画像は2009年に入手したタイワンタガメ(メンダ)の飼育。
画像は入手直後で水苔の上でじっとしている。
タイワンタガメは日本のタガメより敏感で、「水」に馴れるまでに1カ月を要する。
1カ月以上を要して日本の「水」に馴れてくると餌付いたりと、ようやく本来の活動を始める様になる。
東南アジア、タイでは食材や香辛料としても有名でもある!
タガメは日本では漢字で「田亀」と表現する様だが、元来、水田は水生動物の生息地としては最適な水域であり、一時的な水域ではあるが、水田に水路から水を張り、それまでの時期に休眠状態であったり、活動をあまり行っていなかった魚類やエビ類などが導かれ、産卵したり、シーズンを過ごしたりと水生動物のゆりかごでもある水域でもある。
「田亀」(タガメ)や、メダカの学名にも「イネ」や「水田」を表現する様に、水田は人間の「耕作」の場所と水生動物の繁殖の場所を兼ねて「共存の場」であった事が「文化上」、感じさせる。
日本ではいわゆる補場整備により「湿田」から「乾田」となり、年中常時水を湛えた水田が激減しており、東南アジアでも農薬などを使用する様になり、水田の水生動物は減少傾向にある事が現状である。