そんなことを感じた今日。




自分が企画ユニットをやっている理由は、多くの人に自分の頭の中を見て、感じてほしいからですが、もう一つ、形に残るモノとして映像作品やアニメなどの企画書代わりになるような作品作りをしたいからです。




自分は脚本を書き出してまだ3年足らずの新人です。

それまではいち役者として、歴史に名を残すような名作に出演したいために12年程携わってきました。


でも、ある時ふと思いました。




「作品に関わるのに、何も演じ手だけが全てじゃないよね」




これは簡単なようで盲点でした。

自分が思い描いた作品に出演できないのであれば、自分の思い描く脚本を書いて、公開して、評論をもらって、認めさせればいい、と。


去年制作した「神様ごっこ。」もその一部でした。

神社と神様と人という、ありがちだけども奥深い関係に、時に明るく、時に切なく、時に残酷な表情をつけて、【子供向け】に制作しました。

そう、あいてむぼっくすの「神様ごっこ。」の出発地点は子供たちへの教養や道徳について学んでもらいたいということからでした。

でも、実際にドラマCDにして、リーディングライブで上演してみて、反響があるのはご年配と女性が大半でした。




懐かしさと温かさを感じ取れる物語。




それが、実際に人前で公開してみて得た、神様ごっこ。の実態でした。


子供向けにするには、まだまだ工夫が足らない。

物語がシリアスすぎるのか、それとも短調すぎるのか。

いっそのこと、アニメにでもしたら、食いつきは違うかもしれない。



神様ごっこ。を彩ったキャラクターは、実際に漫画やアニメにしても十分通用する魅力はあると思っています。

次はそれをよりたくさんの方に見ていただいて、プロデュースしていただく環境さえ整えば、今までの映像作品とはまた少し違った視点から子供たちに日本の昔ながらの心を訴えられる……そんな作品だと、信じています。




制作会社様

プロデューサー様

アニメーション監督様

その他、制作に関わる皆様



もしもこの記事をご覧いただく機会がございましたら、ぜひ一度企画を出させて下さい。

「神様ごっこ。」だけにこだわるつもりはございません。

子供たちが未来に向けて暖かい笑顔をつなげていける物語を、厳しい現代を生きる人へ暖かな心を届けたい。

僕は、作品を作る時は常にそう考えています。





進藤雄太