私が初めて買ったシングルレコード盤は昭和44年(1969年)ダニエル・ビダルの「天使のらくがき」です。

小型のステレオプレーヤーも買って何度も聴きました。

フランス語は判らないけれど、メロディーが気に入りました。

<「天使のらくがき」ジャッケト>

ダニエル・ビダルは17歳で歌手デビューしたフランス系ポップス歌手です。

私の記憶では文化放送アナウンサー“土居まさる”のラジオ番組「ハローパーティー」の海外楽曲紹介で初めて聴いたように思います。

デビュー曲「Aime ceux qui t'aiment」(汝を愛する者たちを愛せ)は本国フランスで発売され、その後本人が来日して日本では「天使のらくがき」の邦題で1969年オリコン12位となっています。

「天使のらくがき」は日本語盤も発売されましたが、私はフランス語盤が好きです。

ダニエル・ビダルは1970年初頭から日本に長期滞在して活躍し、テレビのバラエティ番組にも出演していました。

<「天使のらくがき」日本盤ジャケット>

https://www.youtube.com/watch?v=s0q8W5_wF-k  (天使のらくがき)

https://www.youtube.com/watch?v=nwhGvHA7tbw (天使のらくがき・日本盤)

 

レコード盤はCDなどのデジタルメディアと区別するため“アナログレコード”と古臭いイメージで呼ばれていますが、

朝日新聞(2020.09.24夕刊)の記事によると、米国で今年上半期のアナログレコードの売上がCDを上回った(全米レコード協会)らしいんです。

レコード盤はCDのように人間の可聴範囲外の周波数帯域をカットしていないので、音が自然に聴こえるような気がします。