画像は2009年に入手したタイワンタガメ(メンダ)の飼育。


画像は入手直後で水苔の上でじっとしている。

タイワンタガメは日本のタガメより敏感で、「水」に馴れるまでに1カ月を要する。


1カ月以上を要して日本の「水」に馴れてくると餌付いたりと、ようやく本来の活動を始める様になる。

人工水草を足場に獲物を待ち伏せる。
容姿的には日本のタガメよりも「優しい」様な印象もある。

体色も日本のタガメよりも黄色味が強く明るい地色であり、生息地の東南アジアの水辺環境を連想させる!
画像の様に、いわゆる「複眼」が大きく、どちらかというと「愛嬌的」な印象も受ける。

だだし、日本のタガメの様に体長に対して大きなカエル類や小魚を捕食する傾向ではない様な印象か。

カエル類や小魚を捕食するが、体長と同等か、或いはやや小さめの個体を捕食する傾向か。

 日本のタガメは体長に対して前脚、いわゆる「ハサミ」形の部位が大きく、前述の様に体長よりも大きなカエル類や小魚を捕食する傾向にあるが、タイワンタガメ(メンダ)は前脚は日本のタガメほど大きい印象は感じないか。
アジア最大のタガメであり、世界中でも確認されているタガメ類では2番目の体長である!

東南アジア、タイでは食材や香辛料としても有名でもある!

タガメは日本では漢字で「田亀」と表現する様だが、元来、水田は水生動物の生息地としては最適な水域であり、一時的な水域ではあるが、水田に水路から水を張り、それまでの時期に休眠状態であったり、活動をあまり行っていなかった魚類やエビ類などが導かれ、産卵したり、シーズンを過ごしたりと水生動物のゆりかごでもある水域でもある。

「田亀」(タガメ)や、メダカの学名にも「イネ」や「水田」を表現する様に、水田は人間の「耕作」の場所と水生動物の繁殖の場所を兼ねて「共存の場」であった事が「文化上」、感じさせる。

日本ではいわゆる補場整備により「湿田」から「乾田」となり、年中常時水を湛えた水田が激減しており、東南アジアでも農薬などを使用する様になり、水田の水生動物は減少傾向にある事が現状である。