と話した宮田警部は、京子の無実を確信する。
<沼田曜一(宮田警部)右>
刑事:「警部 なぜ 判決が下った事件のアリバイ探しなんか してるんですか?」
刑事:「いま 死刑囚・今井京子の犯行を疑ったら 我々の面子は丸つぶれです」
宮田警部:「我々は人間だよ 過ちもあるんだ」
宮田警部:「法は人間の正義と真実を守るためにあるんだ 刑事の面子なんか問題じゃないよ」
刑事:「犯人はもう 捕まってます 職権乱用になりませんか?」
宮田警部:「君は俺が言った通りしてくれ 責任は俺がとる」
京子が、潜伏先のホテルから恋人の赤尾に電話をかけた事から足がつき、刑事がホテルに向かう。
明夫はホテルで京子に、託児所で確認してきたことを話す。
京子は、自分の子が亡くなっていたと聞き、悲しみに暮れる。
そこへ刑事が訪ねてくる。
<高倉みゆき>
明夫:「わかりますよ あなたは 壮一君を疑いながらも まだ愛してるんですよ」
京子:「ぼうやは元気でした もう上手に歩くんでしょうね」
明夫:「京子さん 気を落とさないでください 1週間ばかり前に 肺炎で亡くなっていました」
京子:「え!? ぼうやが死んだ もう生きていけません」
明夫:「ここでくじけてはいけません 勇気を出してください」
ノックの音
ホテルマン:「御免くださいませ 警察の方が ちょっと御用だそうです」
警察署に連行された京子と明夫。
宮田警部:「君が託児所へ 子供の様子なんか見に行ったのが 運の尽きだ」
京子:「警部さん 明夫さんは ほんとの犯人を捜すために 協力してくれました」
宮田警部:「法は あくまでも法だ 君は脱獄した犯人 明夫君は それを隠した罪だ」
京子:「警部さん 私ではありません 私は無実です!」
京子の父、今井有通を青酸カリで殺害し、京子に罪を被せて、刑務所に送り込んだのは誰か?
宮田警部の判断で、いよいよ事件は大団円を迎える。
冤罪の映画ですから、ラストはハッピーエンドです。DVDでご確認ください。
シニア世代からのお薦め作品です。
無実を証した京子は、一時とはいえ明夫に疑念を抱いたことを詫び、再出発を誓った。
新東宝は作品的には良くても直営封切館に恵まれず、経営は次第に悪化、昭和36年5月を最後に映画製作停止、倒産しました。
現存するピンク映画の配給会社「新東宝映画株式会社」とは別会社です。
<出演者プロフィール>
和田桂之助(島明夫役)
和田桂之助(和田孝)は昭和28年新東宝の「愛の砂丘」(木下恵介脚本、青柳信雄監督)でデビューしています。
中川信夫監督作品への出演も多く、昭和29年に主演の「石中先生行状記 青春無銭旅行」(中川信夫監督)、昭和32年の中川監督の初怪談映画「怪談累が渕」、昭和34年の「女吸血鬼」などが記憶に残る。
新東宝倒産後はTVドラマでも活躍、母親と一緒に観ていた昼のTVメロドラマにも出演していた記憶がある。フジテレビの「ライオン奥様劇場」だったかな?
<和田桂之助(和田孝)>
高倉みゆき(今井京子役)
東映で本名の和田道子で「紅孔雀」「百面童子」などに出演後、新東宝の大蔵貢社長にスカウトされ、新東宝に入社、昭和32年「戦雲アジアの女王」(野村浩将監督)の川島芳子役で初主演しています。
昭和33年「天皇・皇后と日清戦争」(並木鏡太郎監督)、昭和34年「明治大帝と乃木将軍」(小森白監督)で昭憲皇太后(明治天皇の皇后)に起用されて、「皇后女優」と呼ばれました。
大蔵貢社長との愛人関係スキャンダルもありましたが、品格のある演技派の女優さんでした。
新東宝倒産後もテレビドラマ・映画に出演、結婚後に芸能界を引退しています。
<高倉みゆき プロマイド写真より>
<男装した高倉みゆき 初主演の「戦雲アジアの女王」より>
<昭憲皇太后役で出演「天皇・皇后と日清戦争」ポスター>
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沼田曜一(宮田警部役)
誠実な人間と残忍な悪役の二面をこなす沼田曜一。新東宝では善人役も多い名優でした。
「法は正義のためにある、刑事の面子なんか問題じゃない」と語る宮田警部役がカッコいい。
昭和25年の「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」(関川秀雄監督・東横映画)の学徒士官役で注目されました。
昭和28年、新東宝に移籍して長く活躍。
新東宝倒産後もテレビドラマ・映画で活躍する傍ら、民話の語り部としても活動し、第39回芸術祭優秀賞を受賞しています。
怪演も多く、昭和41年東映「黄金バット」(佐藤肇監督)のケロイド役は面白かった。
私は、怪盗ブラックと対決する探偵ものの連続TVドラマ「名探偵X」(昭和37年)の名探偵役(主演)を思い出します。
主題歌は「♪あれーは怪盗ブラックだ 火を吐く拳銃恐れずに 深夜の街で一騎打ち にっこり笑って 正義を守る 我らのX 名探偵」だったと記憶します。
当時のTVドラマは生放送が主流で、画像は残っていないようです。81歳没。
<沼田曜一「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」より>
<沼田曜一「女死刑囚の脱獄」より>
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若杉嘉津子(女囚君江役)
女囚役の若杉嘉津子は新東宝の看板女優で、中川信夫監督の「毒婦高橋お伝」(昭和33年)、「東海道四谷怪談」(昭和34年)などで好演しています。新東宝倒産後もTVドラマで活躍しました。
<若杉嘉津子>
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<中川信夫 監督>
新東宝時代の「東海道四谷怪談」(昭和34年)が傑作であったため“怪談映画の巨匠”と呼ばれていますが、中川監督自身「怪談・恐怖映画は全97作品中8作品しかない」と語っています。
昭和36年に新東宝が倒産した後は、東映、国際放映で活躍。
TVシリーズ「プレイガール」での怪奇ものエピソードでの演出が面白かった。
「ウルトラマンレオ」「破れ傘刀舟悪人狩り」などの演出も懐かしい。
映画は「妖艶毒婦伝 お勝兇状旅」(昭和44年・東映)を最後に引退しますが、昭和57年「怪異談 生きてゐる小平次」(ATG)で13年ぶりに映画監督に復帰し、2年後の昭和59年に逝去、遺作となりました。79歳没。
<私の好きな「中川信夫」ポスター集>
「怪異宇都宮釣天井」(昭和31年・新東宝)
釣天井を仕掛けて将軍家光を暗殺しようとする話。
将軍家の隠密に小笠原竜三郎、将軍・家光に沼田曜一、悪家老に江川宇礼雄。
将軍・家光危うし! 釣天井が急落下し、大惨事になる特撮シーンにビックリ!!
新東宝の特殊技術は精度が高い。当時、映画館で観ました。DVD化されています。
「毒婦高橋お伝」(昭和33年・新東宝)
毒婦と言われる”お伝”の半生を耽美に描く傑作。DVD化されています。
本作で中川信夫と組んだ美術の黒澤治安とは、昭和34年に傑作「東海道四谷怪談」(新東宝)を製作します。
当時の新東宝は大蔵貢(新東宝社長)のワンマン体制で、内部スタッフ、俳優を使った企画第一主義。
特に低予算の「エロ・グロ路線」が鮮明となっていったが、娯楽映画特有の魅力が光っていました。
撮影所には「テスト1回、ハイ本番」のポスターが貼られ「安く、早く、面白く」のスローガンを掲げたと言われ、社長就任わずか半年後で新東宝の経営は黒字転換しています。
「俠艶小判鮫」(昭和33年・新東宝)
「俠艶小判鮫」「続俠艶小判鮫」の2部作、嵐寛寿郎・主演、新東宝スコープの時代劇映画。
「エロ・グロ路線」の大蔵貢・新東宝でも、アラカンの時代劇は子供も安心して観られました。
「女吸血鬼」(昭和34年・新東宝)
岸田森の吸血鬼(血を吸うシリーズ)より遥か前に作られた、天地茂が演じる日本最初の吸血鬼映画。
後にブレイクする天地茂、新東宝では異常者的な役が絶品! DVD化されています。
「女死刑囚の脱獄」(昭和35年・新東宝)
「女死刑囚の脱獄」別バージョンのポスターです。
中川監督が俳優を演出する時は「さり気なく演技して下さい」が口癖だったそうです。
「地獄」(昭和35年・新東宝)
天地茂、沼田曜一、三ツ矢歌子ら、登場人物が全員死んで地獄行き。
針の山、釜茹で、賽の河原、血の池地獄などをカラー・新東宝スコープで映像化。
嵐寛寿郎が閻魔様でカメオ出演。DVD化されています。
「粘土のお面より かあちゃん」(昭和36年・新東宝)
前年(昭和35年)に大蔵貢が新東宝社長を解任され、大蔵カラーが薄められた頃の作品。
中川信夫監督は、時代劇、怪奇ものから、文芸作品まで、何のテーマでも撮れる活動屋。
新東宝の自社配給で公開された最後の中川信夫監督作品です。
TVシリーズ「プレイガール」(昭和44年~昭和51年)
中川信夫は東映のTVシリーズ「プレイガール」(昭和44年~昭和51年・続編含め全358話)で、多くのエピソードを監督しました。DVD化されています。
私は第75話からレギュラー出演の片山由美子ファンです。
「ジャイアントロボ」西野隊員の子役時代から、東映・石井輝男監督作品でのパワフルな演技など、プロ根性の女優さんでした。
結婚・引退していましたが、近年はコミュニティ放送やSNS等を通じてファンとの交流活動をされているようです。
宍戸錠、郷鍈治兄弟がゲスト出演回の「プレイガール」より 中央が片山由美子。
「ジャイアントロボ」(昭和42年~昭和43年・全26話)西野隊員役の片山由美子(子役時代)。
写真右の「ジャイアントロボ」でユニコーン日本支部長を演じた伊達正三郎(旧芸名・舘正三郎)も新東宝出身。
昭和32年「憲兵とバラバラ死美人」(並木鏡太郎監督)でデビューしています。
東映の長寿刑事TVドラマ「特別機動捜査隊」での笠原刑事役が懐かしい。
<片山由美子・伊達正三郎>
文中、敬称略としました。ご容赦ください。