愛佳side
「え…このまま大阪城ホール行くって…今から!?」
て「…うん。さっきメール見た時に時計を見たらまだお昼だったから…こっから大阪城ホールまでどれくらいかかるかわかんないけど間に合うかなって…」
「いやいや、時間の問題じゃなくって!!ひら、その身体で行く気なの…?歩くのもしんどそうなのに…パフォーマンスなんて…」
て「…負けたくないの。」
「…負けたくない?」
て「男たちに散々言われた…。お前はいらないって…。誰もお前のことなんか待ってないって………。今までもずっと……いろんな言葉が、見たくなくても、聞きたくなくても、私の目に…耳に届いてて……。今だってそう。右ひじ怪我してるからってもう辞めろとか…。今回…そういうことを、面と向かって…初めて言われて…やっぱりそうなんだって……。」
ひら…ごめん。守れなくてごめん…。この世界ではよくある事だけど、ずっと0番に立ち続けてるひらへの当たりは特に強い。
て「でも…。でも!ここでステージに立つのをやめたら負けだと思うのっ!言葉の暴力に屈したと思われるの…。私は…私達はステージに立ってパフォーマンスすることでしか、反論出来ないんだよ!私は…私は!欅坂のために、みんなのために勝ち続けたいのっ!ゲホッゲホッ…」
「わ、分かった!分かったから落ち着いて!しんどくなっちゃうよ!」
て「ハァハァ…うん。ごめん。」
「ひらの気持ちは分かった。大阪城ホールまで連れて行ってあげる。でも約束して。」
て「やくそく?」
「うん。無理はしないこと。辛くなったりしんどくなったら理佐でもゆっかーでも…私でもいいからすぐに言うんだよ?」
て「分かった…ってぴっぴそばに居てくれるの!?」
「うん。こんな姿のひらをほっとけないよ。バックステージに居させてもらえるか聞いてみる。あと、病院には行くこと。」
て「え!やだやだやだやだ…」
「だってそんなボロボロで行ったらみんなにバレちゃうよ?何があったの!?っていっぱい聞かれてステージに立つの止められるよ!特に軍曹に…(笑)」
て「あ、そっか。確かに。」
「ということで、服変えて、病院で痛み止めと栄養の点滴は打ってもらおう。じゃないと動きたくても動けないぞ?」
て「はーい。じゃあそうする。
ありがと。愛佳。」
「あらら!な〜に素直になってるのかわいいでちゅねぇ〜!」
て「んー!子ども扱いしないでっ!(笑)」
「服は一応持ってきた私のでいいでしょ?ちょっとぶかぶかだと思うけど。あ、で?もう1つは?」
て「うん。借りるね。2つ目は…」
ブロロロ…
(愛佳運転中…)
おうおう。よく寝てるわ!サイドカーつけてきて正解だったなぁ。ってか本当に寝顔も赤ちゃんじゃん(笑)
2つのお願い…さすがひらだな…
欅坂のことが本当に好きなのが伝わってくる…
いつまでたっても甘えるのが下手で、不器用で、すぐ無茶をしちゃう、メンバー思いなひらを支えるために…私に出来ることをしよう。
欅坂を離れちゃったけど。
出来ることを…
「あ、まずは理佐に電話だな!今ちょうど昼休憩くらいだろうし…電話出れるかな?」
そうして愛佳は無事平手を救出し、大阪城ホールに向けてバイクを飛ばした。
--------キリトリ線--------
読んでくださってありがとうございます♪(*´∀`)ノ
更新遅くてすみませんm(_ _)m
だいぶ最後が見えて来たので夏休み終わるまでに何とかあげます!でも終わりが見えると少し寂しい!
ここから下は最近よく思うことを勝手に呟くだけなので特に興味のない方はここまでで!また更新待っててください!
言葉の暴力って許し難いですよね。Twitterとか見ててもアンチコメがあったり、芸能人の方を叩いたり、他のアーティストやグループを貶したり…
人間なんだから好みも考えることも違って当たり前なのに。
自分の思うことが全て正しくて、さも当たり前かのように自分の考えを他人に押し付ける。
自分の考えと違う人は敵だ。攻撃しろー!
みたいな風習はみんなを不幸にしちゃいますよね。
人と話をしていて、変だなぁ、違うよなぁ、って思うことがあっても、「あ、この人はこんな考え方をする人なんだな」「そんな考えがあるんだな。面白い!」って受け取れるような生き方を私はしたい。
ただ、少しずつ出来てはきたんでけど、それが出来ず日々傷ついたり落ち込んでるんですけどね。大人になってもそれが出来ないんです。じゃあ子どもだったらどうでしょうか?
子どもってまだ社会が狭いです。生きてきた年月が少ないです。素直なんです。傷つきやすいです。逃げる方法を知らないんです。誰にも助けを求めることが出来ず傷つき続けたり、逆に人を攻撃することに走っちゃったり。気付かないうちに攻撃してることもあると思うんです。
職業柄、子どもと触れ合うことが多いので、ネット社会やこれからの社会では、何気なくあなたが発した言葉1つで、他人の命に関わることもあるんだよってことを教えていきたいと思います。
この世から誹謗中傷を無くすことは不可能です。しかも私にそんな力は到底ありません。それこそ人それぞれ思う事は違うんだから。だから、自分は傷ついてもいいから「傷つける側」にはならないように言動に気をつけて生きていきます。