術後2か月半、パウチの漏れはなく。先日は、まち巡りガイドに同行して5キロを3時間半で歩きました。(仕事です)。無理だったら途中で抜けるつもりでしたが、大丈夫でした。

 

仕事以外では、新宿のルミネtheよしもとに初めて行き、博多華丸大吉の漫才を見ました。華大のネタは、ほぼ全部知っているので古典落語を聴くみたいでしたが、劇場は立ち見が出て、楽しい雰囲気でした。

 

生きててよかった、と思います。

 

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2月の最終週には、2度目ストーマ外来に行きました。

 

主治医に「ストーマ・ヘルニアが心配なら、ストーマ外来を早めて看護師さんに診てもらったらいい。装具を外さないと見えないから」と言われて予約を早めました。

 

私は都内に住んでいますが、病院は都心にあり、朝のラッシュアワーにぶつからないよう、ふだんは主治医が遅い時間に予約を入れてくれます。

 

でも、今回は自分で予約を変更。予約希望の日(ルミネのチケットの日)は朝9時の枠しか空がなく。それで、今回は前泊することにしました。

 

外泊すると、荷物が増えるので、ラッシュアワーの電車を覚悟して当日に行くことも考えましたが、(外泊の練習だ)と思い、ナイトバッグ持参で一人で出かけました。外泊は特に問題はなかったです。

 

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2度目のストーマ外来。

 

皮膚に炎症はなく、装具交換も問題はなく。ストーマのサイズは2ミリ小さくなっていましたが、パウチのプレカットのサイズは今のままでいい、とのこと。

 

ストーマ・ヘルニアは「見たところ問題なさそう」と言われました。「心配なら、4月の造影CTでお腹も映るから、主治医に診てもらえばいい」と。

 

「漏れの原因になるので、ズボンのベルトでの装具の圧迫に気をつけること」

 

「漏れないためには、こまめにパウチの中身を捨てること。1~2時間に1度捨てれば問題ない」

 

「レッグバッグは、重さによる面板への負担は減らせるが、扱いが煩雑になるから使っている人は少ない」

 

「パウチの交換は、中2日から中3日に変えてよい。頻繁に交換すると、皮膚への刺激になり負担になる。頻度が少ないと、漏れの原因になる。兼ね合いを自分で覚えるように」

 

面板の負担を減らすため、コロプラストのストーマアクティブベルトという、面板を押さえるベルトを勧められ、試着しました。私は、パウチの4点安心ベルトをすでに使っていますが、さらに安定しそうでした。

 

私のパウチは、なぜか真空パックのようになってしまい、中でストーマがペチャンコになります。ストローで空気を吹き込んでパウチを膨らませたらいいか質問してみました。特に、何もしなくてもよいそうです。

 

主治医から「ストーマ外来は、どこかのタイミングで卒業していい」と言われたので、次回の予約をせず帰りました。問題が起きたら予約すればいい、とのこと。

 

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ストーマ外来の帰りに、新宿ルミネの劇場に行きました。ステージは休憩なしでしたが、大丈夫でした。終演後、ロビーで前説の演者と写真を撮りました。

 

上司から「制度上は1年半休職できる。しっかり休んで治してほしい」と言われ、術後は三か月くらい休むつもりでした。が、体調がよいので、術後6週でフルタイムの職場復帰となりました。通院日は有給を取ることにしました。

 

家で寝ていれば、病気が再発しないというわけでもなく。歩かないと、フレイルになると言われるし。だからといって休職して毎日1万歩ほど歩くのも大変でした。

 

再発に気をつけて、ストレスをためず、我慢せず、楽しく過ごそうと思います。仕事の評価など、命に比べたらどうでもいい、と心から思います。

 

はじめて会った頃、「俳句の賞の締め切りがあるので、内視鏡手術を二週間遅らせたい」と相談したとき、主治医が即答した言葉を思い出します。

 

「今のあなたにとって、癌の治療より大事なものはありません」

 

 

ルミネtheよしもとの窓から見た新宿の青空。楽しく笑って過ごそうと思います。