アメブロのプロフィールでも触れましたが、

68歳で急性心筋梗塞の手術を受け、3年経ちました。

 

当時は、

日頃10分も歩くと息苦しい時があり、

少し休んで深呼吸すると回復、

毎年の人間ドックも異常なく、加齢と思っていました。

 

8月の昼過ぎ、職場の机で意識を失ったようです。

勤務先は東京の

“ストレングス&コンディショニング”の普及、国民の健康とアスリートの競技力向上と傷害予防を目的とした、米国が本部のNPO法人事務局での経理業務。

 

職場仲間の迅速なAED電気ショック、心臓マッサージ、病院への救急搬送で一命を救われました。何しろ職場は専門知識のあるプロフェッショナル集団ですから。

 

倒れた場所が職場で幸運でした。

夜中の一人歩きでしたら、倒れたまま死んでいました。

救急搬送された病院は

勤務先から近い「東京都済生会中央病院」(東京都港区)。

 

病院の救命救急のお蔭で、3日後に意識回復したそうで、半月後に冠動脈バイパス手術を受けました。

心臓に通ずる血管がボロボロで、両足の血管を心臓につなげる大手術だそうです。

心臓血管外科の部長先生から丁寧な手術の説明を受けました。

また、平成当時、天皇陛下(現在の上皇さま)が受けたれた手術と聞きました。

<病院で頂いた手術説明書の一部>

 

手術後に部長先生から「大丈夫、心配ないよ」と、私の胸に手を添えて言われた事が、今でも記憶に残っています。

東京都港区の中心部にある救命救急病院ですから、入院中6Fの集中治療室(ICU)にいると、夜中でも救急車のサイレンが聞こえてきます。

 

医療設備が整った病院で、外科・内科・救急診療科・リハビリ科諸先生の連携治療が素晴らしく、心温もる看護師さん、看護補助師さんの心遣い、家族や仕事仲間の励ましが心の支えとなりました。

 

併せて、血圧から血糖値の管理まで、専門の先生に診ていただけるのは、総合病院ならではです。入院中に栄養相談セミナーも受講できました。

 

手術後はリハビリです。

病院13Fにある、広いリハビリルームと、開放的なリハビリ庭園が素晴らしい。

入院中に大東京の青空を仰ぎながら、リハビリの先生から指導を受けました。

 

病院内から見る東京タワーも絶景。

目の前に迫って見えます。

<入院時に撮影>

 

思い出の病院食。

温かく、しかも美味しい。病院厨房の自家製です。

 

食事の写真が撮れるほど、直ぐ元気になりました。

 

心臓に通ずるボロボロの血管を入れ替えたので、長生き出来そうです。

毎日、リハビリに励んで2ケ月半で退院できました。

 

先生から「後遺症もなく運が良かった。もうどんな運動をしても大丈夫」との話。

職場仲間の迅速な初期対応と、搬送された病院の先生に感謝です。

 

人生初入院の「東京都済生会中央病院」は、

2ケ月半の入院と、退院後の通院を通して、嫌な事も無く、病室も綺麗で、ゆっくり治療に専念できました。

健康に越したことはありませんが、万一の時は推薦です。

 

3ケ月後に職場復帰を果たし、東京都港区の勤務先は、千葉県に念願の施設を建設して、事務局も同時に移転しました。

 

2年後、経理担当の後任者も育成できたので、昨年71歳で退職して年金暮らしになりました。

 

厚生労働省公表の死因順位が、第1位の腫瘍(ガン)に次ぎ、心疾患が第2位です。

新型コロナ感染症で医療体制が心配な昨今ですが、呼吸に自覚症状があれば放置せず

心疾患を疑って、受診の必要ありとの経験談を投稿しました。

 

死と隣り合わせだった入院生活が、今は思い出として語れる幸せに、感謝しています。