反抗期まっさかりの14歳男子と
長年の不妊治療でようやく昨年授かった
０歳男児の年の差兄弟を子育て中！
次男妊娠をキッカケに「家欲しい！」と
思い付いた当日に購入した家のことと
せっかちで生き急ぎ人間の日常を
思いつくままに書くブログです。
アメトピ掲載記事をまとめました 
私の友達のハチ(仮)
友達というか、半分妹。
妹よりも世話してるかも。
年齢 38歳
バツイチ
シングルマザー
子供3人
職業 看護師(准看)
元旦那の100％有責で離婚。
元旦那からは慰謝料養育費無し
客がほぼ来ない美容室経営の母親と
ニートのこどおじ兄がいる実家で
子ども3人と出戻り生活中。
という絵に描いたような
地雷スペックのハチ。
これまで私は
ハチの人生の分岐点に
何度も立ち会っては
手を引っ張って歩いてきました。
ハチの元旦那は
家庭外に愛人を複数人抱え
当時赤ちゃんもいたハチに
生活費として"月額10000円"しか渡さない
超経済DVをかましてたクソ男。
生活費はほぼ全額
一番下の子のミルク代に消え
上の子二人の食費を稼ぐため
ハチは毎日内職。
近所の山に山菜を取りにいったり
海に貝を取りにいったりして
なんとか毎日食べ凌ぐ日々。
それでも旦那に情があるからって
離婚せず絶えてたハチ。
私からみたら半ば洗脳されてた。
ある日ハチから
「もう逝くね、今までありがとう」
ってLINEがきて慌てて電話すると
「旦那が不倫相手の所から
帰ってこなくなった。
この苦しい生活も旦那が居たから
なんとか絶えれてたのに…」
って号泣してるハチ。
もう私ブッチーンってなって
「あと2時間待て！！」
って電話を切り
親戚から軽トラを借り
ハチの実家の美容室に突撃して
ハチの父親に
「おじちゃん、何も言わずに
今すぐ一緒に来て！」
って半ば強引に連れ出して
ハチ父を横に乗せ軽トラで1時間かけて
ハチのもとに駆け付けた。
行きの車の中で
これまでのハチの事や
今のハチの状況を説明し、
ハチの子供3人はハチ父に頼み
ハチの車に乗せて
連れて帰ってもらって
私はグズグズ泣いてるハチに
「お前が娘たち守らんで
どうするんや！
母親なら意地でも動け！！！」
ってケツ叩きまくって
ハチやこどもたちの私物と
ありとあらゆる家電を軽トラに乗せ
夜逃げならぬ昼逃げ。
ハチの父親はこの日まで
娘や孫たちが
どんな扱いをうけてたのか
知らなかったらしく
元旦那に激怒。
数日後(遅ぇよ)
久しぶりに家に帰った元旦那は
何にもない家を見て慌てて
ハチを迎えに来たらしいけど
ブチ切れたハチの父親に追い返され
そのまま離婚となりました。
その後地元に帰ってきたハチは
シングルマザーとして
子供3人育てるために
看護学校へ通い准看免許取得。
それなりにうまくやってました。
3年前までは。
3年前にハチのお父さんが他界。
そこからすべてが狂い始めた。
もともとニートだったハチ兄が
引きこもりニートをやめ、
イベントとかに出かけては
数万単位で散財してくるし
実家に友人を呼んでは
夜な夜なカードゲームをし
光熱費を食い荒らす
モンスターニートへと進化。
お父さん大好きだったハチ母は
お父さんの代わりに
ニートこどおじのハチ兄に依存し
ハチ兄を全肯定。
少ないお店の売り上げも
ハチ兄の遊びのお金として与え
結果、食費や光熱費は
全額ハチ持ちという事態に。
私も現場に何度も遭遇したけど、
ハチ兄が不在の時に
連絡なしで毎回数万レベルの
代引きが届く。
配送会社さんに申し訳ないかと
支払い立て替えて受け取る
→ 当然お金は返してくれない
立て替えてもお金が返ってこないから
受け取り拒否する
→ 後日、受取拒否を知ったハチ兄が
大暴れして店の備品を壊していく。
そんな状況に対しハチ母は
「ハチが立替えとけばいいじゃない
お兄ちゃんは今たまたま金欠なだけで
また近いうちお金かえしてくれるわよ」
と危機感はゼロ。
結果、
食費光熱費、兄の散財フォロー
日に日にハチの財政状況が困難に…
この事自体は私もずっと把握してたし
ハチには「早く家を出ろ！」って
ずっと言い続けてきたけど
元旦那の時と同様に
家族への情が勝ってしまい
なかなか行動に移せないハチ。
気づけば日々の生活費負担だけでなく
ハチ母から借金までさせられてた。
銀行2社、信販会社、消費者金融
トータル5社。
借金返済は毎月10万。
田舎の准看護師の手取り20万程度。
そこから借金返済に10万。
実家の生活費に8万。
残り2万で携帯代や子供関係の支払い。
次第に毎月の返済も滞るようになり
とうとう職場まで電話がくるように。
そして、ようやくハチの頭の中に
自己破産をしようという
意識が芽生えてきたらしい。
もうね、
数年前から私ずっと勧めてたのよ。
当初は任意整理を進めてたけど
ハチの現状の生活をみたら
とてもじゃないけど任意整理でも
立て直しは無理だと思って
早々に自己破産しろ！！
新しい借金はもう作るな！！
親も兄も見捨てろ！！！
何よりも3人の子供を優先しろ！！
って言い続けてきたけど
「でも」「だって」で
なかなか進んでこなかったハチ。
それがようやく、
職場にまで電話がかかってきて
自己破産を視野に入れだした。
もう、こんなチャンス二度とない。
しかも、タイミングがいいことに
ハチ母が社会福祉協議会へ
差し押さえの件で
相談に行くらしいので
それにハチも同行して
現状の相談してこい！！
って尻叩いてきた。
ハチ母が社会福祉協議会に
予約を入れた理由は
「税金払えんで差し押さえられるし
明日の夕飯のお金もない。
ハチも金欠でお金だしてくれない
社協にいけばお金貸してくれるかも」
なんつー甘い考え。
それでもハチにとっては
第三者へSOSを出せる絶好のチャンス。
ハチ母の相談タイミングで
「うちにお金がないのは
ニートのハチ兄と
それを放置するハチ母のせい。
実家に支援したい気持ちもあるが
自分の借金も払えないので
もう限界」
とブチまけた。
相談員さんは凄く親身に聞いてくれ
ハチ母にも
「お兄さんにかかるコストを
少し考えてみてください。
収入0円のお兄さんが毎月10万以上
好きに使っている現状を
どう思いますか？」
と懇々と詰めてくれたらしい。
ハチ母はそれでも
「お兄ちゃん、
何もしてないわけじゃないのよ。
時々ご飯作ってくれるし(炊くだけ)
お風呂の栓ぬいてくれるし…」
と、
ハチ兄のいい所(でもない)を
挙げて
決してハチ兄が原因じゃないと
認めなかったみたいだけど。
その後社協の相談員が
自己破産の手続きの為にすぐに
弁護士の先生へつなげてくれ
今週めでたくハチと弁護士さんがご対面。
ようやく自己破産手続きが開始👏
長かったーーー！！！
ハチも
「これでようやく、
三人の子どもの給食費を払って
堂々とＰＴＡに行ける」
って喜んでたよ。
※給食費も滞納してて
気まずいからってＰＴＡにも
ここ数年行けてなかった
単純に毎月10万円の
支払いが消えるからね。
この話を昨日、
ハチに呼び出されて
ハチの家で聞いてたの。
「良かったね、
ちゃんと前に進めたね。
これからしっかり
生活立て直すんだぞ！」
って応援する私。
すると私とハチが話してる所へ
声かけに来たハチ母。
「そーでしょー
私ももっと早くハチに自己破産
させとけばよかったわぁ！」
イラッ。
誰のせいでこうなってんだ
「まあハチが自己破産したところで
ハチ兄をなんとかしないと
アイツがいる限り負担は減らないよ。」
ってのをオブラートに包んで言う私。
「でもハチ兄も頑張ってるんだし…
あ、でもこれから
毎月10万使えるお金が増えるでしょ！
だからきっと大丈夫よ！！」
ん？？？？？
10万「増える」？？？？
もしかしてハチ母、
借金の返済がなくなることで
10万手元に残るのを
全部自分で貰おうとしてない？？
そうなったらきっと
いや、間違いなく
その10万円はハチ兄の散財へ…
そして結局家で使うお金は
変わらないままの未来が見える…
どうすりゃいいんだ…
