うちの父親って

「バカ」が付くほど人がいい。


いい方にしか考えないから、

人に騙される事も多かったし

詐欺にも引っかかったし…( ̄▽ ̄;)



うちの母は、父親とは反対の性格。

リスクを考え用心深い。


今考えても、父親は人がよかった。



ただ、いい人の周りには

その人を利用しようとする人も多かった。



甘い蜜に群がるアリみたいに。




その筋の方も怖いけれど

もっと怖い人が身近にいたんだよね。



それは「ご近所さん」


父親の会社の羽振りがいい頃。


うちの父親は

仕事が終わり職人さん達が帰ってくる時間に合わせ、近くのお寿司屋さんやラーメン屋さんに

配達をお願いしていた。


会社は家の隣だったので、

ご近所さんは、配達のことを知っていたんだよね。


その時間になると、

ご近所さん達は偶然を装い、事務所に訪れる。



父が「一緒に食べんね」と

言ってくれるのを待っていたんだよね。


まぁ、今でいうとこの、「あざとさ」


それも、1度や2度じゃない。


挙句の果てに、父親も

「呼んできてやれ」と頭数に入れてしまう始末。



それを当たり前の様に、ご相伴に預かるご近所さん。


母が不機嫌だったのを、何となく覚えている。


そして、父親が蒸発した時。


そのご近所さん達は

完全に手のひらを返し

他の人達にあることないことを、

面白可笑しく言いふらした。 



怖すぎる…

ある意味、ホラーだよね


自分に利益がないと分かれば

手のひら返し



小学生ながら

「人は信じちゃいけない」

「こんなもんだ」と思ったものだ。



だからなのか

すっとこどっこいな私の中に、

妙に冷静な部分があるのかもしれない。


妙に冷めている部分があるんだよね。



この一件以来。

私の中に

「人を信じる」と「人は信じちゃいけない」の

2つが共存する事となった。


そこの線引きを間違え

時々トラブルになることがあるから

困りもの(;▽;)



でも、つい信じてしまう。



これって、

父親からのDNAに

組み込まれているのかな?(笑)



母からのDNAもあるから

両方持っててもおかしくないのか( ̄▽ ̄;)



さても、

人とは、怖き生き物…(;一_一)