今朝
父が天国に旅立った

昨夜
私が仕事から帰宅した直後に母から電話があり
「お父さんもう無理みたい
さっき先生から『もう助けてあげることが出来ません。申しわけありません。』と言われた
今からすぐに来て」


取る物も取り敢えず
病院へ駆けつけた

恐る恐る父の病室に入る

酸素マスクをつけ
血圧を上げる点滴を受けていた

呼吸は荒く苦しそう

時々顔を歪め
手で何かを振り払う仕草をする

癌による激しい痛みに襲われているのだろうか?

看護師さんに尋ねると

医薬用の麻薬を投与しているので
痛みはないはずとのこと

母が
「お父さんの手と足を触ってみて」
と言うので

そっと触れてみると
先端が紫色に変色し
氷のように冷たくなっている

「手足が冷たくなって
血圧が下がってきたら
死が迫っているんだって
今、血圧を上げる点滴で
命を繋いでいるようなものよ

お父さんもう頑張らなくて良いのにね
早く楽にしてあげたいね」
と母が泣きそうになりながら呟いた

私も父には安らかに旅立って欲しいと思っていたので
看護師さんに
「父も私達家族も延命治療は望んでいません
苦しむことなく逝って欲しいので
もう十分だと思います」
と告げた

先生と看護師さんが話し合った結果

父の腕から点滴の針が外された

2時間ほど経ってから
父の呼吸が弱くなり間隔も長くなった
瞳孔も開き始めてきた

それから一時間くらい経っただろうか

父の呼吸が静かに止まった

20分後には
心臓も停止した


午前6時30分
当直の医師により
父の死亡が確認された




お父さん
46年間お世話になり
ありがとうございました

とうとう娘らしいことは何一つ出来ませんでした

不甲斐ない娘をお許し下さい

愛と感謝を込めて

どうぞ良い旅を!

あなたの娘より