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ホテルでみんなでご飯を食べた。1期生さんと2期生でテーブルはわかれていたが、1期生さんは私たちによく声をかけに来てくれた。


理佐さんと由依さんも私や保乃の頭を撫でて気にかけてくれていた。








19:00




運「突然集めてすまない。明日のライブのことだか、やはり平手は出れないそうだ。怪我のこともあるが、体調や気持ちの面で難しいらしい。」

T「だから、明日のライブは平手無しのフォーメーションでいく。君たちは17の全ツでは動揺していたが、そこから大きく成長した。それぞれの世界観を出すことが出来るメンバーばかりだ。自信を持ってのぞむように!」

メ「「はい!」」




話が終わり、各自部屋に戻ろうとすると、理佐さんと由依さんが近づいてきた。

理「天ちゃん、保乃、ちょっと部屋に行ってもいい?」

保「ええですよぉ〜!な、天?」

「はい。大丈夫です!」





理「さっき愛佳から連絡が来て、今、山梨県に入ったって。」

「あのあとずっと運転して行ってくださってたんですか!?」

理「そうだと思う。けど、こんな風に連絡がきた。」




《愛佳:今、山梨に入ったよ!このまま助けに行きたいけど、真っ暗の中山に入るのは危険だし、助けられたとしてもひらを連れて安全に山を降りれる保証はない。

それに、多分あいつらセンターが誰か見るためにライブに行くと思うんだよね。もちろん、誰か1人は残すだろうけど。

ってことは今行ったら31で勝ち目はないけど、少しすれば最悪11で勝機はある。


だから今はホテルかどっかに泊まって明日の朝、ひらを助けに行こうと思う。


待ってて。》







由「だから今は愛佳も私達も平手のために出来ることは無事を祈ることしかない。不安な気持ちもあるだろうけど、愛佳が言ってたみたいに、平手はライブが上手くいくことを願ってると思う。だから愛佳を信じて私たちは明日に備えよう。」


天保「はい。」


理「それだけ!!早く寝るんだよ!おやすみ!」

由「明日がんばろうね。おやすみ!」

天保「おやすみなさい!」パタン




保「やっぱり1期生さんたちは凄いなぁみんながお互いのこと信じとる。」

「私達も頑張らなきゃね。」

保「よし、天ちゃん、寝よっか!不安やったら一緒に寝てもええで〜なーんt

「うん。一緒に寝て欲しい

保「わ、わかった!そしたらお風呂入って寝よ!」



一人で寝るときっと不安に襲われると思い、保乃に一緒に寝てもらうことにした。保乃はトントンと背中をリズム良く叩きながらふにゃふにゃとした話し方で他愛もない話をしてくれたお陰でスっと夢の中へ行くことが出来た。




そして次の日

大阪城ホール初日がやってきた。

平手さんのことを心配しつつも自分の出来ることをしっかりしようと保乃と確認してホテルの部屋を出た。



平手さん…



待ってます…