こんにちは。
今でもほとんど毎日絵本を読んでいる、絵本好きのノパパです。
今日は、寝るときの語り聞かせではなく、絵本の読み聞かせについて語りたいと思います。
絵本の読み聞かせのコツ
暗記してアドリブもいる『語り聞かせ』よりも、テキストと絵のある『読み聞かせ』は難易度が低いので、初心者のパパ、ママは、まずこれから始めるのもいいかもしれません。
ただし、絵があるということは、子どもの想像する自由は、かなり制限されるということでもあります。
絵本には絵本の良さがありますが、語り聞かせをした方が赤ちゃんの内面に深く働きかけるということは覚えておいてください。
どちらにも言えることは、言葉を吸収している最中の赤ちゃんにとって、読み聞かせはゆっくりであれば、あるほどよい、ということ。
大人は意味が分かっているので、つい普通の会話の調子で読んだり、演出で感情をこめたり、演技力を出そうとしてしまったりしがちですが、赤ちゃんにとってはそれは、あまり意味がありません。
なるべく落ち着いた調子で、一語一語、ゆっくりした言葉で、読みましょう。
たっぷりと間をあけることも、大切です。
赤ちゃんが絵本を触りたがったら、触らせてあげましょう。
全身の感覚を使って、絵本を体験したいのです。
なので、飛びだす絵本や仕掛け絵本は遊びながら読めるので、とても良いと思います。
また、あまり長すぎる話や複雑なストーリーがあるもの、登場人物が多いものも赤ちゃんには向きません。
市販の絵本でしたら、赤ちゃん向けのものがたくさん出ているので、それを読むのもいいでしょう。
おすすめの絵本 5選
ここでは、赤ちゃんが絵本を読み始める時期に、オススメしたい絵本をいくつか紹介します。
「いないいないばあ」 松谷みよ子
赤ちゃんの絵本ではとても有名な絵本です。いろいろな動物が「いないいない」と顔をかくし、次のページで「ばあ」と顔を出してきます。
「この動物は何だろうね」、「次は何かな」、というやり取りをしながら、の期待と、シンプルな繰り返しが、赤ちゃんはとても喜びます。
「こぐまちゃんありがとう」 わかやまけん
こぐまちゃんシリーズは、くっきりした輪郭線と塗りつぶした色の、とても見やすい絵と、短くシンプルなストーリーで、とてもおすすめの絵本です。
中でもこの「ありがとう」は、うちの息子の一番のお気に入りの絵本でした。
ちなみに、お気に入りの本ができたら、繰り返し読み聞かせるのがお薦めです。子どもは次の展開を覚えて、ワクワクすることで、より深く絵本の中に入り込むことができます。
「大きなかぶ」 A・トルストイ
彫刻家の佐藤忠良が挿絵を描いた古典的で有名な絵本です。
みなさんも、どこかで一度は読んだことがあるのではないでしょうか。
この絵本も、リズムある言葉と繰り返しで、どんどん動物が増えていく面白みを出していきます。
そして、最後には力を合わせ、目的である大きなカブを抜くことができて、めでたし、めでたし、となることで、子どもの安心感、安定感を養います。
「3匹やぎのガラガラどん」 マーシャ・ブラウン
これも有名な絵本ですね。最初は小さいヤギが悪いトロルに食べられそうになりますが、次にはもっと大きなヤギがくるよ、と言われて見逃します。
けれど、最後には大きなヤギが、逆にトロルをやっつけてしまいます。恐ろしい怪物が、欲をかいたばかりに逆にやっつけられてしまうという意外性と、弱いと思っていたヤギの強さが痛快な傑作絵本です。
「ヘリコプターロフティ」 イアン・スミス
最後に仕掛け絵本をひとつ。
ロフティというヘリコプターが、空に飛びあがったり、梯子を下ろしたりして救助する絵本なのですが、やはりお話に合わせて絵がうごくところが子どもには驚きなのでしょう。
私が息子に読み聞かせたときは、お気に入りのナンバー2となり、何度も自分で仕掛けを動かしているうちに、どんどん破れたり、壊れたりしていきました。
しかし、それも体験の一つ。仕掛け絵本は壊れてしまうもの、と思いましょう。
以上、おすすめの絵本でした。
図書館に行けば、他にもいろんな絵本がありますので、手あたり次第に借りてみて、子どもが気に入った絵本は買うといいでしょう。
お気に入りの絵本は、大人になってもずっと手元に置いておきたくなるほど大切な存在になります。
是非、絵本の読み聞かせを、お子さんと一緒に楽しんでくださいね。