「フエヤッコダイ」。
細長いクチバシに黄色い体色、その体形といい海水魚のショップなどでもデザイン的に使用されている事が多く、海水魚をあまり知らない方でもその姿はご存じの方も多いと思われる。
チョウチョウウオ類でも広い分布であり、国内でもトカラ列島宝島以南では普通に観察されるし、本土でも観察される場合がある。
岩穴の中では逆さで泳いだり、水槽内では水面から水を吹いたりする。
チョウチョウウオ類でも餌付が容易な種類であり、ショップの水槽で人工餌(フレークフード)を食べている個体も多い。
ただ、フレークフードに馴らす事もだが、タラコや冷凍オニテナガエビの卵などを主体に細かく餌を与えると長生きする様で、知っている方の話ではショップで入手して7年飼育したという話もある。
外観上、細長いクチバシである様に餌を食べる事があまり上手ではなく、口を通り易い魚卵などが餌には適していると思われる。
ここでは記事に載せていないが、外観上は似ている「ハシナガチョウチョウウオ(チェルモン)」もその傾向がある。