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2002年2月、私は鹿児島県十島村宝島に出かけた。この島は、クワガタムシ類はタカラヒラタしか確認されていない特異な島である。タカラヒラタは成虫が夏場はタブの木で採集できるが、冬場の朽木割りによる新成虫、幼虫採集が効率的であった。成虫のタブの木におけるルッキングによる採集は経験による部分もあるが、朽木割りでは多くの新成虫、幼虫が採集できる事から、宝島における本亜種の個体数は多いと思われる。すぐ真上に位置する小宝島にも本亜種は生息しているが、生息数はごく少なく、生息域もごく限られている。(十島村は2004年より昆虫採集禁止の為、現在は採集禁止。)