【お断り】

実はココまで書いてきて、ふと気付いて調べてみたのですが獣王とドンちゃん2の発売時期が、実際とはかなり違う事に気付きました(笑)。

ドンちゃん2が2000年の「ミレニアム(しつこいw)」発売なのに対し、獣王って市場登場は2001年1月なんですね。

まぁ・・・でも書き直すのも面倒なので(爆)、このまま続けたいと思います。

記憶だけで書き物するのは、良くないね(苦笑)



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ちょうど2000年を契機に、スロットには革新的な技術が試験的に登場しました。

「ゲゲゲの鬼太郎」にて初めて世に出たAT機能。

そして「ディスクアップ」に始まり「キャッツアイ」で熟成されたAR(※1)を経て、「獣王」にてAT機能の完成をみたサミー系列の進化は目を見張るものがありました。


そして、もう一つ。

その後のスロットの進化を劇的に早めた革新技術が登場します。

2000年にNETがリリースした「ブラックジャックST」に搭載された、RT機能をベースとし順押し・逆押しによりリール制御を打ち手が選択して成立したボーナスを「揃えない」ままRTが完走出来る「ストック機能」。

それを発展的に継承して、その後の4号機のシステムの中核を形成するまでに発展した、山佐が2001年に出した「スーパーリノ」に搭載された「サイレントST機能(※2)」です。


しかし「スーパーリノ」のSTは、基本的に5G目でのRT解除(※3)が選択されなかった場合、特に低設定ではキツい仕様となっていた為、この頃は客付きも悪く、さほど注目される事は無かったと思います。

しかし、そのST機能を世間に周知させるに足りる機種が登場しました。

それが同じ2001年に山佐がリリースした「キングパルサー」です。



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ドンちゃん2や大花火での凌ぎが、徐々に難しくなっていたこの頃。


その日は「キングパルサー」導入の初日だった。

雑誌などでは既に既報でおおまかな仕様、連チャンのゾーン等が紹介されていた事もあって、俺もある程度の知識は持っていた。

ただ、スーパーリノの印象が頭にあったので、実はそこまでの期待を持っていた訳でも無かった。

そして開店。


俺とタカシを含めて、8台入れられたキンパルはすぐに埋まった。

これでしばらく、台の移動も出来ない。

逆に言えば、じっくり自分の目の前の台を見れるし、両隣のチェックも出来る。

そう考えていたのだが・・・


数台のキンパルに、早い当りが続いた。

そこから連チャンをしている台もある。

スーパーリノとは基本的にRTゲーム数の振り分けが違うとは言え、こうも早い連チャンがあるのか?

そんな感じで驚かされた。

今にして思えば、導入初日のリセットがある時点で、店が相当にやる気だったのはわかるのだが(苦笑)


俺とタカシの台も、朝のリセット(※4)はかからず、しばらく現金投資が続く。

ドットマトリクス(※5)の演出も、そこそこ法則らしきものがあるように感じるのだが、出目に変化が見て取れないとあまり期待も出来ないような感じで、俺はまず出目に絞って打つ事にした。

とはいえ、ニューパルとは似ても似つかぬ絵柄配列だったし、狙いどころを決めかねていた俺に、タカシが



「とりあえず左はBAR狙いがわかりやすいかもね」



そう言われて、台の横にあったラミネートのパンフレットにあった配列表を見た。

なるほど・・・オレンジを引き込んだ時だけオレンジ狙えばOKか。

俺とタカシはそこからブン回しに入った。


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そして開店から1時間。

ちょうど600G目前という所で、俺とタカシの台にほぼ同時に当りが来た。

ココでしばし、俺とタカシは「共同で」この台の特徴を掴もうと話し合った。


2人とも初当りがBIGだったので、まずは小役の出方や枚数などをチェックした。

ハズシをキッチリした上で、おおよそ420枚程度か・・・

オレンジの引き次第で、枚数が変わるような感じもするね。

そんな話をしつつ、そこそこ付いて来た連チャンを消化していた時だった。



周囲の台との比較をしていた時に、俺とタカシは「ある事」に気付いた。



「・・・ハズレ・・・かな?」



俺とタカシが注目したのは、BIG中のハズレ(※6)だった。

朝のリセットが無かったものの、俺とタカシの台はそこそこ当りが途絶えずに来る。

反面、他の台は朝の当り以降、パッタリ止まった台もあるし、引き戻しても2、3連で終わる台など、明らかに「台の勢い(※7)」が違うのだ。

そして、それらの台と俺達の台の大きな違い。

それがBIG中のハズレだった。


俺達の台は、他の台に比べてハズレの数が桁違いに少なかった。

だから自然と獲得枚数にも差が出てくる。

そう考えた俺達は、自分達の仮説を証明すべく、必死に台を追った。


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結局その日、俺は4000枚、タカシは6000枚を越えた。


閉店後、近くのファミレスでお互いのデータを検証し合った。

注目していたBIG中のハズレは、俺の台が1/19、タカシの台は1/22程度だった。

他の台の半分程度で済んでいる感覚だった事もあり、1/20がひとつの目安になるかも?

ハズレについては、今後使えそうな数値が出てきた。


しかし、俺とタカシの台では挙動の面で相当に違いがあった。

俺の台は基本的に「ハマリ→連チャン」で増えたパターンが多かったのに対し、タカシの台は128G内での当りはもちろんあるのだが、それ以外の中途半端なゲーム数での当りが、俺の台に比べて多かった。

最終的な出玉を考えると、タカシの台が設定6でほぼ間違いない感じだが・・・



「ストックが無くなった後の違いかなぁ?」(※8)



なんとなく言ったタカシの言葉に、なんとなく頷いた。



単にストックと連チャンを繰り返すだけの仕様じゃない感じ。

俺のキンパルの第一印象は、そんな感じだった。


しかしそれ以上に、このストックと言う機能が後のスロットを変えてしまうような確信めいた気持ちが、俺の中にはあった。

(続く)


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【今日のおさらい】


(※1)AR

「アシスト・リプレイタイム」の略語です。この世に初めて出たのは本文でも触れた「ディスクアップ」で、リプレイタイムでコインの減少を防いだ上に、アシストにて3種類あった15枚役を完全ナビする機能でした。抽選契機はBIG終了後、1/2でARに突入し、50G後に再抽選。その後100G、200Gで再抽選されて、最大継続数2000Gでしたっけね(笑)後に出た「キャッツアイ」では、この再抽選のゲーム数が細分化されました。でもこのARが一番もてはやされたのは、やっぱり「ハードボイルド」でしょうね。


(※2)サイレントST機能

「ストックタイム」の略語で、その後の4号機の行く末をある意味決めてしまった機能でもありました。ストックとは「溜め込む」という意味で、内部で成立したボーナスをいったん貯留する機能の総称を言います。で、本文でも触れたNETのブラックジャックSTのストック機能との大きな違いは「打ち手がSTゲームである事がわかるかどうか?」「打ち手にSTの有無がわかるかどうか?」「STゲーム中に押し順の概念があるかないか?」と言う点ですかね。どちらもRT機能をベースにしたものですが、BJのストック機能はまずST中である事が告知ランプで知らされ、ゲーム数も33G又は777Gで固定でした。次にST中にBIGが成立するとボーナスストック告知が発生し、内部にストックがある事がわかります。そして、ココが一番の違いですが、BJのSTは完全先告知をしなければ「成立Gで生入り」する危険があるSTでした。わかりますか?(笑)つまり、ST中は常に逆押しで消化しないと、順押しではボーナス優先制御の為に生入りしちゃうんですよね。それを避ける為にST中には「順押しでボーナスが揃う制御」「逆押しでボーナスが揃う制御」の2つを用意して、BIG成立Gだけ制御を入れ替え、BIG成立告知を行っていた・・・そんな仕組みだった訳です。つまり、わかりやすく言えばBJのSTは現在の5号機の「完走型RT」と原理的にほぼ同じなんですね。(まぁ、ボーナスを複数貯留出来るだけBJの方がマシなんですがw)


(※3)RT解除

ではSTはどうやってボーナスを溜め込んでいるのか?ですが、4号機の規定の中に「ボーナス当選時に揃えられなかったボーナスは、その後のゲーム以降貯留して、揃えるまでリプレイの確率を上げなさい」(わかりやすく書くとこう言う事w)と言う「救済措置」の記載があり、これを目一杯に拡大解釈したのがST機能なんですね。簡単に説明すると、ストックが無い時はST機も「通常ゲーム」を行っており、ノーマルタイプと変わりません。しかし内部でボーナスが成立した次のゲームからは、実はST機は「内部RT状態」に突入します。そしてリプレイの確率を極限まで上げた上で、リプレイを「揃うリプレイ」と「揃わないリプレイ」に制御で振り分け、表面上は「通常ゲーム」を装っていると・・・そう言う事です。ブラックジャックに搭載されたSTでは、この内部RTの処理をボーナス成立G限定にしてしまったので、見掛けはRTになっちゃってます。その辺も大きな違いですね。


(※4)朝のリセット

古くは2号機後期から4号機初期の「裏モノ」で使われた言葉ですよ(苦笑)リセットモーニングと言う言い方もされましたが、大抵は「朝から仕込まれた大当り」を指して使った言葉です。ですが、ST機の場合はほとんどの機種に「設定変更後のRT解除ゲーム数変更」があった為、設定変更されたST機だと投資千円、2千円での当りが来る事も多かった為、このリセットをそのまま引用する事が多かったんですね。


(※5)ドットマトリクス

確かこれが正式名称でしたよね?(笑)キングパルサーの筐体で、リールの上部に設置された細長いドット表示機の事です。演出に使用される他、コイン切れやつまりのエラー告知にもなってましたね。


(※6)キングパルサーのBIG中ハズレ

いやぁ・・・この時の事を思い出すと、どうしてもっとココに突っ込んで打ち込まなかったのか!と惜しい気持ちになりますよ(苦笑)比較的わかりやすい設定格差の特徴だったので、割と早い段階で気付いた方も多かったと思いますが、キングパルサーの解析が出回った後は、ほとんどの方がこれをカウントしたでしょうね。ちなみに本文中の数値で言えば、俺の台は4~5の間、タカシの台はほぼ6の数値になります。


(※7)台の勢い

これは5号機でも感じる事がありますが、基本的には高設定特有の「イケイケ感」とでも言いましょうか?(笑)多少のハマリが苦にならないような勢いで出てくる感じ・・・なんですが、この頃の4号機は設定に関わらず出始めると止まらない台が多かったので、この感覚を感じた事は数回しか無かったですね。


(※8)ストック切れの後

前出のBIG中ハズレと双璧(?)をなす、キンパル攻略の糸口のひとつが実はコレ。内部でストックが放出され尽くした後、最初のボーナスが貯留されるとそこで「RT継続ゲーム数」の抽選があるのですが、実は設定6だけがこの抽選ゲーム数が短いと言う、非常にわかり易い特徴がありました。なので、解析後に明らかになった「期待出来る放出ゾーン」以外の当りが続いたり、多い台は基本的に「ストック発生→即放出」のパターンと読み取れれば、その時点で設定6の確率がハネ上がる事になるんですね。コレも・・・この時に気付いていれば(苦笑)