引越し先にレンタル家電の業者が洗濯機を設置したのですが、排水ホースの排水口への設置がよろしくなくて、悪臭が漏れています。

 

 ドブ川に住んでいる気分です。

 

 ちなみにこの引越し先は、今住んでいるところから片道2時間かかるため、ほとんど住んでいません。

 

 本当にここに住むのかな?

 

 それはさておき、極めて紳士的な態度で、業者に設置し直しを依頼しました。

 

 

 この物件の車庫証明の手続きを進められないでいます。不動産会社に何度言っても、車庫証明の書類を送ってくれないからです。

 

 どうやら、不動産業者の先に、この物件を直接管理している管理会社がいるようで、そこの電話番号を聞き出し、直接電話しました。

 

 すると、電話が込み合っているという自動音声が流れて、コールバックの予約をIVRで行ったのですが、最後にこんなアナウンスが流れました。

 

 予約した時間に電話がなかった場合は、お客様から再度お電話くださいますようお願いします。

 

 は? いやいや、何様? 感覚おかしくないか?

 

 でも、ちゃんと電話がかかってきたので、紳士的に対応しました。部署が違うらしく、週明けに電話が来ることになりましたが、最後まで「いいですよっ」て穏やかに話しました。

 

 よく我慢してるなぁ、俺

 

 

 この物件とは別で、都内の引越し先をもう1件申し込んでいるのですが、審査に時間がかかっています。

 

 実は審査を受けるのは2件目で、前の物件のときも審査が長引いて、最後は私がブチ切れて、申し込みをキャンセルしたという経緯があります。

 

 前のときは、契約者の私とは名字の違うパートナーと娘を住人にして契約を結ぼうとしたのが失敗だと思いました。

 

 それで、今回は私と娘を住居人にして申し込みしました。

 

 ところが、また長引いています。審査が始まって数日後、なぜ娘と名字が違うのかと、聞かれました。

 

 事実婚の娘なので名字が違うと答えたら、さらに数日後、母親は同居しないのかと聞かれました。

 

 同居するなら申込書にそう書くでしょうよ、と思いつつも、同居しないとだけ端的に回答しました。

 

 やばいです。そろそろブチ切れそうです。

 

 

 これまでの私であれば、ものすごい剣幕で切れてしまうところなのですが、何とか我慢できています。

 

 どんな理由があれ、人を怒鳴りつけるのは絶対にダメだと思うからです。

 

 でも、もうそろそろ限界なのです。これ以上、私を刺激しないで欲しいです。

 俺に何のうらみがあるんだよっ

 

 現金を株式に変え終わろうかというとき、満を持したトランプに、株価を全面的に下げられました。

 

 

 

 一番上は持株会なのでとりあえずは無視。会社の支援が20%ついているので、これでも実質は含み益があります。

 

 それ以外はこの1週間弱で買いそろえたものなのですが、ほぼ真っ青です。

 

 1つだけ56万の評価益があって、それで救われているのですが、この銘柄は実は正子先輩から教えてもらったものです。

 

 先輩って、実は稀代の相場師だったんですね。

 

 先輩の後輩でよかったと心底思いました。しかも、この銘柄だけNISAにしていて、私もグッドジョブです。

 

 

 日経新聞を読み始めたり、少しずつ勉強しているのですが、株って怖いですね。

 

 初心者向けのノウハウ記事には、少額から始めなさいって書かれていますが、100円の馬券買っても面白くないのです。

 

 余剰資金全部投入しないと気が済まなくて、あともう1000万購入したいのですが、まだまだ下がるのかなぁ。

 雨の日の朝、鈴木さんのところに契約に行ったときの話です。


 駐車場に隣接する一軒家の呼び鈴を鳴らすと、鈴木爺が私を出迎えてくれました。

 

 傘はここにおいてくださいと言われた場所が、玄関を入ったすぐ左にあった洗面台でした。

 

 洗面台というか、こんな感じの洗面器です。

 

 

 

 もちろん、こんなにきれいではなく、相当年期入ってました。

 

(え? ここに傘を置くの?)

 

 いきなりジャブどころか、ストレートを食らった感じです。

 

 靴のままでいいから

 

 私が洗面台に工夫しながら傘を置いていると、鈴木爺から声をかけられました。

 

 振り向くと、鈴木爺がソファに座ってこちらを向いていました。

 

 コンクリートの床に応接セット、これが鈴木流です。

 

 あ、でも、全然おしゃれではないです。すべてが古びていて、あちこちに書類が積まれていて、オフィスというか、事務所は雑然としています。

 

 私も鈴木爺の対面のソファに座りました。

 

 机の上に通帳のようなものがおいてありました。

 

 

 

(何だろう、これ?)

 

 書いてある文字が読めなかったので、ちょっとくすんだ色の銀行通帳なのかな、と思ってました。

 

 そんな疑問を持ちつつも、契約のやり取りが始まりました。

 

 鈴木爺に呼ばれて奥さんが契約書を持ってきました。

 

 テーブルに契約書が置かれまして、読むようにと促されました。

 

 それで、読み始めたのですが、2ページ目に入ったところで、

 

 司法書士の先生が書いたものだから適当でいいよ

 

と言われまして、読むのを止められました。

 

 年寄りは気が短いのです。

 

 くすんだ銀行通帳のほかに、もう一つ気になっていたのが、駐車番号と氏名とハンコが押されたノートです。

 

 鈴木爺がこうやってるんだって、ノートを指さしてまして、駐車場の16番と20番が空いているって言われました。

 

 確かに16番と20番のところは、2月の欄にハンコが押されていませんでした。

 

(え? これって、ひょっとして……)

 あの、お支払いはどのようにすればよいのでしょうか?

 

 晦日にここに持って来てください

 

「振込って知ってますか?」という言葉を飲み込み、はい、って答えました。

 

(そもそも、「みそか」って聞きなれないんだが、三十日のこと?)

 

 ただ、さすがに車庫証明の書類は書き慣れているようで、奥さんがすらすらと記入をしています。

 

 えっと、期間は今日から2年でいいのよね

 

 あ、そこは4月1日からでお願いします

 

って、まるで人の話を聞いてねえ。しっかり今日の日付書いているえーん

 

 ちなみに、鈴木爺は何をしているかというと、さっきから16番の人のどうでもいい話をしています。

 

 いや、もう予想の斜め上を行く出来事ばかりで、このままやられっぱなしでたまるかと思いまして、契約に行ったのに印鑑を忘れるという離れ技をやってきてやりました。

 

 さすがの鈴木爺も、苦笑いしてました。
 

 何とか一矢報いることができたと思っていたのですが、最後に領収書帳を手渡されました。

 

(え? これって俺が持つの?)

 

 中を確認したところ、毎月の支払に対する領収書が冊子になったものでした。

 

 駐車料金を毎月末に手渡しすると、ここにハンコを押してくれるそうです。
 

 こんなの初めて見ました。

 

 ここにこれから2年通うのか……。あ、そうだ、娘にやらせよう。

 何で?

 

 大船まで車で行く用事があり、ナビを大船駅にセットしました。

 

「ヨドバシカメラ」って出たので、駅の近くにあるんだろ、って疑いもせず、ナビに誘導されるまま1時間半走り、駅近くの駐車場に停めました。

 

 でも、なんだか私の知っている大船とは、かなり感じが違うのです。

 

 上大岡駅でした。

 

 半世紀以上生きていますが、こんなこと初めてです。

 

 タクシーで「亀有」って伝えたのに、寝て起きたら「亀戸」だった、ぐらいの衝撃でした。

 

 

 この日、実に多くの出来事がありました。

 

 不動産屋にもらったカードキーを新居のエントランスにかざしてもうんともすんともいわず、管理会社とすったもんだしました。

 

 冷蔵庫と洗濯機の配送のお兄ちゃんが背後で待っているのに、住人の私ですら、中に入れない事態なのです。

 

 私が「入居のしおり」ってのを読んでいなかったのが原因だったのですが、もらっていない、聞いていないの一点張りで、管理会社にカスハラしまくりました。

 

 だって、ヤンキー風の配送兄ちゃんの圧がすごいから。

 

 管理会社のお姉さんに「入居のしおり」の内容を電話で説明してもらい、何とか入ることができたのですが、スマートキーってすごいです。

 

 スマホも鍵にできるみたいです。

 

 世の中、進んでるね。おじさん、ついていけないよ

 

 

 もう1つありました。

 

 午前中に空きを確認していた駐車場に、午後になって二度目の電話をしました。

 

 駐車場からはかなり離れた場所からの電話です。

 

 鈴木です

 

 受話器から聞こえてくる間延びした声は、今朝、話したおじいちゃんでした。

 

 朝も思ったのですが、個人の名前で電話に出るし、なんだか頭悪そうな話し方だし、嫌な予感しかしません。

 

 今朝、電話したものです。お値段を聞くのを忘れてました

 おいくらでしょうか?

 

 1万4000円です

 

(やすっ!)

 

 申し込みをしたいのですが、どうすればいいですか?

 

 駐車場の隣に住んでるんです

 

 想定外の返答でしたが、訪問しないといけないということのようです。

 

 そうなのですか。でも、今、そっちにはいないのです

 

 ああ、わかりました。今から行きます

 

 え? いや、ちょっと待ってください。そっちにはいないです

 

 ガチャ

 

(え? もう出ちゃったの)

 

 なんてせっかちなおじいちゃんだと思いながら、すぐにもう一度電話をしました。

 

 はい、鈴木です

 

 これまたゆっくりとした口調のおばあちゃんが出ました。

 

 先ほど電話したのですが

 

 ああ、主人はそちらに向かって出ていきました

 

 いや、あの、そっちにはいないのです

 

 そうなのですか、ちょっと待っててくださいね

 

 あの、ちょっと

 

 ガチャ

 

(え? また出ちゃったの!?)

 

 いったいどうなってるんだと思いながら、もう一度、電話しました。

 

 鈴木です

 

 さきほどのおばあちゃんのようです。

 

 あの、落ち着いて聞いてください。私は今、遠いところにいて、そちらにはいないのです

 

 ああ、そうなのですか(なぜか失望しているトーン)

 私たちは駐車場の隣に住んでいるんです

 

(なんで、こんなに隣に住んでいるのを夫婦そろって強調するんだ?)

 

 わかりました。お伺いしないと申し込めないのですね。

 今日は無理ですが、明日にでもお伺いします

 

 はい、私たちは駐車場の隣に住んでいるんです

 

 どうやらこの駐車場は、隣に住んでいる夫婦が経営しているようです。

 女性にお母さん役を求める男性は多いと思います。

 

 ご飯を作ってくれる、甘えさせてくれる、何かと面倒を見てくれる。

 

 男性にとって、一番身近な女性は母親ですが、その母親の多くが息子にしてくれることに慣れてしまっているからでしょうか。

 

 母親がしてくれることを彼女や妻にも当然のように求めてしまう。そんな男性が世の中にはびこっています。

 

 

 かくいう私も、30代前半ぐらいまでは、そんな感じでした。女性からすると、身勝手で我儘だったと思います。

 

 そんな自分に変化が生じたのは、30代後半になって、女性にモテなくなったと感じるようになってからです。

 

 それまでは、我儘を言っても許される雰囲気がありました。もちろん許してくれない人もいましたが、そういう人は、単に性格が悪いだけだと思っていました。

 

 でも、なんだか雲行きが怪しくなってきました。性格の悪い女性が自分の周りにどんどん増えてきたのです。

 

 

 私は女性が私を好きかどうかはさっぱりわからないのですが、私を嫌う感情には非常に敏感です。私を嫌いとまではいかないけれど、冷たいと感じる女性が爆発的に増えたのが30代後半でした。


 女性が自分に優しくなくなったことを悟りました。

 

 それでも、そんなに簡単に自分を変えられるはずもなく、相変わらず自己中心的に振舞っていました。

 

 そんな私を根本的、かつ、徹底的に鍛え直したのが、パートナーです。

 

 その結果、私の女性に対する所作は、まるで変わりました。

 

 そして、気づいたのです。

 

 女性の取り扱い方が、小さな子供に対するものと同じになっていると。

 

 例えば、女性が車に乗るときは、ドアを開けて差し上げます。この動作は、相手が小さい子供の場合には、だれにでも普通にできることです。

 

 車道側を歩いたり、歩調を合わせたり、下りエレベータで前に乗ったり。

 

 相手を大切に思う気持ちがあれば、自然と出来る対応です。小さな子供をいたわる気持ちと同じです。

 

 

 自分よりも大切な存在だと心の底から思えたとき、自分勝手で下等な男性であっても、こういった愛に満ちた行動が、自然に出来るはずです。

 

 逆に、これができない男は、捨ててしまうか、ATMとして扱うのがよろしいかと。


 わざわざ書かなくても、皆さん、そうされているみたいですけど。