天「ん"ん"っ…

夏「ん?天ちゃん?どうしたん?」

天「んー、なんか喉がイガイガする…」

森「えー。風邪かなぁ?大丈夫?」

天「大丈夫大丈夫!身体は元気だから!」




そう話したのが数日前。


山﨑天。

ただいま絶賛ハスキーボイス中です。笑




純「天様めちゃハスキーボイスかっこいいです!天くんみたい!きゃっ!」

天「きゃっ、ってなんやねん笑。」

的「なんか聞き慣れないし見慣れないですね笑」

天「もうすぐライブのリハなのに…」

松「とりあえず、今日、レッスン終わりに病院行っておいで?」

天「……」

森「あ、お天の病院嫌いが出てる笑」

天「べ、別に?そ、そんなこと…」

保「もー。夏鈴ちゃんに…ってうわ、今日は楽屋におったん笑」

夏「…うん。」

森「お天のことが心配でずっと居たもんね。」

天「そーなん?夏鈴ちゃんありがとう〜!」ギュー

夏「…ふふっ。」

保「とりあえず、夏鈴ちゃんに病院連れてってもらいな?」

天「えー。」

松「こういう時は2期生最年少やなぁと思うわ笑。夏鈴ちゃんよろしくね!」

夏「うん。」







そしてレッスン後、病院へ言った。

診断結果は「声帯ポリープ」



このふたりで来たのが間違いだった。

イマイチ2人とも理解できず、急いでマネージャーさんを呼んだ。笑



マネ「んー。とりあえず、初期段階だから、手術とかは…」

天「え!?手術せなあかんの!?え!むりむり!怖いから嫌や!夏鈴ちゃんどないしよ!」

夏「……!」あたふたあたふた

マネ「こら。ちゃんと最後まで聞きなさい。」

天夏「「はい。」」

マネ「初期段階だから手術はいらない。少し声を出すのを控えるようにだって。だから、しばらく歌うのおやすみね。」

天「え?でももうすぐリハが…」

マネ「天からしたら嫌だと思うけど、音源入れとくしかないよ。完全口パクはズレの元だから、少しは出していいけど、いつもみたいに完全生歌は禁止ね。」

天「えー…」ギュッ

夏「天ちゃん、我慢しよ。天ちゃんの綺麗な声、これからもたくさん聞きたいから。」

天「夏鈴ちゃんがそういうなら……」

マネ(保乃、まつ。藤吉一緒に行かせて大正解。




メンバーにも声帯ポリープのことが伝えられた。

今後のためにも、楽屋等でのリサイタルをさせないようにすること、楽屋で大声で話させないようにすることを念押しされていた。

もちろん、私自身もめちゃくちゃ気を付けるようにと口を酸っぱくして言われた。笑





そしてリハの日。

立ち位置や登場、捌けるタイミング等の合わせも無事終わった。



スタッフ「〜てな感じですね。大丈夫そうかな?天ちゃん、大丈夫そうかな?」


あ、この流れは、私の「だいじょうぶでーす!」を待ってるやつだ。

このスタッフさんには伝えられていなかったのか、

このスタッフさんが私が今大声を出してはいけないことを忘れてたのか、

リハ終わりの恒例行事みたいになってたから、つい、言っちゃったのか……


どう返せばスタッフさんを傷付けないか、どうこの場を切り抜けようかと焦り始めたその時だった。



夏「だ、だいじょうぶ、で、だ、だとおもいますっ!」




会場に、夏鈴ちゃんの大声?が響いた。

私も周りもばっと夏鈴ちゃんを見ると、普段ないくらい顔を真っ赤にしてる夏鈴ちゃんがいた。

それを見てか

的「だいじょうぶでーす!」

純「だいっ、じょうぶっ、でーすっ!」

美「うわ、うるさ、」

的「美羽何言ってんの、あんたもいいな!」

美「えー。」


なんてわちゃわちゃしながら、メンバーの「大丈夫です」の大声合戦が始まってしまった笑


スタッフ「ストーップっ!もう分かったから!笑ごめんごめん、山﨑が声出すの控えてるの忘れてたわ。でもみんなが代わりに声出してくれたからよく分かったよ!ライブもよろしくな!」

メンバー「「はいっ!」」



みんなのおかげもあって、ライブも無事終わり、声の調子も戻ってきた。

もう一度病院に行くと、ポリープもほぼ完治しており、いつも通り過ごしていいと言われた。







数日後

天「山﨑天、復活リサイタルを開催しまーす!!」

純「いぇーい!待ってましたっ!」

森「お天、無理しないでね〜」

保「ほんとだよ〜」

天「大丈夫!気をつけながら歌う!」






そんな様子を見て、安堵した表情で楽屋を後にした藤吉がいたとか。笑