退院25日、昨日は退院後はじめての主治医の外来でした。来週に仕事で登壇する話をしたら、「心配だから、その前に体調をみたい」と言われ、外来を一週早めてくれました。

 

レントゲン、採血の結果は問題なく。病理検査の結果は、術後の抗がん剤は必要ない、と言われました。

 

「抗がん剤と手術、よくがんばりましたね」

主治医に言われ、嬉しかったです。

 

仕事復帰は問題ない。下からの排液が落ち着いたのなら傷はくっついたが、自転車は、次に僕と会うときまで待ちましょう、と。

 

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私は、自宅近くの病院に戻る相談をしました。いまの病院、主治医は優秀で面白くて好きですし、素晴らしい病院だと思いますが、自宅から遠く、大混雑しています。

 

自宅近くの病院は、提携病院なので、泌尿器科の医師同士、みんな知り合いだそうです。が、あと1年は、今の病院にかかったほうがいいと言われました。

 

主治医は、あと1年いまの病院で外来を受け持つことが決まっているそうです。私も、主治医がいる間はいまの病院に通おうと思い直しました。

 

つぎの外来は4月。造影CT検査となりました。

 

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主治医の外来のあと、看護師さんに呼ばれました。血圧、体温、酸素濃度を測り、ストーマの様子をみて、体調や装具交換について聞かれました。

 

私は、装具の漏れ対策について質問しました。

 

漏れの原因として多いのは、パウチにおしっこをためすぎること、パウチの上をベルトなどで圧迫すること。なので、まず、それらに気をつける。

 

こまめにパウチの中身を捨てたほうが安全。2時間程度で捨てれば、面板への負担が少ない。

 

装具交換のとき、面板のパウチの中心近く、ストマのまわりからしっかり押さえると、漏れにくい。

 

装具交換のとき、面板の接着剤のストマのまわりが白く溶けている幅をよく観察する。幅が均等ならばよい。均等でない場合は、問題があるので、ストーマ外来で相談する。幅が1センチを超えると、漏れやすくなる。

 

装具交換の目安は、面板の内側の白く溶ける部分が1センチ程度。

 

ストーマは手術直後はむくんでいるが、いまはもう落ち着いている。プレカットの同じサイズで注文しても大丈夫。

 

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看護師さんは、私の申し送りのコピーを見ながら対応していたのですが、WOC看護師の申し送りで、「ここ数年の患者の中で、いちばんストーマの管理がいい」と褒めている、と言われました。

 

(それは、私が、先輩ウロストミーのみなさんのブログから、ストーマ管理の知識を得たていたからだと思います。入院中に、私がパジャマのズボンに切れ込みを入れてナイトバッグの管を通していたら、看護師さんはびっくりしていました。)

 

申し送りには、ほかにも、私についてたくさん書いてあり、医師や看護師で共有しているようです。「あなたがいろいろ言ってくれるので、私たちは対応できる」と看護師さんに言われました。

 

私が温存治療を望んでいたことや「手術が怖い」と言っていたことも、申し送りに書いてあるのだろうなあと思いました。手術を怖がっていることについて、担当になる看護師さんごと、心配されました。

 

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仕事は、2月13日からの予定でしたが、投影資料を作成したり、いろいろ準備があり、結局のところ、先週水曜から職場に出ています。体調は、丸一日仕事をしても意外と大丈夫でした。

 

体調を見ながら、無理せず、ぼちぼちやっていけたらと思います。せっかく助けてもらった命なので大事にしようと思います。

 

 

 

病院の窓からの景色。退院直後は、入院生活や主治医が懐かしくて思い出してばかりいました。