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運動不足も要因の1つ

運動不足もメタボリックシンドローム(症候群)の要因の1つです。
メタボリックシンドローム(症候群)の特徴である内臓脂肪は、
皮下脂肪と比較すると蓄積しやすくかつ減らしやすい性質を
もっていますので、適度な運動を行うことで減らすことができます。

メタボリックシンドローム(症候群)
は中高年以上の世代に多いものですが
それは加齢からなる基礎代謝の低下と
関係します。
基礎代謝が落ちると内臓脂肪が
蓄積しやすくなりますので、
基礎代謝を上げるために
運動が効果的なのです。
 
ひと昔前と比べると、
現代人の生活は交通の便が良いので
歩く機会が少なく、また掃除機や
洗濯機など家電製品の普及によって
自分で体を動かすことが
少なくなりました。
これらは基礎代謝の減少につながり
内臓脂肪を溜めやすい生活となって
います。
 
運動を行えば身体の消費エネルギーが増えますので、多くの脂質や
血糖も消費され、次第に内臓脂肪も減少していきます。
更に、継続していけば血糖値や脂質異常、高血圧なども改善されていき
結果としてメタボリックシンドローム(症候群)の改善や予防となります。

内臓脂肪の減少には有酸素運動が有効ですので、ウォーキングや水泳、
ジョギング、サイクリングなどをお勧めします。
特にウォーキングは、通勤時の工夫などで日常生活の中に
取り入れやすいと思いますし、気分転換として散歩がてら
近所を歩いてみてもいいでしょう。

今まで電車やバスを使っていた距離を1駅分歩いたり、
エレベーターを使用せずに階段を使う、などでもかまいません。
要は運動を続けることが大切なのです。

無理のない運動を毎日続け、メタボ解消のために頑張りましょう。

高血圧

メタボリックシンドローム(症候群)には様々な危険因子がありますが
日本人に最も多く該当するのは高血圧となっています。
ここでは生活習慣と血圧の関係についてお話ししていきます。

血圧とは、体中に張り巡らされて
いる血管の中を通っている血液の
圧力のことであり、血液は心臓の
ポンプ機能によって流れています。
最高血圧とは心臓の収縮によって
押し出される時の血圧、最低血圧
とは収縮後に心臓が広がる時の血圧
のことでありこれらの正常な値とは
最高血圧が130mmHg、最低血圧が
85mmHgの範囲内となっています。

そして、検査結果ではどちらの数値が高くても高血圧と診断されます。

メタボリックシンドローム(症候群)の
診断基準には腹囲の長さがありますが
その腹囲基準をオーバーし、
なおかつ高血圧の場合は
メタボリックシンドローム(症候群)
という診断が下されます。
高血圧にはあまり自覚症状が
ないため、本人の知らないうちに
進行していくことも多いものです。
 
ですから、そのままの状態で進めば心臓や動脈へ大きな負担をかけ、
心筋梗塞や動脈硬化、脳卒中など恐ろしい病気をもたらす
危険性があります。

しかし、高血圧と判断された場合でも、生活習慣を見直すことによって
ある程度まで改善することができます。
運動不足の人であれば適度な運動を習慣づけるようにし、
飲酒や喫煙は控える、あるいは止めるようにしましょう。

そして最も大切なのが食生活です。
高血圧になりやすい人の多くは、揚げ物のような油っこいものや
濃い味付けを好み、野菜や果物はあまり好みません。
また、塩分の過剰摂取も高血圧になります。
ですから、食事の味付けは薄く、塩分控えめで調理し、魚も塩分の多い
干物よりも生魚を利用し、梅干しやお漬物は避けるようにしましょう。

減塩食は臓器を保護し、薬の効果も高めます。
2008年より始まった特定健康診査では高血圧検査もありますので、
早期発見が可能となり、病気の予防ができるようになっています。
もしも検査結果に異常がなくても、家族の中に高血圧の人がいれば
高血圧になりやすいといえますので、普段から減塩食を心がけ、
運動不足にならないように努めましょう。

糖尿病

メタボリックシンドローム(症候群)は命に関わる様々な
恐ろしい病気を引き起こしますが、糖尿病もそんな病気の1つです。
日本では国民病とも呼ばれているくらい糖尿病患者が多く、
全国で700万人以上とも言われています。
ここでは糖尿病についてお話ししていきます。

糖尿病とは、血中に含まれている
ブドウ糖が多くなる病気のことです。
血液内に含まれているブドウ糖は、
通常の量ならば体の細胞組織に
必要なエネルギー源となるのですが
ある一定を超えて増え過ぎると、
血管や腎臓、神経など身体の各器官
に悪影響を及ぼし、危険な合併症を
引き起こすようになります。

糖尿病では尿に糖が出るように
なり、その他の症状としては、
すぐに疲れやすくなる、
体重の急激な減少、喉の渇き、
皮膚の痒み、頻尿、視力障害、
手足の感覚異常などが
挙げられますが、人によって
出る症状は様々であり、
自覚症状の無い人もいます。
 
糖尿病の発症原因は加齢や遺伝などがありますが、
日本人の発症の95%は生活習慣が原因となっています。

メタボリックシンドローム(症候群)では、糖尿病までいかなくても、
血糖値が高いという結果が出ていますので、そのまま放置しておけば
突然の脳梗塞や心筋梗塞の発作などで倒れる恐れがあります。

高くなった血糖値を下げるためには、生活習慣を見直す事が大切です。
特に食生活の改善は必要不可欠であり、飲酒やお菓子を控え、
間食や夜食はとらず、忙しいからと言って朝食を抜くようなことは
せずにしっかりと食べ、そして夜は軽めの夕食にするなどといった
食事上の工夫が必要となります。

また、増えてしまった内臓脂肪を燃焼させるため、
運動習慣もつけるようにしましょう。
そして、充分な睡眠時間と休養をとれるように、
生活を改善して血糖値が高くならないようにしましょう。

高脂血症

メタボリックシンドローム(症候群)ではいくつかの診断基準が
ありますが、その中には高脂血症に関する基準も設けられており
内臓脂肪が溜まっている上で高脂血症になると、
メタボリックシンドローム(症候群)と診断されます。

高脂血症とは、血中の中性脂肪値や
コレステロール値が高くなり、
ドロドロの血液となることです。
正常な値の血液はサラサラとして
おり、血管の中をスムーズに流れて
体の各器官へと運ばれて行きますが
粘液性をもった血液は流れが悪く、
滞りがちになります。
 
高脂血症になると、動脈硬化や
高血圧などの血管障害を
引き起こし、命に関わる病気へと
進行していきますので、
食事の見直しや定期的な運動を
行うなど生活習慣の改善が
求められます。
 
 
高脂血症にはいくつかの種類がありますが、よく知られているものに
高コレステロール血症と高中性脂肪血症があり、
メタボリックシンドローム(症候群)では特に高中性脂肪血症に
注意しなくてはなりません。

自覚症状が無い高脂血症は、日頃の健康管理や定期健診などが
重要となってきます。

また、高中性脂肪血症の原因は、糖分や脂質の過剰摂取によるものと
なっていることから考えると、日本での発症原因の1つとして、戦後
欧米化した食生活が高中性脂肪血症を招いたと容易に推察できます。

ですから、高脂血症の改善と予防には、
食事によるところが大きくなります。
脂っこい食べ物、スナック菓子やジュース、インスタント食品などは
高脂血症になりやすい食事となっていますので、これらの摂取を控え、
また飲酒が習慣化している人はお酒の量を減らすなど、
食生活を改善していきましょう。

生活習慣病

メタボリックシンドローム(症候群)をそのまま放っておくと、
下記に挙げるような生活習慣病や生活習慣病から進行して命を
脅かすような様々な病気にかかる可能性が高くなります。

● 脳卒中
脳卒中とは、脳出血や脳梗塞の
総称です。
動脈硬化が進行して脳に血栓が
でき、血管が詰まると、脳に必要な
栄養や酸素が行き届かず
壊死してしまいます。
脳卒中は徐々に進行していくケース
と突然発作が起こるケースが
あります。

メタボリックシンドローム(症候群)になると
血栓ができやすくなるため、脳卒中の発症率が高くなります。

● 狭心症
狭心症とは、血液の流れが悪くなり
それによって胸部への強い痛みが
生じることで、心筋梗塞の一歩手前
の状態です。
血管内に血栓ができるようになると
血液の流れが滞って、心筋に必要な
栄養や酸素が行き渡らなくなって
壊死へと至る心筋梗塞となります。
 
痛みの強さや頻度が増し、痛みの持続時間が30分以上にもなると
急性心筋梗塞へ移行している可能性が高くなります。
急性心筋梗塞は死亡率の高い病気ですので、
メタボリックシンドローム(症候群)の人は注意しましょう。

● 閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化の一種で、下肢の血行障害によって
手足に痛みやしびれなどの症状があらわれるものです。
重症になると下肢に潰瘍ができて壊死しますので、
切断するようになります。

● 腎機能障害
血糖値の正常化に有効なインスリンですが、
メタボリックシンドローム(症候群)になるとインスリン抵抗性が
生じますのでインスリンが効き難くなり、血糖値が高くなります。
そしてその状態が続くと、腎機能が低下し、
腎機能障害へと進行していきます。

● その他
そのほか、メタボリックシンドローム(症候群)になると痛風や脂肪肝、
高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群などが生じることもあります。
生活習慣病はメタボリックシンドローム(症候群)と深い関係が
ありますので、病気へと移行する前にメタボリックシンドローム
(症候群)の改善に努めましょう。
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