はなさんは少年に触れた

「あなたが私を見つけたのね」

見つけることと見つけられることは

同じようで全く違う

はなさんは自分に問いかける

そして

「行かなくてはいけないの」

少年にそう告げてはなさんは歩き出す

少年の強い眼差しを

だらしない身なりを

坊主頭を

愛しく瞼に残しながら