私、１日を始める時に
今日も無事に楽しく
過ごせますように
とお願いします
１日の終わりには
今日も無事に
過ごせてありがとう
そう思っています。
看護師という仕事を
長年してきて学んだこと。
人の未来は
誰にもわからない
今、目の前で笑っている人が
明日には
話すことが出来なくなっていたり
もう二度と、
その笑顔を見ることも
出来なくなってしまうこともあります。
人間の命って
「儚いんだな…」
そう思うこともありました。
それは、
全く予測出来ず、
どうしようもないこと。
今、こうしている私も
明日のこの時間に
この世にいるかどうかも
わかりません。
かと言って、
起こるかどうかもわからない、
そんな予測出来ない未来に
怯えても仕方ないしね。
以前、出会った
80代の男性の患者さんに
言われたこと。
「なぁ、あんたは今日死んでも後悔せんか？」
…………
いや、めっちゃする(；▽；)
彼はゆっくりと話し始めた。
自分は若い頃、家族も顧みず、
仕事だけをしてきた。
自営業だったから
会社を大きくすることだけしか
考えていなかった。
会社を大きくすること＝家族の幸せ
そう思っていたと。
ある日、妻に癌が見つかった。
私の記憶が曖昧だけど、
確かまだ、若く40歳前後だったはず。
見つかった時には
手の施しようがなかった。
あっという間に旅立たれたと。
奥さんは
「いつか、お四国八十八ヶ所巡りに
一緒に行きたい」
そう仰っていたそう。
彼自身も
「早く会社を大きくして
妻とお四国八十八ヶ所巡りをしよう。」
と、思っていたらしい。
黙って夫を支え家庭を守った
素敵な奥さんだったらしい。
妻がなくなって後悔した。
よく考えると
その時、既に、
会社は安定しており、
数日間、四国にいっても大丈夫だった。
でも、今でなくてもいつでも行ける。
「いつでもある」
そう思っていたと。
でも、それは妄想。
いつでもある「時間」
いつでもいる「人」
いつでもある「場所」
いつでもある「健康」
いつでもある「愛情」
いつでもある「命」
それは当たり前ではないよ。
当たり前にあるから
無くなるという発想がないんですよね…
失った時に
初めてあったことの
大切さを感じる。
「ある」は無限ではなく有限です。
彼は、奥さんの49日が終わると
奥さんの遺影と共に
お四国八十八ヶ所巡りの旅に
出かけたそうです。
そして、それからは彼も
自分の人生を楽しむことにした。
お四国八十八ヶ所も
３～４回巡った。
海外数十ヶ国旅したそうです。
もう今は、車椅子生活で、
自分の足で歩けることはないけど
いつお迎えが来ても後悔はないと。
「だから、あなたは
自分の思うこと・したいこと
我慢せずにしなさいね。
極端だけれど、
今日死んでも、後悔しないように。」
そうお話してくれました。
私は今あるものに
感謝をしていただろうか？
いつでもあると思っていなかったか？
もし、今日で人生を終えるとしたら
後悔しないだろうか？
自問自答してみた。
当時の私は
「いつでもあるもの」が
なくなるなんて
考えたこともなかった。
「いつでもあるもの」
に対して、それが当たり前だから
感謝なんてしていなかった。
明日が来ないとしたら
すごく後悔する。
私の答えでした。
私、何やってたんだろ？
いつもいつも我慢して
自分のことは、後回しにして…
つい、
行きたいところがあっても
「またでいいか」
食べたいものがあっても
「いつでも食べれるしなぁ」
伝えたいことがあっても
「また、次でいっかぁ」
とか、思っていたなぁ。
でも、次は本当にあるの？
そう思うと、後悔したくないって
思うようになりました。
今の
私の行動力の源はここからです。
今、出来ることを
最大限にしていきたいなぁと
思っています。
出来ることを
頑張ってやる
というのとは違って
というのとは違って自分の気持ちに正直に
生きていこうね～٩(ˊᗜˋ*)و
ということです。
日々感謝
色んなものや色々な人に感謝
無事に過ごせたことに感謝
今「あるもの」を大切に
一瞬一瞬を大切にして
すすんでいきましょうね